諸情勢の報告(平成26年9月議会)

2014年9月8日

平成26年9月2日

平成26年第5回(9月)  千曲市議会定例会

諸情勢の報告

 

 

提案説明を申し上げる前に、若干の時間をいただき、6月市議会定例会以降の主な「諸情勢」について申し上げます。

 

 

はじめに 

◆「816日の大雨による農地等の被害報告について」であります。 

814日から16日にかけて太平洋高気圧の張り出しが弱く、本州上に停滞した前線に南から湿った空気が流れ込んで局所的に強い雨が降りました。 

この影響により、16日午前11時~12時の時間雨量は八幡地区で27mm、戸倉八王子地区で20mm、聖高原で31.5mmを観測しております。 

この大雨による市内での建物や、農作物への直接の被害はありませんでしたが、(819日の時点で、)八幡、桑原地区の水田3箇所で畔の崩落を、また羽尾、桑原地区で農業用水路2個所の被害を確認しております。 

 被害総額は約800万円と見込んでおり、市といたしましては、国庫補助対象となるか、改めて長野地方事務所と立会をして決定して参ります。 

 また、国庫補助対象とならない場合につきましても、市の災害復旧補助により対応することとし、今議会に補正予算を計上させていただいたところであります。 

 

 

◆次に、「稲荷山地区伝統的建造物群保存整備事業について」であります。 

去る625日に開催された市都市計画審議会の審議を経て、78日付で稲荷山字町屋敷を中心とする約13ヘクタールを「千曲市稲荷山伝統的建造物群保存地区」として都市計画決定しました。 

 また、「保存計画」については、本年2月から「市伝統的建造物群保存地区保存審議会」において集中的にご審議いただき、724日に答申され、教育委員会の決定を経て731日「保存計画」の告示を行ったところであります。 

 これらの経過を経て、81日には、文部科学大臣へ「重要伝統的建造物群保存地区」の選定について正式に申出を行いました。順調に進めば年内には国の重伝建地区として選定されるものと考えております。 

 今後は、所有者はじめ地域住民の皆様の一層の御理解と御協力をいただき、稲荷山地区の地域振興と千曲市の活性化に努めて参ります。 

 

 

◆次に、「長野広域連合が計画しているごみ焼却施設について」であります。 

長野広域連合が千曲市に建設を予定しております「ごみ焼却施設」について、現在、県条例に基づく「環境影響評価」の手続きを進めており、この度、準備書が完成し、県へ提出する運びとなりました。 

これに先立ち、長野広域連合では、725日及び29日に、準備書の(案)の段階で、地元屋代第5区及び屋代第6区の皆様に対し、ごみ焼却施設の建設工事及び稼働が周辺環境に及ぼす影響についての説明会を開催しました。説明会では、区民の皆様から準備書(案)の内容に関する質疑のほか、施設の安全性を求める要望や地元の意見を十分聞いてほしいなどのご意見をいただきました。また、930日には、全市民を対象とした説明会も開催する予定であります。 

なお、準備書(案)の総合評価の結果は、適切な環境保全措置を講じることにより周辺環境に及ぼす影響は回避・低減され、環境への影響は小さいとの評価であり、特別な問題はないとされています。 

今後のスケジュールとしては、県に準備書(案)を提出。一般に公開し、住民等の意見を聞くとともに、県の技術委員会の審議を経て、来年2月頃、県知事の意見を付して、年度末をめどに最終的に評価書として取りまとめられることとなります。 

このため、市としては、長野広域連合が進める環境影響評価の手続きと並行しながら、地元の皆様から事業計画や周辺整備等についてのご意見・ご要望を十分お聞きし、協議を重ね、建設同意が早期にいただけるよう努めて参ります。 

 

 

◆次に、「第1学校給食センター及び戸倉上山田中学校の改築事業について」であります。 

 第1学校給食センターにつきましては、88日に入札を行い、建築主体工事は「中信建設株式会社」が、電気設備工事は「株式会社KDK」が落札し、812日に仮契約を締結。今議会に工事請負契約の締結について議案を提出しているところであります。 

機械設備工事につきましては、95日に入札を予定しており、事務が整い次第、今議会に追加提案をお願いしたいと考えております。 

また、戸倉上山田中学校改築事業についても88日に「実施設計業務委託」の入札を行い、長野市「株式会社宮本忠長建築設計事務所」が落札いたしましたので、今年度中には実施設計を完了させたいと考えています。 

 

 

◆次に、「千曲川ハーフマラソン大会について」であります。 

かねてより、交流人口の拡大と観光振興をめざして、大勢の皆様に参加していただける新たなスポーツイベントを検討して参りましたが、この度、千曲川の右岸と左岸の堤防道路を中心コースとする、ハーフマラソン(仮称ではありますが「湯ったりマラソン」)大会を、来年315日の日曜日に開催すべく準備を進めているところであります。 

本年度は、初の開催となることからプレイベント的な位置づけとなりますが、開催時期、コース、サポート体制など総合的に十分な検証を行い、今後の本格的な大会に備えて参りたいと考えています。 

なお、既に、新聞報道でもありましたが、北陸新幹線の金沢までの開業が来年314日に決まったことから、翌15日に開催を予定している本マラソン大会を北陸新幹線の金沢開通イベントの一つとして位置付け開催できたらと考えています。 

 

 

◆次に、「高齢者福祉について」であります。 

「第5期しなのの里ゴールドプラン21」に基づき、地域密着型サービスの基盤整備を進めておりますが、この度、定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業の委託先を、長野寿光会上山田病院に決定をし、来年度4月から業務を開始することになりました。 

この事業は、24時間365日、訪問介護と訪問看護の両方を提供し、定期の巡回と随時の対応を行うサービスです。事業開始に向け、今年は事業内容の周知や利用促進等をはじめ、介護支援専門員など関係者への研修などにも取り組んでいくこととしております。 

 

 

◆次に、「成年後見制度普及啓発等推進事業」であります。 

 この事業は、判断能力が十分でない方が住み慣れた地域で安心して生活できるよう手助けをする成年後見制度の普及啓発等を推進するもので、この度、その運営を社会福祉法人千曲市社会福祉協議会に委託をし、この10月から社会福祉協議会の中に「成年後見支援センター」を開設することになりました。 

センターでは、制度の普及啓発を推進するほか、利用相談及び支援手続などを実施していくことにしています。 

 

 

◆次に、「子育て支援について」であります。 

 国の「子ども・子育て支援新制度」は、すべての「子ども子育て家庭」を対象に、幼児教育や保育、地域のさまざまな子育てを支援し、子育てしやすい環境の創出を目的としています。 

具体的には、幼稚園や保育所のほか「認定こども園の普及」や「小規模保育」など新たな保育の場の確保に努めることにしています。また、地域の実情に応じた子ども子育て支援を行うため、放課後児童クラブなど子育て支援施設における支援事業の充実も図ることとしています。 

 このため、市としては本年3月から「千曲市子ども子育て会議」を設置し「支援事業計画」の策定に着手しており、8月の末までに3回の会議を開催して参りました。 

現在、計画の策定を進めておりますが、「子ども・子育て支援新制度」は来年度から開始されますので、具体的で実効性のある計画となるよう関係者の意見をお聞きしながら来年2月を目途に策定して参ります。 

 また、現在工事中の、上山田保育園改築事業につきましては、8月末の進捗状況が約95%であり、概ね計画通り進んでいることから、今月中には完成をする予定であります。 

 

 

◆次に、「北陸新幹線新駅誘致について」であります。 

新幹線新駅誘致に向けては、市内18会場で説明会を開催し、1,000人を超える皆様に参加いただきました。市民説明会の内容については、市報8月号、9月号並びにホームページで、質問等を整理し集約したものを掲載し、市民の皆様にお知らせをして参りました。 

引き続き市民の皆様の御理解を得るよう機会あるごとに、十分説明を尽くして参りたいと考えております。 

一方、同盟会が取り組んでおります署名活動については、現在約11,000名を超える皆様の賛同をいただいております。 

また既に、長野県選出の国会議員の方々全員に同盟会顧問に就任していただいたほか、新たに、長野県議会議員57名中51名の議員の皆様に、同盟会顧問や相談役に就任していただきました。また、千曲市周辺の市町村長及び議長のほか、長野市議会議員、篠ノ井及び松代地区住民自治協議会の代表が役員として参画していただくなど、私たちが考える以上に、他の市町村の方は千曲市の新駅について非常に期待をしていることを、私自身が身をもって感じたところであります。 

また、千曲商工会議所・戸倉上山田商工会のご協力により、千曲市周辺の長野・松本・上田・須坂・大町・塩尻の各商工会議所や坂城町商工会についても、新駅誘致の主旨を御理解いただき、同盟会への参画団体に加入していただきました。 

この他、同盟会の活動として、公共施設を中心に38か所へ約120本の「のぼり旗」の設置や、市内保育園・幼稚園の年長を対象に「ぬり絵」を募集したほか、市内小学校の高学年を対象とした「新幹線とわたしたちの未来のまちの様子」をテーマとした絵画の募集等も行っていただきました。また、7月には、来年春に開業を迎える「上越妙高駅」の視察見学会なども開催していただきました。 

今後とも、同盟会の皆様と力を合わせ、組織の拡大を図るべく、新駅誘致に向けた取り組みを続けて参りたいと考えています。 

また、北陸新幹線金沢~長野間の開業が、来年314日に決定したことで、駅のある飯山市や長野市など沿線の市町村では、人・物・情報の交流が一層活発化するとして、様々な取り組みを展開しており、マスコミでも大きく取り上げられるなど、期待の高さを感じることができます。 

市としても、こうした報道を見るにつけ、千曲市の将来、長野県の将来にとって新駅の役割は大変大きいものと確信するとともに、引き続き、新駅誘致に最大限の努力をして参ります。 

 

 

◆次に、「産業支援対策について」であります。 

 長野県中小企業振興センターが発表した「長野地区の景気動向報告」によると、非常に良い状態が継続しているとしており、12月ころまでは繁忙状態が続くのではないか、と予測しています。 

特に自動車関連の分野は、好調のようであるものの、業種によっては苦戦している分野もある様にお聞きしています。 

 また、多忙ではあるが事業利益が伸びない。あるいは人材不足等といった新たな課題も出てきており、市としても、長びく不況からの脱却に向けて、企業の積極的な設備投資や経営改善、更には市場開拓等を推進するため、制度資金の充実や国・県等の補助事業の活用について積極的に取り組んできたところであります。 

中でも、国の経済対策への対応については、「中小企業・小規模事業者ものづくり・商業・サービス革新事業補助金」の積極的な活用を働きかけており、補助金の申請及び採択に向けた支援等について、産業支援センターの技術アドバイザーを中心に取り組んで参りました。 

その結果、市内企業からは第1次・2次分を合わせ17業者が申請を行い、そのうち9業者が採択されています。これは、県内市町村の中でも高い数値であり、これまでの取り組みの成果が表れたものと、うれしく思っています。 

なお、採択まで至らなかった案件については、再度内容等の見直しを行い、第3次申請の採択に向けて鋭意取り組んで参ります。 

また、千曲市中小企業振興資金についても、市内企業の設備投資や経営改善等を後押しするための資金として、本年4月から一部改正し充実を図って参りました。 

その結果、4月から7月までの4か月間の設備投資資金融資額では、前年同期が6,610万円でしたが、本年度は14,151万円と前年同期比214%となっています。 

これは、昨年1年間の設備投資関連の融資総額1223万円をすでに上回っており、事業の拡大や新規事業への取り組みなど、企業における設備投資意欲が高まっていることを示しており、今後もこの流れが続いてほしいと願っています。 

また、新たな創業を目指す方の問い合わせも増えており、市内企業においても、景気回復の兆しが徐々に見えてきているものと感じています。今後も、商工団体や銀行等とも連携しながら積極的に支援して参ります。 

 

 

◆次に、「第3回千曲川地域ブランドフェアについて」であります。 

928日(日)に、東北信30市町村に呼びかけて「第3回千曲川地域ブランドフェア」を戸倉体育館で開催することにしています。 

 現在、昨年と同数の69業者の出展を予定していますが、今回は北信地区の2つの農業高校と長野県農業大学校にも出展いただけることになっており、うれしく思います。 

各地域で頑張っている「道の駅」、「農産物直売所」、「農業生産法人」や「食品加工業者」の皆さんが千曲市において、このようなイベントに参加していただくことで、千曲川沿線の連携が一層進み、地域農産物の販売促進を通じて、地域活性化に貢献できればと思うと同時に、ブランドフェアをきっかけに当市がめざす「千曲川共和国」の設立の足掛かりになればと期待しています。 

 

 

以上、申し上げ、諸情勢の報告とさせていただきます。

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