千曲市農業再生協議会水田フル活用ビジョン

2017年4月1日

 1 地域の作物作付の現状、地域が抱える課題

 

千曲市においては、一人当たりの水田経営面積が少ないため飯米農家が多い地域である。水田面積に占める主食用米面積の割合が60パーセント前後で推移しており、千曲川沿いの肥沃な土地を活用した稲作を中心とした水田農業地帯である。平坦地においては、担い手への農地の利用集積も進みつつあるが、山々に囲まれて中山間地域も多く、担い手集積も進まず、遊休農地の増加・活用が課題となっている。また、農家の高齢化、後継者不足も進んできており、農家戸数の減少も見られ、農業・農村自体の維持も課題となってきている。

独自の取組みとして、ブロックローテーションに取組んでおり、この地域を中心に担い手が中心となって大豆・麦、地域振興作物の作付けを行ってきた。しかし、近年は、もともとの稲作地域ということもありブロックローテーション内での転作、またブロックローテーション自体の維持が難しくなってきている状況である。

 

 

2 作物ごとの取組方針

 

 

 

(1)主食用米

 

 生産調整の実施、需要に応じた米の生産を行う。また、中食・外食のニーズに対応した生産や安定取引の推進を図る。

 

 

 

(2)非主食用米

 

  ア 飼料用米

 

     転作作物への位置づけを図る。

 

  

 

  エ 加工用米

 

     農業者への取組を推進し、産地交付金を活用しつつ長野県酒造組合への清酒用として生産拡大を図る。

 

  

 

(3)麦、大豆、飼料作物

 

 大豆・麦については、これまで地域で産地化を図ってきた品種を中心に、販売競争力を高め、農家経営の安定化を進めるとともに、生産性及び品質の向上、二毛作を定着させることにより安定した生産量を確保し、実需者から継続して取引ができる産地の確立をめざす。そのため産地交付金を活用し、担い手においてはブロックローテーション地域等での転作を促進し、1経営体で3ha以上の土地利用集積を図るようにする。また、担い手以外の農家に対しては、ブロックローテーションにより概ね3ha以上の土地利用集積が図られた農地での作付けの取組を推進することで、当該農家の積極的な転作を推進する。二毛作を推進し、水田フル活用をし、農業者の生産性向上を行う。

 

(4)そば、なたね

 

 ブロックローテーション地域や中山間地域の水田を中心に取組を進め、地元の実需者との結びつきを図っていく。また、ブロックローテーション地域内での二毛作を支援することで水田を有効に活用し、農業者の所得向上を図っていく。

 

 

 

(5)野菜

 

 たまねぎ、アスパラガス、トマトは従来から地域特産品として取組んできた野菜作りであるが、これをしっかりと継承していくため、産地交付金を活用し作付けを促す。また、別紙の作物を地域振興作物として水田での栽培に対し支援を行うことで水田の有効活用を図っていく。

 

 ・たまねぎ、アスパラガス、トマト

 

  従来から地域特産品として取組んできた作物であり、水田での作付けを増加させ、一定の出荷量を確保することで、当該地域でのさらなるブランド化を図っていく。

 

 

 

(6)花き・花木

 

 トルコギキョウ、アリウム、グラジオラスを地域特産品として地域で取組んできた花きであるが、この取組をしっかりと継承していくため、産地交付金を活用し作付を促す。また、別紙の作物を地域振興作物として水田での栽培に対し支援を行うことで水田の有効活用を図っていく

 

 ・トルコギキョウ、アリウム、グラジオス

 

  従来から地域特産品として取り組んできた作物であり、水田での作付けを増加させ、一定の出荷量を確保することで、当該地域でのさらなるブランド化を図っていく。

 

 

 

(7)果樹

 

 千曲川ワインバレー特区に認定されたことを契機に、今後ワイン用ぶどうの作付けを拡大させワイン用ぶどうの産地化をするため、産地交付金を活用し作付けを促す。また別紙作物を地域振興作物として水田での栽培に対し支援を行うことで水田の有効活用を図っていく。

 

 ・ワイン用ぶどう

 

  平成27年6月、千曲川ワインバレー特区に認定されたことを契機にワイン用ぶどうの作付けを拡大させ、ワイン用ぶどうの産地化を図っていく。

 

 

 

(8)地力増進作物

 

 ブロックローテーション地域を中心に、転作が難しい地域への作付けを促す。

 

 

(9)不作付地の解消

 

 現行の不作付け地(約20ha)については、今後5年間で担い手への農地集積を進め、大豆・麦・ワイン用ぶどうの作付けにより4haの解消を図る。

 

 

 

3 作物ごとの作付予定面積

 

作物 平成28年度の作付面積ha 平成29年度の作付予定面積ha 平成30年度の目標作付面積ha
主食用米 465 460 458
飼料用米 1 1 1
米粉用米 0 0 0
WCS用稲 0 0 0
加工用米 0 0 0
備蓄米 0 0 0
76 81 82
大豆 20 24 25
飼料作物 0 0 0
そば 1 1 1
なたね 0 0 0
その他地域振興作物      
  ・野菜・花き・花木・果樹・地力増進作物 9410 9410 9520
         

 

4 平成29年度に向けた取組及び目標

 

取組番号 対象作物 取組 分類 指標 平成28年度(現状値) 平成29年度(目標値)
1 麦・大豆 担い手が農地を利用集約 実績面積 71 72(   )
2 たまねぎ・アスパラ・トマト・トルコギキョウ・アリウム・グラジオラス 地域振興作物として振興 実績面積 5 6(   )
3 麦・大豆・そば 団地化 実績面積 4 5(   )
4 大豆・そば ブロックローテーション内での二毛作 実績面積 25 39(   )
5 ワイン用ぶどう 地域振興作物として振興 実績面積 0 1
6 麦、大豆 二毛作 実績面積 40 55
7 そば 二毛作 実績面積 14 15

 

 

 

 

  

 

 

 

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