諸情勢の報告(平成26年12月議会)

2014年12月1日

平成26年12月1日

平成26年第6回(12月)  千曲市議会定例会

諸情勢の報告

 

 

提案説明を申し上げる前に、若干の時間をいただき、9月市議会定例会以降の主な「諸情勢」について申し上げます。

 

はじめに

◆「長野県神城断層地震について」であります。

 1122日午後108分ころに長野県北部を震源とする地震が発生し、長野市、小川村、小谷村で震度6弱、信濃町、白馬村で震度5強を観測し、千曲市でも震度4が観測されました。

 この地震により、白馬村、小谷村を中心に小川村、長野市などで家屋の倒壊や地滑りなど大きな被害が発生しました。被害を受けられた皆様に心よりお見舞い申し上げます。

市では、この地震に対応するため、地震発生直後から、警察、消防、市職員による道路や水道施設等の被害状況調査を実施し、復旧対策に備えるとともに、長野県市町村災害時相互応援協定に基づく応援活動等について、県や長野市など関係機関と協議を行いました。

 翌23日には、早朝より住宅等の被害や市の公共施設、道水路等の点検を実施しましたが、市の施設について被災はありませんでした。市内では、店舗ショーケースのガラスの破損、住宅の壁の亀裂拡大、土蔵の外壁剥離、寺院本堂の祭壇転倒と石灯籠倒壊の被害報告がありましたが、いずれも軽微な被害で、人的被害はありませんでした。

また、千曲・坂城消防本部では長野県消防相互応援協定に基づき、23日午前330分に救急隊3名、救助隊5名、支援隊2名の総勢10名が北アルプス消防本部に集結するため消防本部を出発し、県内から出動した消防隊と共に、白馬村の被災住宅を1軒ずつ回り、安否確認を行うなどの捜索活動を行いました。

今後は、県や県市長会等と協議をしながら、必要に応じて被災地への人的または物的な支援を実施して参ります。

 

◆次に、「災害時等における妊産婦及び乳児とその母親の緊急受入に関する協定について」並びに「高齢者見守り協定について」であります。

 1030日、杭瀬下地区に移転新築した「株式会社 信毎販売センター 屋代営業所」の2階会議室を、災害等により避難を余儀なくされた「妊産婦さんや乳児とその母親の方」の緊急避難先として提供いただくための協定を、「株式会社信毎販売センター」様と締結しました。

民間企業からの避難施設の提供は、市内で初めてとなりますが、今回は、妊婦さんなどを受け入れるため、トイレにおむつ交換台の設置をはじめ、授乳ができる個室も用意されており、大変心強く感じている次第であります。

今回の協定締結により、公共団体や民間機関等との災害協定は30協定になりますが、いつ発生するかわからない大規模災害に備え、引き続き支援いただける団体等と順次、協定を締結して参ります。

 また、今回の協定締結に併せて、「信毎販売センター屋代営業所」及び「市内新聞販売店5店」と「高齢者の見守りに関する協定」も締結いたしました。

協定の内容は、新聞の配達時に新聞が取り込まれていないなどの高齢者世帯に異常があった時に、「更埴地域包括支援センター」に通報していただくなど、日常的に高齢者を見守ろうとするものであります。

 

◆次に、「稲荷山の重要伝統的建造物群保存地区の選定について」であります。

 かねてより申請をしておりました「稲荷山伝統的建造物群保存地区」について、1017日、国の文化審議会が、稲荷山地区を「重要伝統的建造物群保存地区」として選定するよう文部科学大臣に答申いたしました。

長野県内では6地区目、全国では109番目の重要伝統的建造物群保存地区となります。

 建物所有者はもちろん、地域の皆様方の深い御理解と御協力が、今回の選定につながったもので、心から感謝申し上げる次第であります。

 今後は、平成27年度から蔵の修理や修景事業等を進めるとともに、駐車場の確保や防災計画の作成についても着手して参ります。

また、稲荷山地区から八幡、姨捨、更級、上山田温泉地区までを歴史的文化資産を保存・活用したまちづくりを進める重点区域と位置づけ、国土交通省・農林水産省・文部科学省の3省が関わる歴史まちづくり法による「歴史的風致維持向上計画」を策定し、これら川西地区の振興・整備を図って参りたいと考えています。

 

◆次に、「天皇陛下御製碑建立について」であります。

 平成26年度の年頭に、天皇陛下が前年にお詠みになられた御製5首が発表されました。その中の第1首に「あんずの里スケッチパーク」をご訪問された時の情景を、「赤き萼の 反りつつ咲ける 白き花の あんず愛でつつ 妹と歩みぬ」とお詠みになられました。

 このように天皇陛下が千曲市を思っていただけることに、心から感謝をし、あんずの里スケッチパーク内の行幸啓記念碑の隣に「御製碑」を建立。930日には、市議会議長、地元議員、地元区長、天皇皇后両陛下行幸啓の際に、ご参列された皆様により、記念碑の除幕式を執り行ったところであります。

両記念碑が、あんずまつりの際など全国から多くのお客様にお越しいただけるきっかけになればと思っています。

 

◆次に、「長野広域連合が計画しているごみ焼却施設について」であります。

長野広域連合が千曲市に建設を予定しているごみ焼却施設については、

現在、県条例に基づく環境影響評価の手続きを進めておりますが、県による準備書の公告・縦覧が終了し、意見募集に対して5名の皆様から意見が提出されました。

準備書を作成した長野広域連合では、ごみ焼却施設が周辺環境に及ぼす影響については、「適切な環境保全を講じることにより回避・低減され、総合的な環境への影響は小さい」と最終的に評価していますが、今回寄せられた意見は、搬出入車両による騒音を心配する声や千曲川の増水等に対する浸水対策をはじめ防災対策についての要望等となっています。

今後は、準備書に対する市や地域の意見を踏まえて、県環境影響評価技術委員会で審議をし、県知事の意見を経て、年度末をめどに評価書として取りまとめる予定であります。

また、市としては、長野広域連合が進める環境影響評価の手続きと並行しながら、地元の皆様から事業計画や周辺整備等についてのご意見・ご要望等を十分お聞きしながら、一定の方向付けをするなど、早期に建設同意がいただけるよう鋭意努めて参ります。

 

◆次に、「上山田保育園の改築について」であります。

 施設の老朽化のため、昨年9月から改築事業を進めて参りました上山田保育園が予定どおり9月末で完成し、1010日、新園舎で完成式を行いました。

 新園舎は、市立保育園では唯一の木造で、県産材を活用して木の温もりが感じられる、定員130名規模の園舎であります。

 また、設備につきましては、10Kwの太陽光パネルを設置して省エネを図るとともに、防音・室内温度管理強化のためのペアガラスや全室にエアコンを導入するなど、園児の健康管理にも配慮したところであります。

 なお、園庭の芝生化につきましては、来年夏までに完成の予定で進めて参ります。

 

◆次に、「第1回千曲川ハーフマラソンについて」であります。

 来年の315日に開催を予定しています「第1回千曲川ハーフマラソン」については、1122日土曜日から参加申し込みを開始いたしましたが、22日から24日までの3連休の間に、およそ「850」名の方に参加申込みをいただきました。第1回目の大会ということで知名度も低い大会ですが、多くの方に関心をいただいているのではないかと感じているところであります。

 また、ハーフマラソンの開催日となる315日は、その前日の314日が、北陸新幹線の金沢延伸開業日ということから、JR東日本と協議のうえ、「金沢延伸記念ハーフマラソン」と位置付けて開催することとなりました。

 今後、大会に向けて、ボランティアや各種団体など、多くの市民の皆さんに、大会を支え、また応援していただくなど、様々な形で参加いただけるよう工夫しながら大会を盛り上げて参ります。

 なお本大会は、初の大会であることからプレ大会と位置付け、1,500人のランナーの参加を目標としていますが、将来的には8,000人規模を目指し、信州のハーフマラソンとして定着していきたいと考えています。

 

◆次に、「第3回千曲川地域ブランドフェアについて」であります。

 千曲川流域の東北信30市町村に呼びかけ、地域で頑張っている農産加工業者、農産物直売所、道の駅など69業者に出展いただき、928日、戸倉体育館で「第3回千曲川地域ブランドフェア」を開催いたしました。

今年は、地元農業高校や県農業大学校の皆さんにも出展いただいたほか、清泉女学院大学の学生の皆さんに託児や受付・販売等のお手伝いをしていただきました。

 当日は、県内外から3,100名余にご来場いただき、千曲市を中心にして市町村の枠組みを超えた「千曲川地域」としての連携とPRができたものと思っております。

 

◆次に、「創業支援等にかかる業務提携・協力に関する協定の締結について」であります。

 1031日に産業競争力強化法に基づく「千曲市創業支援事業計画」が国から認定されたことに伴い、115日、県下では初めてとなる「創業支援等にかかる業務提携・協力に関する協定」を締結いたしました。

これは、市内において創業を目指す方々に対し、行政と商工団体・金融機関・信州大学工学部が連携して、ワンストップで個別相談に応じる「ちくま創業サポートデスク」を設置し、効果的な支援を行おうとするものであります。

今回の協定により、金融機関を含めた、まさに産学官金の連携により、より細かな創業支援体制ができるものと期待しています。

 

◆次に、「北陸新幹線延伸に向けての取り組みについて」であります。

北陸新幹線『長野経由金沢延伸』の開業が、来年314日に決定し、現在27往復している東京-長野間は、延伸後は金沢発着便を含め計40往復に増え、速達タイプの「かがやき」は東京-金沢間を10往復、最速2時間28分で結び、県内では長野駅だけに停車するようであります。

他に、停車タイプの「はくたか」が14往復、現行の長野新幹線タイプの「あさま」が16往復しますので、合わせて40往復が千曲市内を通過していくこととなります。

駅のある沿線の県や市町村では、経済交流の拡大を見据え、積極的な観光PRなどに努めているほか、経済団体も民間交流会議を設立し、イベントの開催など、様々な取り組みを展開しており、金沢延伸への期待の高さが感じられます。

市としても、北陸圏への観光キャンペーンを積極的に行っていますが、1021日・22日には、私も自ら、金沢市・富山市の旅行会社を訪問して、善光寺御開帳とあんずの花、宿泊は戸倉上山田温泉へとPRをして参りました。感触は非常に良く、パンフレットに掲載されることを期待しております。

また、合わせて観光課・観光協会の職員により、金沢駅で1,000部、富山駅で500部の観光パンフレットとりんごなども配布してPRを行うとともに、アンケートを実施しました。その結果、長野県千曲市を認知している方々は、まだまだ少数であると実感をいたしました。

今後も富山空港を利用したインバウンド観光も視野に入れ、積極的な北陸方面への観光PRを実施していきたいと考えております。

 

◆次に、「北陸新幹線新駅誘致について」であります。

現在、機会あるごとに構想案の説明をしており、10月には子育て支援センターの事業に合わせ、子育て中の若いお母さんを対象に説明会を行いました。集まったお母さんからは、新駅の誘致と併せ、子どもと一緒に一日過ごせるショッピングモールなどの商業施設の要望もあり、新駅とまちづくりについて、若い世代では非常に期待を寄せていることを感じたところであります。

今後も、市民の皆さんに御理解いただけるよう努め、更に、県の担当部局と協議・調整を重ねながら、県と市が一緒になって新駅誘致を図っていけるよう努めて参ります。

また、現在の期成同盟会役員就任状況でありますが、長野県選出の国会議員全員と、長野県議会議員51名が顧問・相談役に就任していただいたほか、長野市議会議員16名が参与に、周辺の自治体では、上田市、安曇野市など 6市長、坂城町など2町長、麻績村、生坂村など6村長、松本市、塩尻市などの14議長が顧問に、また篠ノ井地区と松代地区住民自治協議会等の4団体が新たに参画いただき、代表が顧問に就任いただきました。

経済団体では、長野県経営者協会・長野市等の8商工会議所、安曇野市・坂城町等の10商工会、上田市・中野市等の8観光協会が、参画団体としてお引受けをいただいている状況であります。

この他、同盟会では、新幹線新駅誘致に市民の皆さんの理解を深めるために、市内小学校の高学年を対象に「新幹線とわたしたちの未来のまちの様子」をテーマとした絵画の募集を行いました。44点の応募があり、審査会を実施し最優秀賞等の作品を選び表彰いたしました。また、市内保育園の年長児を対象に、新幹線の「ぬり絵」を募集したところ、多くの作品が寄せられました。寄せられた作品は、市のホームページでもご覧いただけますが、屋代駅の市民ギャラリーや戸倉創造館にて展示会などを開催していきたいと考えています。

今後とも、市議会、同盟会の皆様と力を合わせ、組織の拡大を図りつつ、新幹線新駅誘致に努力をして参ります。

 

◆次に、「銀座NAGANO しあわせ信州シェアスペース」であります。

 信州の魅力をまるごとシェアできるトータルスペースとして、1026日、「銀座NAGANO しあわせ信州シェアスペース」が、東京銀座にオープンいたしました。

11月と12月は各広域連合単位に出展をすることとしており、千曲市は1222日の夜の部から、23日終日を担当いたします。

千曲市の出展では、体験イベントとして、あんずを使ったスイーツ作りや千曲市産の日本酒と漬物を使った料理の提供を計画しており、多くの皆様に千曲市を体験していただければと期待しています。

また、シェアスペースの今後の利用にあたっては、民間事業者の皆さんの利用や千曲市の情報の発信拠点として、有効に活用していきたいと考えております。

 

◆次に、「新庁舎及び新更埴体育館建設について」であります。

新庁舎及び新更埴体育館の建設については、基本理念や基本方針を基に、今後の設計に向けた諸条件を整理するため、機能や規模、建設計画等について具体的に検討した「新庁舎及び新更埴体育館建設基本計画(案)」をまとめたところであります。

今後、地元説明会やパブリックコメントを実施し、新庁舎及び新更埴体育館建設基本設計業務に着手して参ります。

なお、建設資材の価格の上昇や職人不足による建設費の高騰、入札の不調等が続いている状況をみますと、本事業も大きな影響を受けることが推察されることから、工期の短縮や規模・コストの縮減の可能性について、調査・検討を行い、効率的な事業執行に努めて参ります。

 

以上、申し上げ、諸情勢の報告とさせていただきます。

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