屋代遺跡群から出土した土器が千曲市指定文化財になりました

2017年9月22日

 平成29年3月30日、千曲市教育委員会は、千曲市屋代遺跡群馬口遺跡(屋代高校地点)、地ノ目遺跡(市道地点)の水田跡から出土した土器群を千曲市指定有形文化財に指定しました。

 これらの土器は、平安時代前半の仁和4年(888)にこの地を襲った大洪水で埋没したものです。田植え直前の豊作を祈るお祭りで使われた道具と考えられ、千曲市域の古代の社会の実態を明らかにするための第一級資料です。土器には、鉛や植物灰のうわぐすりをかけた緑釉陶器(りょくゆうとうき)や、灰釉陶器(かいゆうとうき)があります。土器の年代や流通の研究といった考古学の重要な研究資料であることはもとより、美術史的にも非常に価値の高いものです。中でも、中央に二つの「帯」がつけられた、突帯付短頸壺(とったいつきたんけいこ)は、完全な形の出土例が全国的にもほとんどなく、極めて貴重な資料です。

 

■指定文化財名称:屋代遺跡群水田遺構出土祭祀遺物群(やしろいせきぐんすいでんいこうしゅつどさいしいぶつぐん)  

 

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      地ノ目遺跡5号畦畔(あぜ)から出土した土器                                 地ノ目遺跡8号畦畔出土の土器(写真奥、右から2点目が突帯付短頸壺)

 

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   突帯付四耳壺(馬口遺跡/屋代高校地点出土)              緑釉陶器 水注(馬口遺跡/屋代高校地点出土)         

 

 

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    灰釉陶器(馬口遺跡/屋代高校地点出土)

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