諸情勢の報告(平成29年6月議会)

2017年12月5日

平成29年6月5日

平成29年第2回(6月)  千曲市議会定例会

諸情勢の報告

 

 

 

 

はじめに

 

 

◆「千曲市中心市街地活性化基本計画について」であります。

 

 

 市内の中心市街地の活気や賑わいを創出し、まちなかの魅力を高め、都市機能の増進及び経済活力の向上を総合的かつ一体的に推進することを目的とした「中心市街地活性化基本計画」を策定しました。

 

 

 計画期間は、平成29年度から平成33年度までの5年間で「中心市街地区域」については「屋代駅周辺まちなか地区」、「戸倉上山田まちなか地区」の2地区を設定いたしました。

 

 

 計画では、様々な活性化のためのプロジェクトが予定されていますが、それぞれの事業の推進に当たっては、本年2月に計画推進組織として設置された商工団体等で組織する「千曲市中心市街地活性化推進協議会」と一体となって取り組んでいくこととしています。

 

 

 なお、ご承知のように、既に、幾つかのプロジェクトが始動しており、「屋代駅周辺まちなか地区」では、527日に公共施設を「まちなかの新たな交流拠点」に位置づけ利用促進を図るプロジェクトの一環として、更埴文化会館において「ちくま未来フェスタ ~NEW・みんなのたまりば~ 」が開催されたところであります。

 

 

 今後も、計画されたプロジェクトの具現化に努め、本計画の基本方針である「個性や魅力を活かす複数拠点の形成」と「回遊と滞在を生み出すまちなか回廊づくり」に取り組むことで、市域全体の活性化につなげていきたいと考えています。

 

 

 

◆次に「屋代地区土地区画整理事業について」であります。

 

 

 新聞報道などでご承知のとおり、屋代地区の上信越自動車道西側地域の土地所有者、借地権者の皆さんによる「屋代地区土地区画整理組合設立準備会」が、521日に発足しました。

 

 

 当該地域は、「国土利用計画」、「都市計画マスタープラン」の中で市街地誘導地域に位置付けており、土地区画整理事業による、賑わいと活力ある大型商業施設などを含めた魅力ある新たな市街地の形成は、千曲市のまち・ひと・しごと創生総合戦略で定めた「広域交流拠点都市」の核となるものであります。

 

 

 市といたしましては、土地区画整理事業の早期事業化に向けて、引き続きこの準備会を支援するとともに、土地利用計画を検討する中で、スマートインターチェンジや幹線道路などの都市基盤を含めたまちづくりを進めてまいります。

 

 

 

◆次に「健康寿命延伸体操『あん姫いきいき体操』について」であります。

 

 

 市民にお馴染みの「あん姫のうた」の曲に合わせ、立っていても座っていても簡単にできる「千曲市健康寿命延伸体操」が完成し、517日、創造館において完成発表会が開催されました。

 

 

 当日は、体操の監修をいただきました長野保健医療大学学長・岩谷力(いわやつとむ)先生をはじめ、創作にご協力をいただいた委員の皆さん、保育園児など約260名の皆さんが出席されました。

 

 

 今後は、介護予防教室など各種の高齢者事業において取入れていくほか、ユーチューブなどでの動画の配信などあらゆる媒体を活用しながら市民への普及に努め、健康長寿のまちを目指してまいります。

 

 

 

◆次に「子育て短期支援事業について」であります。

 

 

 ご承知のように、本年3月に児童養護施設「恵愛」が長野市から千曲市稲荷山に移転新築をされました。

 

 

 児童養護施設は、さまざまな事情により、家族による養育が困難な子どもたちを養育する施設であり、市としても支援をしてきたところであります。

 

 

 こうした中、市内においても、子どもの養育に困難を抱える家庭が増加傾向にあることから、施設側と「子育て短期支援事業」の受入れについて協議を重ねてまいりました。

 

 

 その結果、(1)児童を養育することが一時的、あるいは経済的理由により困難になった場合に、緊急的に養育、保護する「短期入所生活援助事業(ショートステイ)」を実施していただくこと。(2)保護者が仕事等の理由により平日の夜間や休日に不在となる場合や緊急に一時的に児童を入所させ、生活指導、食事提供などを行う「夜間養護等事業(トワイライトステイ)」について、実施していただくこととなりました。

 

 

 今後は、市民皆様に本事業を含む子育て支援策全般にわたって、周知を図ってまいります。

 

 

 

◆次に「幼保連携型認定こども園の開園について」であります。

 

 

 稲荷山幼稚園が「幼保連携型認定こども園」に移行し、4月から「稲荷山くるみこども園」として、定員60人でスタートしました。

 

 

 特に、3歳未満児の定員は10名としており、51日現在、7名を受け入れるなど、増え続ける未満児の入園希望に応えていただけるものと期待しています。

 

 

 

◆次に「副学籍について」であります。

 

 

 3月定例会の施政方針でも述べましたが、本年4月から特別支援学校に通う児童・生徒が、居住する地域の小中学校にも副学籍を置き、学習や行事などに一緒に参加する取り組みとして、「副学籍」を導入しました。

 

 

 これまでに15名の児童・生徒が副学籍の申請をしておりますが、今後は、子どもの希望や障がいの程度などに応じて、どんな授業や学校行事に参加するか、また、地域の行事への参加など、特別支援学校、居住地域の学校などと保護者との間で具体的な交流計画を協議してまいります。

 

 

 

◆次に「中国黒龍江省ハルビン市からの教育旅行(修学旅行)受入れについて」であります。

 

 

 427日から30日まで、インバウンドの推進と子どもたちの国際理解や国際交流の推進を図る目的で、教育委員会と観光交流課の職員がハルビン市の教育局並びに中学校に赴き、教育旅行(修学旅行)誘致活動を行ってまいりました。

 

 

 現在、国では、訪日教育旅行の受入れを促進しており、中国においては教育旅行(修学旅行)の行き先として日本が人気となっています。

 

 

 今回の訪問は、日本並びに中国ハルビン市の教育旅行の取扱い業者が、共に千曲市の関係者であったことから実現することが出来ました。

 

 

 今後は、来訪時における具体的な授業、部活動、給食などの体験内容、市内施設の見学内容等について調整を進め、ハルビン市教育局幹部を含む訪日団の受入れ準備を進めてまいります。

 

 

 

◆次に「国土利用計画(千曲市計画)の改定について」であります。

 

 

 人口減少下における土地利用の基本的条件の変化を背景に、昨年9月に改定された「第五次国土利用計画(長野県計画)」を基本として、「国土利用計画 千曲市計画」の改定に着手してまいります。

 

 

 改定に当たっては、将来の土地利用を「企業立地による都市形成」や「良好な環境と雇用の創出及び保全」、さらには「災害に配慮した土地利用への誘導」など、法に定められた国土利用の基本理念に即して、市民が安心して生活ができる市土(しど)の均衡ある発展を図るための基本指針として策定してまいります。

 

 

 

◆次に「市民とともに歩む市政(協働のまちづくりの推進)について」であります。

 

 

 平成27年度に創設した「協働事業提案制度」については、今年度新たに7件の提案事業を採択し、実施してまいります。

 

 

 市民が自由にテーマを設定する「市民テーマ型」では、『重伝建のまち稲荷山の明日を考える』や『市花セツブン草を知ろう・学ぼう・護(まも)ろう』など4事業を実施するほか、「行政テーマ型」で設定した「地域で支える“ひとり親家庭”サポート事業」では、『子ども食堂』や『学習支援』などを行う3事業が新たに市内3地区で展開してまいります。

 

 

 今後も、協働のまちづくりの趣旨を一層浸透させ、千曲市を元気にする原動力である市民の皆様と共に、協働事業提案制度の定着を図ってまいります。

 

 

 

◆次に「東京大学フィールドスタディ型政策協働プログラムについて」であります。

 

 

 東京大学では、今年度から地方自治体が抱える課題について、学生が1年間かけて解決に取り組む「東京大学フィールドスタディ型政策協働プログラム」を開始することとなり、このほど千曲市が事業協力自治体に選定されました。

 

 

 プログラムの実施に当たっては、長野県を含む7つの県が加盟する「自立と分散で日本を変えるふるさと知事ネットワーク」が協力団体となっており、県の協力も得て、千曲市の大きな課題であります「戸倉上山田温泉の活性化について」研究していくことになりました。

 

 

 プログラムに参加する学生は、(1)夏休みとなる8月頃から千曲市に一定期間滞在しながら市民や観光客などの声を聞くなどして、この地域の具体的なニーズを発掘する。(2)集積した情報と課題を東京大学の図書館や学内所蔵の資料、集積されたデータなどを活用しながら学内の多様な研究者や専門家などと協議して解決の糸口を見いだす。(3)集積した情報の取りまとめと課題解決の道筋を行政や地域の皆さんに提案する。といった三つの要素に取り組むこととしています。

 

 

 市では、学生が行う現場における多様な人との交わりを支援するとともに、大学の専門知による温泉の活性化方策に期待したいと考えています。

 

 

 

◆次に「特殊詐欺防止対策について」であります。

 

 

 平成28年の千曲市における特殊詐欺による被害の状況ですが、件数では12件で前年比2件の減少、また、被害額は約2,010万円で、前年比約4,257万円減少いたしました。

 

 

 平成29年に入ってからは、430日現在、被害件数は1件、また、被害額は375千円で、昨年同時期より被害は大幅に減少しています。

 

 

 しかしながら、「オレオレ詐欺」や「還付金詐欺」と思われる不審な電話は相変わらず頻繁に発生している状況にあります。

 

 

 このため市では、被害を未然に防ぐ対策として、65歳以上の方がいる世帯で一定の要件を満たした場合には、録音機能や電話番号表示機能のある電話機等を購入する際に、その費用の一部を補助する制度を創設いたしました。

 

 

 今後、制度の周知を図る一方、関係機関と連携しながら引き続き定期的な一斉放送や巡回パトロール等を実施し、注意喚起の取組みを継続してまいります。

 

 

 

◆次に「第3回千曲川ハーフマラソンについて」であります。

 

 

 521日、県内外から1,500名を超えるランナーが参加し、「第3回千曲川ハーフマラソン」を開催いたしました。

 

 

 参加者からは、コース全体がフラットで走りやすかったことや、棚田米を使ったおにぎりなど、地元の特産物を使ったおもてなしに、満足との温かい声を多数いただいております。

 

 

 今後も、ランナーの皆さんも、また大会を支える皆さんも、ともに楽しく有意義な大会になるよう、今大会の反省を次回大会に活かすとともに、大会運営にご協力をいただきました多くの関係の皆様に改めて感謝を申し上げる次第であります。

 

 

 

◆次に「日本遺産の認定申請結果について」であります。

 

 

 文化庁は428日、物語性のある地方の文化や伝統を認定する「日本遺産」を発表しました。

 

 

 千曲市では、更級の月、田毎の月など、「月」をテーマとした「月の都 千曲」の認定申請を行いましたが、残念ながら認定には至りませんでした。

 

 

 日本遺産は平成27年度に始まり、文化庁が国の有形・無形文化財を含む「日本の文化・伝統を語るストーリー」を認定しています。

 

 

 今年度は、全国から寄せられた79件の応募のうち17件が認定され、今回で認定数は54件になりました。

 

 

 文化庁では、国内の観光資源を世界にPRしようと、東京オリンピックまでに100件の認定を目指すとしており、市では引き続き文化庁の担当者などの助言を受けるなど、内容を練り直し再挑戦してまいります。

 

 

 

◆次に「観光振興について」3点申し上げます。

 

 

○はじめに「信州千曲観光局の設立について」であります。

 

 

 本年4月から新たな観光戦略の拠点として「一般社団法人 信州千曲観光局」が設立され、会長に山本副市長、副会長に千曲商工会議所の武井副会頭、戸倉上山田温泉旅館組合連合会の若林会長が就任されました。

 

 

 観光局では、地域の観光情報の一元化と情報発信、市場調査や結果に基づくプロモーション活動のほか、体験型を含む「着地型旅行商品」の造成等に取り組み、地域が潤う観光戦略の具体化に向けてチャレンジしてまいります。

 

 

○次に「『トランスイート四季島』の運行について」であります。

 

 

 JR東日本の超豪華寝台列車「トランスイート四季島」が56日、長野県内を通るコースを初めて運行。県内で唯一停車する姨捨駅で50分間停車し、善光寺平の素晴らしい夜景を堪能されました。

 

姨捨駅では、四季島の到着を待つ観光関係者や「地元棚田を紹介する楽知会」、「戸倉上山田温泉女将の会」のほか、市民や県内外からの鉄道ファンなどがホームを埋め尽くし、初運行の列車を出迎えていただきました。

 

 

 乗車されたお客様は、駅構内に新設された、みそ蔵の雰囲気を演出したラウンジバー「更級の月」に移動し、「いなりやま福祉会」が姨捨の棚田などをモチーフにして、アンズの木で染めた「千曲染め」のナプキンが提供され、特産のアンズのピクルスなどを「おつまみ」に「地酒」や「ワイン」を堪能しながら善光寺平の夜景を楽しんでいました。

 

 

 四季島の運行スケジュールは、本年11月まで毎週土曜日を中心に25回姨捨駅に停車する予定と聞いています。引き続き「おばすて」「さらしな」をはじめとして千曲市全体をPRしていきたいと考えています。

 

 

 

○次に「千曲市を紹介する新たなパンフレットについて」であります。

 

 

 このほど、千曲市の認知度向上を目的に、新たな観光パンフレットを制作しました。このパンフレットは首都圏の20代、30代の女性をターゲットとし、「視認性」「デザイン性」「携帯性」など女性目線の訴求力を高める工夫がされています。

 

 

 また、県内市町村が制作するパンフレットとしては、初めてとされていますが、一定のページをスマートフォンで呼び込むと、様々な映像が付加情報として提供されるAR機能を採用し、姨捨の棚田の季節ごとの美しい映像を配信しています。今後ともそうした媒体を通じて千曲市観光のPRに努めてまいります。

 

 

 

 

◆次に「531日の雷雨による市内での被害状況について」であります。

 

 

 531日夜、大気の状態が不安定になり県内各地で雷を伴った雨が降り、この影響で、市内でも落雷による施設被害やひょうによる農作物被害が確認されました。

 

 

○はじめに、「千曲衛生センターへの落雷による被害について」であります。

 

 

 千曲衛生センターの受電電柱に落雷があり、センターの受電設備が損傷。電気系統が全停止となり、翌61日は、し尿の受け入れができない状況となりました。

 

 

 センター及び市では、(1)制御機器の発注、(2)組織市町である千曲市、長野市、坂城町への連絡、(3)し尿投入業者へ周知、(4)既に汲み取り依頼のあった世帯への状況説明、(5)停電による臭気漏れの恐れなどについて地元屋代6区役員へ説明し、的確・適切な対応に努めたところであります。

 

 

 復旧作業につきましては、損傷した機器の到着を待って、1日午後3時ごろから開始しました。通電後、各設備の正常な作動が確認できましたので、2日から受入れ業務を再開いたしました。

 

 

○次に「農産物への降ひょう被害について」であります。

 

 

 市内の各地で、降ひょうがあり、この影響で更級地区のアンズ等の果樹に被害が発生しました。

 

 

 JAながのとともに被害状況について調査を行いましたが、現在のところ、アンズの被害面積は約4ヘクタール、被害金額は3377,000円と推定されております。また、リンゴやブドウの被害も確認されております。

 

 

 引き続き調査を実施するとともに、今後の生育状況の観察や被災農家に対する助成措置等についても検討してまいります。

 

 

 

 

 以上、申し上げ、諸情勢の報告とさせていただきます。

 

 

 

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