諸情勢の報告(令和元年9月議会)

2019年9月19日

令和元年9月10日

令和元年第3回(9月)  千曲市議会定例会

 

諸情勢の報告

 

◆はじめに「小中学校空調設備設置事業について」であります。

 

市内小中学校のすべての普通教室と、理科室など一部の特別教室へのエアコンの設置工事でありますが、市内13校を5工区に分割して発注した工事は順調に進んでおり、教室内の工事については、夏休み期間を有効に利用して大部分の工事が終了しています。

 

しかし、エアコンの稼働に必要な電気容量を増やすため、高圧受電設備の「キュービクル」の増設作業を行った後、電気の切り替えのための停電作業を、電力会社と調整して行う必要があるため、作業は土日や休日に限られ、同様の作業が他市の学校でも行われていることから、やや時間を要している状況であります。

 

なお、第2工区の3校(上山田小、戸倉小、五加小)は829日から順次試運転を行い、既に使用を始めていますが、他の工区については9月中旬以降に試運転を開始する予定で、当初の予定どおり10月中には全ての工事を完了する見込みであります。

 

 

◆次に「シティプロモーションへの取り組みについて」3点申し上げます。

 

1点目は「ホストタウン交流事業について」であります。

 

712日に「魅惑の音楽と写真でつづるハンガリーの夕べ」を開催し、ハンガリーで活躍する千曲市出身の音楽家2名とハンガリーの音楽家によるトークと演奏が披露され、その翌日には「世界に羽ばたく若き演奏家によるコンサート」が開催され、多くのハンガリー音楽ファンが詰めかけました。

 

820日には、ハンガリーから来日したコリブリ劇団を招聘し、「キップコップとティップトップ」という絵本作品の人形劇を披露していただき、91日には、ハンガリー大使館の料理長を講師に迎え、20名の市民が、ハンガリーの伝統的な家庭料理を学びました。

 

これら4つの事業は、駐日ハンガリー大使館から、日本・ハンガリー外交関係開設150周年記念事業の認定を受けた事業であります。

 

106日には、千曲市ハンガリー友好協会との共催による「ハンガリーワイン&音楽の夕べ2019」の開催を予定しており、ジプシーヴァイオリンの名手、古館由佳子(ふるだて ゆかこ)さんの演奏に合わせてハンガリーの伝統舞踊が披露される予定であり、多くの市民にハンガリーへの理解を深めていただくための、PRとなればと考えています。

 

 

2点目は「地域発信型映画『透子のセカイ』について」であります。

 

昨年、市内を主なロケ地として撮影された吉本クリエイティブ・エージェンシーの地域発信型映画「透子のセカイ」は、4月の「沖縄国際映画祭」に続き、615日から開催された「第22回上海国際映画祭」でも上映され、728日には上山田文化会館において、ヒロインはじめ映画監督、プロデューサーなどが出席して、「透子のセカイ凱旋上映会」が開催され、映画のヒットを祈願したところであります。

 

また、同映画は今月1415日には「タイ国際映画祭」でも上映されることになっており、来春には全国上映が予定されています。

 

現在、市内ロケの状況については、映画監督やディレクターが現地入りし、シナリオと現地が合うかどうかを確認するロケーション・ハンティング(ロケハン)が2件あり、内1件は既に撮影が行われており、もう1件は11月から撮影に入る予定とのことであります。

 

 

 ○3点目は「第5回全国ふるさと甲子園について」であります。

 

824日、映画・ドラマ・アニメのロケ地や舞台となった全国の自治体55市町村が一堂に会し、地域の魅力を競う「第5回全国ふるさと甲子園」が東京・秋葉原で開かれ、千曲市も昨年に引き続き出展し、35名体制で千曲市の「わがまち自慢」をしてまいりました。

 

その結果、世界に誇る逸品大賞「デザート・ドリンク部門」では「あんずヨ-グルトスムージー」が第2位を獲得、ロケツーリズム賞でも第2位となり、「行きたいまちNo.1」では、前回は10位以内の入賞を逃しましたが、今回は第3位となり、全国に千曲市を発信するとともに、ロケツーリズムへの取り組みの効果を実感した次第です。

 

今後も「ロケツーリズム」については、市内でのロケーションによる直接的経済効果を増やすとともに、映画やドラマ等の上映・放送後の交流人口の増加に向けて、トップセールスも積極的に行い、様々な人脈を活かしつつ、効果的な戦略を仕掛けてまいります。

 

  

◆次に「千曲市ワーケーション体験会の開催について」であります。

 

時間や場所の制約を受けずに柔軟に働くテレワークの一つとして、旅先で仕事と休暇を両立する新しい働き方「ワーケーション」への注目度が全国的に高まっています。

 

こうした中、千曲市では温泉や歴史文化などの千曲市の魅力を首都圏企業からの誘客につなげる試みとして、企業側の需要やワーケーションに対応した市内の受け皿などを検証するため、109日から11日までの3日間、「ワーケーション体験会」を開催いたします。

 

体験会では、温泉旅館やホテルなどの一室で仕事をしたり、姨捨・長楽寺・荒砥城などでは、Wi-Fiや机、イスなどの環境を整えた中で仕事をしていただき、オフィス環境の検証や参加者からの意見などを踏まえ、今後のワーケーションの普及や観光振興につなげたいと考えております。

 

 

◆次に「子育て世代包括支援センターについて」であります。

 

新庁舎の開庁に合わせ、母子保健と子育て支援の両面から、きめ細かな相談支援を行う「子育て世代包括支援センター」を開設いたしました。

 

センターでは、妊娠・出産期から子育て期の皆さんが、安心して子育てができるように、保健センター、子育て支援センター、こども未来課の各専門職員がコーディネーターとなり、育児に関する相談支援や子育て支援の情報提供を行ってまいります。

 

また、妊娠届の際に、保健師がすべての妊婦さんと面談をし、支援が必要な方の把握を行い、より専門的な支援を必要とする場合には、関係機関と連携し、状況に応じた支援プランの策定や必要な支援の調整、情報提供を行うなど、妊娠期から子育て期に至るまで、切れ目のない支援に努めてまいります。

 

 

◆次に「幼児教育・保育の無償化について」であります。

 

無償化の対象となるのは、保育所、幼稚園、認定こども園等に通園する「3歳から5歳児の全世帯」及び「0歳から2歳児の住民税非課税世帯」となっています。

 

現在10月からの開始に向けて、市内の無償化の対象施設に対し、必要となる基準を満たしていることを確認する作業と、幼稚園、認可外保育園等における無償化の対象者への認定に関する事務、また、無償化に伴い必要となる規則、要綱等の整備について準備を進めているところであります。

 

無償化の対象者には、制度の内容や手続きについて施設を通じてチラシを配布し、市報9月号やホームページにも掲載するなどの周知を行っており、今後も、無償化制度が円滑に導入できるよう努めてまいります。

 

なお、無償化の対象外となった多子世帯には、市独自の「多子世帯保育料の軽減事業」を継続実施してまいります。

 

 

◆次に「千曲市プレミアム付商品券事業について」であります。

 

消費税率引き上げによる家計への影響を緩和し、地域消費を下支えするため、低所得者・小さな乳幼児のいる子育て世帯を対象に、25%お得なプレミアム付商品券を101日から令和2228日まで販売します。

 

既に引換券の発送準備を始めており、対象者は概ね11,000人で、市内11ヶ所の郵便局と市役所の売店で販売します。

 

商品券のデザインや利用店のポスターは、千曲市出身の現代アーティスト「越ちひろ」さんの作品、「タイム クロス・ザ・シーズンズ」を使用しており、現在、開催されている「越ちひろ展 ミライノ色 ミライノ光 まちじゅうが美術館」に合わせ、商品券が利用できる店舗の店頭などにポスターを掲示しています。

 

商品券の利用期間は101日から令和2229日までで、現在のところ市内の概ね250前後の店舗で利用できる見通しです。

 

 

◆次に「プレミアムあんず『杏月(きょうづき)』の販売・求評活動について」であります。

 

平成29年度から取り組んできました「あんずブランド化による地域活性化事業」の一環として、生食用あんずのハーコットをプレミアム化した商品を、生産者・県・JAと共同で開発し、「杏月」として今年度から販売・求評活動を開始しました。

 

625日に更級地区の圃場において開催した「杏月」発表記者会見を皮切りに、629日には、新宿高野とのコラボレーション企画として、銀座NAGANOにおいて販売・求評活動、パフェ作り体験等を行う「ハーコットを楽しむ会」を開催しました。販売した「杏月」は、一人一箱の個数制限をかけましたが、午前中に(30ケースが)完売するなど好評でありました。

 

翌日の630日には、新宿のミドルスーパー三徳にて販売・求評活動を行い、71日には、新宿タカノフルーツパーラーにおいて、ハーコットの試食会を開催し、新宿高野の会員の方にサラダやパフェ等、様々な形でハーコットを食べていただきました。いずれの店舗でも「甘さと酸味のバランスが良い。色もすごくきれい」等の高評価をいただくとともに、「新宿高野での販売を」との声もありました。

 

さらに、75日には、新幹線で新鮮な果物を運んで、東京駅で販売するJRとのタイアップ企画「東京駅新幹線マルシェ」で、生食用と加工品のあんずを販売しました。「杏月」50個は2時間程度で完売、全体で118名の方に購入いただき、千曲市のあんずに対する反響の大きさを、生産者や販売者も感じたのではないかと思います。

 

今後は「杏月」の販売により、千曲市の生食用あんずを知ってもらう「キッカケ」としていくことで、最終目的である生食・加工品を問わず、あんず全般の振興に繋がる活動へとつなげていきたいと考えています。

 

 

◆次に「ワインぶどうの振興について」であります。

 

千曲市は、平成27年に東信地域の7市町村と、国家戦略特区「千曲川ワインバレー(東地区)特区」の認定を受け、ワイン用ぶどうの振興を進めています。

 

ワイン産業は裾野が広い産業であり、造ったワインを地域内で広く流通させることが重要であることから、ぶどう栽培の支援に加え、ワインぶどう研究会の試験圃場産のぶどうを使ったワインを用いた大小様々なPRイベントを開くなど、流通面での支援も推進しているところであります。

 

こうした中、629日には銀座NAGANOにおいて、一夜限りの特設ワインバー「あんずの里ワインバル」(39名が参加)を開催。726日には、第2回千曲市産ワインを楽しむ会を市内のホテルにおいて開催し、101名の参加を得て盛大に行われました。

 

楽しむ会当日に行ったアンケート結果では、市内産ワインに対する認知度は、既に飲んだことがある「経験済」が38%、知ってはいるがまだ飲んだことがない「既知未経験」が36%の併せて74%で、昨年の59%に対し、認知度が向上しています。

 

また、試験販売を通じたPRも行っており、本年度は千曲マルベック2018(赤)が604(2017240)、千曲ソーヴィニヨン・ブラン2018(白)が273本出荷され、昨年度は2店舗でしたが、本年度は市内等14店舗(市内13店舗)の酒販店経由で試験販売をしています。

 

なお、意欲のある生産者が、ワイナリーの建設を計画していることから、今後、市としても市内初のワイナリー建設に向けて支援をしてまいりたいと考えています。

 

 

◆次に「越ちひろ展 ミライノ色 ミライノ光 まちじゅうが美術館について」であります。

 

千曲市、千曲市教育委員会、まちじゅうが美術館実行委員会主催による「越ちひろ展 ミライノ色 ミライノ光 まちじゅうが美術館」が81日から10月末まで、市内各所において開催されています。

 

この美術展は、千曲市出身の現代美術作家、「越ちひろ」さんの作品を市の施設だけでなく、店舗、病院、寺院など市内各所に展示し、まちじゅうを美術館にしてしまおうという事業です。

 

開催中は作品の展示だけでなく、参加店舗での関連グッズのプレゼントや販売、作品展示施設をめぐるスタンプラリー、越さんと千曲市出身の元野球選手、楽天アカデミーコーチの聖澤諒(ひじりさわ りょう)さんとのトークショー、参加型の美術ワークショップなど、美術展の枠にとどまらない、「まちおこし」の一面を持った美術イベントになっています。

 

91日からは、メイン会場の更埴文化会館小ホールとアートまちかどでの作品展示が始まっており、オープニングイベントでは、音楽と絵画のコラボレーション「ライブペインティング」が行われました。

 

また、更埴文化会館小ホールでは越さんが公開制作を行っており、一か月をかけ縦2.7m、横8.1mの大作を描き上げていきます。絵を描いている様子、描き上げていく過程をご覧いただくことができるのがこの美術展の見どころの一つとなっていますので、期間中、多くの方に何回もお越しいただければと思います。

 

 

 

以上、申し上げ、諸情勢の報告とさせていただきます。

  

 

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