災害後のカビ対策について

2019年11月22日

災害後のカビ対策について

 日常生活の中で、カビを完全に除去するのは困難なため、増殖させないことがカビ対策と言えます。

 カビの発生要因を理解して、カビが発生しにくい環境を作りましょう。

 

1 カビの発生要因

 1湿度

  カビは、水分のあるところを好みます。室内の湿度が低くても、建材等に水分が含まれている状態ではカビが発生しやすくなります。

 

 2温度

  カビは、気温20℃から30℃で活発に活動しますが、活動の可能な範囲は0~50℃といわれます。

 

 3栄養源

  カビは、食品はもちろん、繊維、木材、ほこりなどなんでも栄養源として範囲を拡大します。

 

2 カビ対策

 上記の条件がそろわないとカビは増殖できません。2温度をこれ以外の範囲にすることは無理なので、1の湿度、3の栄養源をカビが好まない条件にすることが重要です。

 

 1湿度について、住宅においてはまず「換気」を十分にしましょう。窓を開ける、エアコン、扇風機を使うなどして室内の空気を動かしましょう。除湿器、エアコンの除湿モードも活用してください。

 石油(灯油)は、燃焼時水分が出るので、灯油を使うストーブ、ファンヒーターはなるべく使用をさけるか、使ったら十分に換気する、除湿器を使うなどして、結露の発生を防止してください。

 また、洗濯物も部屋干しすることで、室内の湿度があがりますので、なるべく外に干すか、エアコンや除湿器などを併用してください。

 家具などの配置ですが、壁から5センチ以上すきまをあけて設置しましょう。また、押し入れ、クローゼットなどは閉め切ったままにせず、時々開けて中の空気を入れ替えるなど湿気がこもらないようにしてください。

 

 3栄養源については、すべてを除去することは難しいですが、こまめな清掃を心がけてください。カビはコロニーを作り成熟するまでは目に見えません。見えないけれども、環境中には存在することを意識し、拭き掃除、消毒などをすることで、壁紙などの環境表面の胞子を除去しましょう。

 

3 カビの除去

 カビの胞子は、通常、室内の空気の中に1立方メートルあたり数個から数千個存在しており、完全に駆除することは不可能です。生えてしまったカビの除去について、まず拭き取り、よく乾燥させて消毒し、再度よく乾燥させてください。このときに消毒に使用する薬剤ですが、例えば消毒用エタノール(80%)、次亜塩素酸ソーダ(塩素系薬剤)があります。エタノールは引火性があり、家具のニスやワックスの表面が落ちることがありますので、ご注意ください。次亜塩素酸ソーダは、臭気があり、家具や布製品が漂白されてしまい脱色のおそれがあります。また、その後に触れると皮膚炎のおそれがありますので、注意してください。また、どちらも、他の薬剤と混ぜて(同時に)使用しないでください。

 

 

上記のカビ対策は、一般的事項です。この例にあてはまらないこともありますので、大規模なカビが発生した場合や駆除ができない場合は無理をせず専門の業者にご相談してください。

また、咳や涙がとまらないなどの症状がある場合、アレルギーということも考えられますので、早めに医療機関にご受診ください。

 

カビにとっては、「水分を補給できない状態」が最も都合が悪い状況です。室内をこの状態にするように心がけてください。ただし、この状態は人間にとっては乾燥状態ですので、インフルエンザなどのリスクは高まるおそれもあります。マスクをする、こまめに給水するなど、喉を潤すことを忘れずにカビの発生を防いでください。

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