諸情勢の報告(令和2年6月議会)

2020年6月11日

 

令和2年6月3日

令和2年第2回(6月)  千曲市議会定例会

諸情勢の報告

 

東日本台風災害関係

 

事業者等への支援状況

 被災した事業所数は、現地調査による確認件数、商工団体・金融機関からの情報提供、罹災届出証明の届出件数等を合わせまして209事業所でありました。

 支援策の利用状況は、5月27日現在、県のグループ補助金が2グループ24件で、約20億円の申請見込みとなっており、国の持続化補助金は18件で約2,000万円、市独自の事業継続奨励金については17件で250万円余りの利用となっています。

 また、市内の旅館・ホテルへの市独自の支援策である「旅館ホテル復興支援補助金」は、1,464人の利用者に対し宿泊補助を行いました。県の「ふっこう割」との相乗効果によるものと思われますが、今年1月、2月の旅館等への宿泊者数は、前年同月比約105%と増加しております。

 今後も、国、県の支援制度を活用しながら、引き続き被災された事業者の皆様に寄り添った対応に努めてまいります。

 

農業被害の復旧状況

 農地に堆積した泥土を排出する排土工事については、市内約40ヘクタールを12工区に分け、3月下旬から現地説明会を開催し、10業者が工事着手いたしました。被災された農家の皆様の要望もお聞きしながら、今月末の完了を目指し工事を進めているところであります。

 農業用水の頭首口等の施設につきましては、取水に影響が出ないよう仮復旧が終了しており、現在、本復旧に向けた設計業務を進めている状態であり、出水期後の秋以降に工事着手したいと考えております。

 また、ビニールハウスや農業用機械、施設等の復旧補助については、124件の申請があり、総額で1億8,000万円ほどの補助を行います。5月末までに32件、2,331万4,000円の支払いが完了しておりますが、早期に農業が再開できるよう引き続き支援してまいります。

 

保育施設の復旧

 杭瀬下保育園については、被災後、屋代保育園と稲荷山保育園に分散して保育を行ってまいりましたが、旧更埴庁舎敷地内に建設しておりました仮設園舎の工事が先月完了し、5月25日から仮設園舎での保育を開始いたしました。

 なお、本園舎の復旧工事については、耐震改修と併せて4月下旬から着手しており、10月中旬の竣工を目指して現在工事を進めているところであります。
 雨宮保育園については、あんず・雨宮統合保育園建設事業が、移転統合改築としては全国初のケースとして、国に災害復旧事業として認められ、仮設園舎の設置も含め補助対象となりました。

 しかしながら、雨宮保育園臨時保護者総会において「仮設園舎の設置は希望せず、あんず保育園での合同保育を希望する」との決定がなされ、後日、市に報告書の提出がありました。市では、合同保育の継続について、あんず保育園の保護者の皆様にお知らせし、ご了承いただいたため、統合保育園開園までの間は、あんず保育園で合同保育を継続していくことといたしました。

 今後は、令和4年4月に開園を予定している統合保育園建設の進捗をできる限り早めるよう努めてまいります。

 

公費解体

 公費解体の申請は、3月末で締め切りましたが、市が所有者に代わり解体・撤去するものが10件、所有者自らが解体・撤去を行うものが6件でありました。

 4月から、所有者・解体業者・市の3者で現場立会いを行い、5月7日から解体工事に着手しており、年度内には全ての解体が終わるよう進めてまいります。

 

住宅の応急修理・借上型仮設住宅

 5月28日現在、住宅の応急修理の申込は203世帯で、このうち修理が完了した世帯は142世帯、契約済みで今後修理が始まる世帯は17世帯、現在契約手続き中の世帯が44世帯となっております。
 また、借上型仮設住宅の申込は18世帯で、その内14世帯は契約が完了しており、4世帯は現在契約手続き中であります。

 これらの制度については、引き続き該当する皆様に周知を行い、救済に漏れがないよう進めてまいります。

 

 東日本台風災害関係については以上であります。

 

新型コロナウイルス感染症

 昨年12月、中国湖北省武漢市で最初の発生が報告された新型コロナウイルス感染症は、国内では本年1月15日に、県内では2月25日に最初の感染者が確認されました。3月下旬には国内感染者が急増、クラスターと呼ばれる集団感染が複数の地域で発生し、4月7日には7都府県に、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が、5月6日までの期間発令されました。

 さらに、4月16日には緊急事態宣言の対象地域が全国に拡大され、長野県でも、人の移動による感染拡大を防止するため、阿部知事から緊急事態措置として、徹底した外出の自粛、県域をまたいだ移動の自粛などの要請がありました。5月4日には緊急事態宣言を5月31日まで延長することが決定されましたが、感染者の減少が顕著な状況から、長野県を含む39県の緊急事態宣言は5月14日に解除されました。5月21日には関西の2府1県で、続く5月25日にはすべての都道府県で緊急事態宣言が解除されました。

 なお、5月27日現在、県内の感染者数は76人、退院67人、死亡者はおりません。国内の感染者数は16,498人、退院13,979人、死亡者は867人。世界では、204の国と地域で感染が確認されており、感染者数は562万4,889人、死亡者は35万3,251人となっております。

 このような中においても、千曲市を含む長野保健所管内では、一人の感染者も発生することなく今日まで至っております。これも、市民の皆様方の感染予防に対する意識の高さと、各々が予防対策を確実に実行していただいた賜物であり、ご協力いただきましたすべての皆様に心から感謝申し上げます。

 市では、県内で感染者が確認されてから今日まで、千曲市新型コロナウイルス感染症対策本部会議を16回開催し、感染者発生時の対応や事業継続に関わる独自支援策などを速やかに決定し、感染予防や支援策の周知啓発・実行、職員や来庁される皆様の感染予防対策を実施してまいりました。

 また、この間、学校や公共施設などについても、児童生徒や利用者の皆様の安全を最優先して運営してまいりました。現在、感染の状況は小康状態を保っておりますが、第2波、第3波の襲来も懸念され、まだまだ予断を許さない状況であります。

 経済の復興については、これからが本番であり、長丁場になると思われますが、予防と復興を両立し、効果的な施策を着実に実施してまいりたいと考えております。

 

新型コロナウイルス感染症に対する学校等の対応

 

市内の小中学校

 2月27日に安倍首相が全国に向けて表明した「小中学校等の臨時休業」の要請を受け、3月2日から春休み終了の4月5日までを臨時休業とし、4月6日に入学式を行いました。  しかしながら、4月7日に緊急事態宣言が7都府県で発令されたため、感染予防を考慮し、県立学校が休業することなどを勘案した結果、4月10日から再度臨時休業とすることを市の対策本部会議で決定、その後、国・県の対応方針などを踏まえ、随時、休業期間の見直しを行ってまいりました。

 5月15日の対策本部会議では、5月31日までとしていた休業期間を1週間短縮し、5月24日までとすることを決定するとともに、休業期間が長期化したことから、段階を踏んで学校を再開させることといたしました。

 5月の第3週には児童・生徒の健康や学習状況を把握、不安や悩みを解消するため、希望者による「個別教育相談」を行いました。また、第4週には再開に向けた「分散登校」を実施、第5週(先週)には午前のみの登校でありますが、学校生活が再開されました。

 そして、いよいよ本日から通常授業が始まっております。可能な限り3密を回避しながら、感染防止の3つの基本である身体的距離の確保、マスクの着用、手洗いなどの対策を行い、「新しい生活様式」による学校生活に段階的に慣れさせながら、教育活動に取り組んでまいります。

 

子育て支援関係

 放課後児童クラブは、先月まで小学校の臨時休業に合わせ、従来の長期休業時の対応と同様に、午前8時から午後7時まで受け入れを継続しておりましたが、本日から小学校が通常授業となりましたので、放課後児童クラブも通常の受け入れとなります。
 また、子育て支援センターについて、上山田子育て支援センターは本日から開館いたしました。

 さらに、更埴子育て支援センターについては、災害復旧工事の工期が6月16日までとなっており、7月中の開館を予定しております。それまでの間は、引き続き「ことぶきアリーナ千曲」の柔道場で、平日に「出張子育て支援センター」を開催してまいります。

 

保育園児等へのマスクの配布

 小中学生には、国から布製マスクの配布がありましたが、保育園児等にはなかったことから、市独自の事業として、市内のフレックスジャパン株式会社様に「子ども用布製マスク」を発注いたしました。

 マスクは柔らかい素材で、紐の長さも調節できるため付け心地が良く、洗っても早く乾くのが特徴であります。保育園等に通園する全園児約2,000人に、一人当たり2枚、約4,000枚のマスクを5月13日と22日の2回に分けて配布いたしました。今後も、できる限りの感染予防対策を徹底し、保育を行ってまいります。

 

新型コロナウイルス感染症に関わる主な支援策

 

特別定額給付金

 新型コロナウイルス対策に関わる家計への支援として、本年4月27日現在で住民基本台帳に登録されている国民に、一人当たり10万円を給付する「特別定額給付金」について、千曲市では5月1日からオンライン申請等による受付を開始しました。

 対象となるのは2万4,033世帯、6万303人で、市民の皆様へ一日でも早く給付金をお届けするため、5月9日(土)・10日(日)に、職員延べ162人を動員して申請書の封入作業を行い、翌11日には全世帯に発送いたしました。

 5月28日現在、約85%の世帯が既に申請を終えており、5月29日までに受付したものは、今月中旬には指定口座へ振り込めるよう現在作業を進めております。申請受付は8月11日までが期限となっておりますので、市民の皆様には早めの申請をお願いいたします。

 

子育て世帯への給付金

 児童手当を受給する世帯を対象に、国が子ども一人につき1万円を給付する「子育て世帯への臨時特別給付金」については、今月29日に対象となる全世帯への支払いを予定しております。

 また、市独自の子育て支援策として「ちくまっこ応援子育て臨時給付金」を創設し、所得制限を撤廃するなど、国の給付金対象者よりも対象を広げ、子ども一人につき同じく1万円を給付したいと考えております。対象者は約7,700人で、今議会に追加議案として上程させていただく予定であります。

 

旅館・ホテル、飲食店等への支援

 新型コロナウイルス感染症の影響により、著しく観光需要が落ち込んだ市内の旅館・ホテル、飲食店等の事業継続を支援するため、市独自の「旅館ホテル事業継続支援給付金」と「飲食店及び喫茶店業態転換等奨励金」を創設し、4月下旬から申請を受け付け、順次給付しているところであります。
 旅館ホテル事業継続支援給付金の額は、収容人数が125人以上の旅館等に100万円、125人未満の旅館等に50万円を給付するもので、5月29日現在、28事業者に1,900万円の交付を完了。また、定額10万円を給付する「飲食店及び喫茶店業態転換等奨励金」は、5月29日現在、279事業者に2,550万円の交付を完了しています。
 引き続き、本制度の周知に努めるとともに、申請受理後は遅滞なく交付手続きを進め、一刻も早く事業者の皆様にお届けしたいと思っております。

 

事業継続給付金

 新型コロナウイルスの感染拡大により、事業活動に特に大きな影響を受けた中小企業や小規模事業者等を対象に、事業全般に広く使える資金として、事業の継続を支え、再起の糧とするため、中小企業等に200万円、小規模事業者等に100万円を上限として給付する国の持続化給付金の申請受付が5月1日から開始されました。
 また、市としても独自に国の持続化給付金に上乗せする「事業継続給付金」を創設し、中小企業や小規模事業者等に、それぞれ40万円、20万円を上限として、持続化給付金に加算して給付することといたしました。
 5月29日現在、市の事業継続給付金の申請状況は44件、給付額は1,094万円となっておりますが、対象事業者数は約1,600社を見込んでおり、今後は国の持続化給付金の申請にともない相当数の事業継続給付金申請が見込まれますが、申請受理後は迅速な支払いに努めてまいります。
 また、本制度は来年2月まで申請可能なことから、影響を受けた事業者の皆様が事業の継続・再開に向けて立ち上がる際の力になれるよう、支援策の周知・活用を含め、市内商工団体や金融機関と連携・協力しながら対応してまいります。

 

千曲市応援プロジェクト

 ふるさと納税を活用したクラウドファンディングで、「千曲市応援プロジェクト」として二つのプロジェクトを実施しております。一つは「新型コロナウイルスと闘う地域の医療従事者を応援したいプロジェクト」、もう一つは「千曲市の逆境に立たされている旅館・ホテルなどの事業者を応援したいプロジェクト」です。本プロジェクトでは返礼品はありませんが、控除上限額内で2,000円を超える部分について、所得税や住民税の還付や控除が受けられるものであります。
 5月28日現在、「医療従事者の応援」には75万5,300円、「旅館・ホテルなどの事業者の応援」には35万8,000円の寄付が集まっております。申し込みは、インターネットサイト「ふるさとチョイス」のガバメントクラウドファンディングから行うもので、募集期間は5月1日から7月30日までの91日間であります。

 

ふるさと千曲学生応援便

 新型コロナの影響により、帰省を含む外出の自粛や、アルバイト等による生活費の確保が困難となっている千曲市出身で県外在住の学生に対して、地域の特産品を送付することで生活の支援を行うとともに、市内業者への販売支援も兼ねた「ふるさと千曲学生応援便」を5月18日から実施いたしました。 特産品は、ふるさと千曲市応援寄付金の返礼品を扱う市内業者の中からご協力いただいた7商品で、申し込み期限は6月30日であります。 5月28日現在、128人の応募があり、希望する商品を順次発送したところであります。

 

  主な支援策については以上でありますが、この他にも、信州千曲観光局と市の連携事業として、「観光需要喚起支援事業」が今月からスタートいたします。
 この事業は、市民が市内の飲食店、旅館ホテル、タクシー、信州千曲ブランド認定品の取扱店を利用した際に、5,000円以上の利用で1,000円をキャッシュバック、10,000円以上の利用で2,000円をキャッシュバックするもので、市民による市内での消費を喚起することで、市内経済を循環させ、観光需要の再活性化を支援するものです。
 また、現在細部を詰めておりますが、往来の自粛要請の緩和に合わせ、第2弾、第3弾の支援策を順次進めてまいる予定であります。 今後も必要な支援策を迅速に実施するとともに、アフターコロナを見据えた取り組みも確実に進めてまいります。


 新型コロナウイルス感染症関係については以上であります。

 

高齢者福祉施策の推進

 地域包括ケアシステム構築の上で重要事項であります「生活支援・介護予防の基盤整備」を推進するため、昨年、市内4地区(埴生、稲荷山・桑原、八幡、戸倉)を担当いたします「生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)」を配置し、生活体制整備事業を進めてまいりました。
 また、本年4月には残る「更埴川東地区(屋代中学校区域)」及び「上山田地区」について、地域福祉の担い手であります千曲市社会福祉協議会と連携し、各地区に職員1名を配置し活動を本格的に開始いたしました。
 この他にも4月からは、これらの活動の要となります千曲市全域をカバーする「生活支援コーディネーター」に、千曲市社会福祉協議会職員を配置したところであります。高齢となっても住みやすい地域づくりを推進していくため、生活支援コーディネーターは地域の多くの皆様と連携し、引き続き、高齢者を地域で支える仕組みづくりを進めてまいります。

 

あんずの凍霜害

 3月末の降雪及び4月6日、11日の降霜と低温により、特産品の「あんず」に被害が発生しております。特に森地区での被害が著しく、45ヘクタール、収量で約170トン、被害額で4,700万円の大幅な減収となる見込みであります。
 今後、農家の皆様やJAなどの関係機関とも連携し、情報を共有しながら対応してまいりたいと考えております。

 

信州ブレイブウォリアーズのB1昇格

 プロバスケットボールチームの信州ブレイブウォリアーズは、今シーズン(2019-20)のジャパンプロフェッショナルバスケットボールリーグ2部「B2」の中地区において、2位以下を圧倒する40勝7敗と、昨年に続き中地区優勝(2連覇)を成し遂げました。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、レギュラーシーズンの全日程を消化することはできませんでしたが、B2の全チームで最も勝率(8割5分1厘)の良い結果となりました。
 加えて、4月24日に開催されましたBリーグ理事会において、B1ライセンスの交付が決定され、悲願のB1昇格となったことは、チーム創設以来、ホームタウンとして一貫して支援を続けてきた千曲市としても大変喜ばしいことであり、心からお祝いを申し上げます。
 勝久マイケルヘッドコーチをはじめとする選手、チームスタッフの皆さんのご努力や、片貝社長をはじめとするフロントスタッフの皆様のご尽力はもちろんのことですが、地元後援会の皆様、ブースターの皆様のチーム愛あふれるご支援や、千曲市と共にウォリアーズを支援していただいた長野市さんのお力添えなど、様々な力が結集した結果であると考えております。
 B1昇格は一つの通過点であることは申し上げるまでもありませんが、来シーズンはプロリーグ参戦10周年を迎える節目の年となります。ウォリアーズにおかれましては、Bリーグ最高峰の舞台となるB1での優勝を勝ち取っていただきたいと思っております。

 

 以上申し上げ、諸情勢の報告とさせていただきます。

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