10月よりロタウイルスワクチンの予防接種が定期接種になります
令和2年10月1日より、「ロタウイルスワクチン」の予防接種が定期接種(公費負担)になります。
対象者は、令和2年8月1日以降に生まれたお子さんで、令和2年10月1日以降に接種するワクチンが対象となります。
*令和2年9月30日までにロタウイルスワクチンを任意で接種した場合は、任意接種(自己負担)となりますのでご注意ください。
ロタウイルス感染症(ロタウイルス胃腸炎)とは
ロタウイルスによって引き起こされる急性の胃腸炎で、乳幼児期(0~6歳頃)にかかりやすい病気です。水のような下痢、嘔吐、吐き気、発熱、腹痛をおこします。
ふつう、5歳までにはほとんどの子どもが感染するといわれています。脱水症状がひどくなると入院が必要になることがあります。
5歳までの急性胃腸炎の入院患者のうち、40%~50%前後はロタウイルスが原因です。
接種対象者
令和2年8月1日以降に生まれたお子さん
※令和2年8月1日~8月31日までの生まれのお子さんは、予診票を個別に送付します。
令和2年9月1日以降の生まれのお子さんは、誕生日の翌月に送付される「予防接種の綴り」に予診票が入っています。
※なお、令和2年9月30日までに任意(自己負担)で接種した場合は、接種した回数を定期接種とみなします。
母子健康手帳をご確認のうえ、残りの不足回数を接種してください。(※費用は、自己負担となります。)
接種期間・回数(間隔)
ロタウイルスワクチンは、「ロタリックス」と「ロタテック」の2種類あり、どちらも口から飲むワクチンです。
2種類とも、予防効果や安全性に差はないとされています。
また、接種するワクチンは、必要回数分を全て同一のワクチンで接種する必要があります。
どちらのワクチンの接種を受けるかは、最初に医療機関で相談してください。
ロタリックス | ロタテック | |
接種期間 | 出生6週0日後から24週0日後まで | 出生6週0日後から32週0日後まで |
※初回接種(標準的な接種)は、生後2か月から出生14週6日後までに受けることが 推奨されています。 |
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接種回数(間隔) | 2回経口接種(27日以上の間隔をあける) | 3回経口接種(27日以上の間隔をあける) |
※ 初回接種は、出生14週6日後までに接種してください。出生15週0日以降の初回接種はお勧めしていません。
※ ワクチンがうまく飲めなかったり、吐いてしまった場合でも、わずかでも飲み込んでいれば、効果に問題はありませんので、
再度接種する必要はありません。
接種方法
●年間を通じて、個別に実施医療機関にて実施しています。(※令和2年10月1日から接種開始)
持ち物:母子健康手帳・予診票
※必ず予約をしてから受けてください。
ロタウイルスワクチン予防接種実施医療機関一覧表.pdf(71KB)
※市外にかかりつけ医療機関がある場合、県内の「予防接種相互乗入れ制度」に参加している医療機関であれば千曲市の予診票を
利用して接種を受けることができます。
千曲市への事前申請は不要ですが、接種を希望する医療機関が「予防接種相互乗入れ制度」に参加しているかどうかの確認が必要です。
参加医療機関は、長野県医師会ホームページでご確認いただくか、千曲市健康推進課予防保健係へお問い合わせください。
接種後は「腸重積症」に気をつけましょう。様子が気になったらすぐに受診しましょう。
● 腸重積症は、腸と腸がはまりあう病気で、速やかな治療が必要です。
● ワクチンの接種にかかわらず、3か月~2歳くらいまでの赤ちゃんがかかりやすい病気です。
● ワクチン接種後(特に初回接種後)1~2週間くらいの間は、かかりやすくなると報告されています。
● 次のような様子が一つでも見られるときは、医療機関を受診しましょう。
□「突然はげしく泣く」
□「嘔吐を繰り返す」
□「便に血が混じる」
□「ぐったりして顔色が悪くなる
□「機嫌がよかったり悪かったりを繰り返す」