2025年10月のちくまトピックス

更新日:2025年10月16日

10月8日(水曜日)千曲市が2年連続で「世界の持続可能な観光地 TOP100」に選出されました

長野県庁での記者会見後、信州千曲観光局の2人(中央、左)と牧文化観光スポーツ部長(右)が記念撮影をしている様子

世界中の観光地から持続可能な観光の取り組みに関する優れた事例を募集し、高い評価を獲得した100地域が選出される「Green Destinations(グリーンデスティネーションズ)TOP100選」に千曲市が2年連続で選出されました。

Green DestinationsTOP100選は、持続可能な観光に関する国際認証団体である「Green Destinations」が主催して毎年実施し、持続可能性に関するテーマ別に世界中から多くの事例が選出されています。今回、評価を受けた千曲市の優良事例は「生きた伝統、永続する影響力:芸者文化の持続可能な未来」で、一般社団法人信州千曲観光局が「芸者文化再生事業」を立ち上げ、現役芸者と連携した着物体験や街歩きなどを展開。伝統文化を「地域の誇り」として再定義し、若年層やインバウンドにも訴求しています。この取組みが観光と文化継承を両立した好事例として高く評価されました。

長野県庁で開かれた記者会見で牧文化観光スポーツ部長は「この度の受賞は戸倉上山田温泉および千曲市の栄誉であるとともに、温泉街の地域コミュニティ向上や地域の活性化に寄与するものと受け止めています。今後も地域に根差した伝統文化を継承し、訪れた皆さんに納得いただけるような持続可能な観光地としてさまざまな取組みを進めてまいります」と話しました。また同観光局の小沼浩栄(おぬまひろえい)専務理事は「昨年はネオネオン、今年は芸者文化と2年連続で選出いただきました。いずれも地域には根付いていますが持続が難しく、これを何とか継続していこうと展開した事業です。一つ一つ世界に認証いただくことで、地域の誇りとなれるような文化を今後も発信したいと思っています」と話しました。
 

10月6日(月曜日)千曲市男女共同参画推進連絡協議会が中村哲医師に関する図書を市内小中学校へ寄贈

懇談
記念撮影

千曲市男女共同参画推進連絡協議会の池田靖子会長、竹内悦子副会長、寺澤千代子副会長の3人が市役所を訪れ、市内13小中学校へ中村哲医師に関する図書を寄贈し、目録贈呈式が行なわれました。

同会は、7月に信州の幸あんずホールにて、中村哲医師のドキュメンタリー映画である「荒野に希望の灯をともす」の上映会を上映実行委員会と共に主催し、収支差額の中で図書の寄贈に至りました。

池田会長は「収益の中で子どもたちに何か贈れないかといろいろ調べていた中で、評判の良い2冊の図書を選びました。平和とはどんなものか文章でも映画でも知ってほしいという思いで寄贈しました」と話し、小松信美教育長に目録が手渡されました。

小松教育長は「多くの子どもたちにこの本を読んでもらい、中村医師の志や思いを読み取って、自分のこれからの生きるヒントにしてもらえれば大変うれしく思います」と答えました。

寄贈されたのは下記の2冊の図書で、市内小中学校にそれぞれ一冊ずつ届けられます。

  • 学習まんが 世界の伝記NEXT 中村哲(シナリオ:和田奈津子、まんが:二尋鴇彦(ふたひろ ときひこ)、監修協力:ペシャワール会、出版社:集英社)
  • 大地をうるおし平和につくした医師 中村哲物語(著者:松島恵利子、出版社:汐文社)

10月6日(月曜日)株式会社アンジックからの寄付にともなう目録贈呈式

目録贈呈(左から株式会社アンジック藤倉大輔代表取締役、小川修一市長)
集合写真(左から八十二銀行屋代支店営業担当児玉さん、支店長徳永さん、株式会社アンジック藤倉代表取締役、小川市長、千曲市棚田保全推進会議森さん、大池区長平さん)

八十二銀行の商品である「八十二『地方創生・SDGs応援私募債』」の発行を通じて、株式会社アンジックから姨捨地区の環境保全や地域活動発展のために市へ30万円が寄付され、市役所で目録贈呈式が行なわれました。

この商品は、私募債発行に際し八十二銀行が受け取る引受手数料の一部を割引し、その割引分を発行企業が指定する団体などに寄付できるというものです。

贈呈式で株式会社アンジックの藤倉大輔代表取締役は「俯瞰的にふるさとへの貢献という視点から日本遺産の構成文化財である姨捨の棚田への寄付が最適だと考えました。棚田の保全や活用は地域の経済活性化や観光振興だけでなく、次世代への豊かな自然環境や文化を引き継ぐために重要です。今回の寄付が地域の発展や子どもたちの未来に貢献できることを願っています」と挨拶しました。

10月4日(土曜日)さらしな・おばすて観月祭で姨捨夜市が開催されました

観客の前で話す鬼越トマホークの2人、(右)金ちゃん、(左)千曲市出身の良ちゃん
お客さんをお腹に乗せて体重を当てる金ちゃん。お腹に乗るお客さん。頭でお客さんを支える良ちゃん。
来場者にお月見団子を配布する鬼越トマホークの2人。(右)金ちゃん、(左)千曲市出身の良ちゃん
姨捨夜市の様子(全景)

信州千曲観光局は、日本遺産センターの駐車場で姨捨夜市を開催しました。
同イベントは、10月4日(土曜日)から7日(火曜日)にかけて姨捨一帯で行なわれる「信州さらしな・おばすて観月祭2025」のイベントのひとつで、この日はあいにくの雨に見舞われましたが、それでもこのイベントを楽しみに訪れた人たちは、時折の晴れ間に見える姨捨からの夜景と美味しい食べ物やイベントを楽しんでいました。

今年も千曲市PR大使の鬼越トマホークが出演。金ちゃんが「お腹に人を乗せてその人の体重を当てる」という特技を披露、選ばれたお客さんの体重を1キロの誤差もなくピタリと言い当て会場がどよめきました。その後、観客参加のクイズコーナーでは千曲市に関する難問の数々に千曲市出身の良ちゃんも苦戦しながら笑いを交えて回答していました。

家族3人で来場した富田さんは、「はじめてでしたがとても楽しかったです。息子が鬼越の二人に会ってみたいと言っていて、来ようと思いました。クイズにも参加出来て抽選にも当たって、雨の中来た甲斐がありました」と話してくれました。

観月祭ではこのほかにも、姨捨棚田の散策、街道ウォークと音楽祭、姨捨文学講座やアプリを使った月の学習会などが開催されています。

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