2025年5月のちくまトピックス
5月28日(水曜日)漆原・八坂地区「棚田を守る会」による上山田保育園の田植え体験会



漆原・八坂地区「棚田を守る会」は、同会が維持管理する水田に上山田保育園の園児を招き、田植え体験会を行ないました。
同会は、国の「中山間地域等直接支払制度」を活用し、水路や農道の維持、耕作放棄地の発生防止など地域内の農地およそ8.5haを管理しています。上山田保育園の田植え体験は、令和5年から始めて今年で3年目となります。
体験では、同会の会員が田植えのしかたを説明したあと、年長クラスの園児と先生が水を張った田んぼに入り、園児たちはぬかるんだ足元に悪戦苦闘をしながら田植えをしていました。
田植えが終わると、泥遊びを始めた園児たちは元気に田んぼの中を駆け回っていました。園児たちからは「田植えも泥遊びもたのしかった」「泥がぬるぬるだけど水が気持ちよかった」などの声が聞かれました。
同会の坂口徹雄会長は「上山田保育園の皆さんが元気にあいさつをしてくれて大変嬉しかったです。子どもたちの声を聞くと私たちも元気になります。この体験が良い思い出となるようにこれからも続けていきたいです」と話しました。
最後に、園児たちは田んぼに向かって「美味しくなあれ」とみんなでおまじないをかけていました。
5月25日(日曜日)市消防団が水防訓練およびポンプ操法講習会を実施




市消防団は、千曲坂城消防本部職員6人を講師に迎え、大西緑地公園で水防訓練とポンプ操法講習会を行ないました。団員約90人が参加しました。
水防訓練は、「これからの出水期を前に土のうの作り方を習得すること」と、「消防団活動において必要となる基本的なロープワークを学ぶこと」を目的に実施されました。前半は、危機管理防災課職員の実演を手本に土のう作りを実施。後半のロープワークでは、消防本部職員指導のもと、「巻き結び」と「もやい結び」の結び方を学びました。ロープワークでは、消防本部職員に確認しながら、何度も巻き方を確認する姿が見られました。
水防訓練後に開催されたポンプ操法講習会では、6月22日(日曜日)に開催される「千曲市操法技術総合訓練会」に向け、小型ポンプとポンプ車ごとに代表の分団が実演しながら全体の流れを確認しました。消防本部職員からは、訓練会の実施要領に基づいた指導があり、訓練会に参加する団員は繰り返し動作を確認していました。
5月20日(火曜日)株式会社ブリヂストンタイヤサービス信州と災害時における緊急支援等に関する協定を締結



災害時にタイヤのパンク修理などができる出張サービスカー
「災害時における緊急支援業務等に関する協定締結調印式」が、5月23日(金曜日)にプレオープンとなるタイヤ館千曲(内川)で行なわれました。株式会社ブリヂストンタイヤサービス信州の大野 敦司代表取締役社長と小川修一市長が出席し、協定書に調印しました。
この協定は、災害が発生または発生するおそれがある時に、株式会社ブリヂストンタイヤサービス信州 千曲トラックセンター(雨宮)倉庫棟2階などを避難所として提供いただくと共に、災害時において市が所有する緊急車両および災害応急対策に使用する車両のパンクしたタイヤの交換、修理、整備、点検などをしていただけるものです。
大野代表取締役社長は「近年は、身近にいつでも、どこでも、災害が起こる状況といっても過言ではない中、出店に際し企業として地域社会に貢献できることはないだろうかと考え、今回の協定締結となりました」とあいさつし、小川市長は「住民の中でも防災意識が高まり、地域の安全安心に向けた市の取り組みに関心を寄せています。市としても避難場所の確保や備蓄品の強化など有事の際の民間企業・団体との連携は重要だと考えています。今回の協定を大変心強く思っています」とあいさつしました。
5月18日(日曜日)テレビアニメ「Turkey!」先行上映会




千曲市が舞台のテレビアニメ「Turkey!」の先行上映会が上山田文化会館で開催されました。
本イベントではテレビアニメ「Turkey!」第1話の先行上映の後、音無麻衣役の菱川 花菜(はな)さん、一ノ瀬さゆり役の岩田 陽葵(はるき)さん、三鷹希役の天麻 ゆうきさんの声優3名が登壇、トークショーのほか食レポ対決やボウリングチャレンジといったゲーム企画で会場を盛り上げました。
また、上映会開催前の午前中には市内小中学生を対象にした「アニメ講座」も開催。「アニメの歴史と日本のアニメはなぜ人気なのかを学ぼう!」をテーマに「Turkey!」制作スタッフが講義および実演をし、参加した小中学生は真剣にその様子を見聞きしていました。
上田市から友人3人で先行上映会に参加した男性は「地元長野県が舞台のアニメということで注目していました。第1話も予想外のストーリーで続きが気になります。またイベントがあれば参加したいです」と感想を話してくれました。
イベント内で放送開始日も発表され、長野県ではテレビ信州で7月12日より毎週土曜日25時に放送されます。
5月17日(土曜日)第6回ちくま未来フェスタ






ちくま未来フェスタ実行委員会は「第6回ちくま未来フェスタ」を信州の幸(めぐみ)あんずホールで開催しました。
オープニングセレモニーで、ちくま未来フェスタ実行委員会伊藤尚子実行委員長は「今日は雨となりましたが、それでもイベントができるんだという体験ができる良い機会になったと思います。今年で9年目になり来年で10周年になりますが、未来フェスタが地域に根付いたお祭りになっていることを確かめられる良い機会だと思いますので、皆さんで楽しんで盛り上げていただくようによろしくお願いします」とあいさつ。
(注意)令和2年から4年までの3年間は新型コロナウイルス感染症の影響などで中止でした。
会場には企業、飲食、クラフト、美容、体験コーナーなど100近くのブースがあり、オープニング直後は雨でしたが、家族連れなどの来場者でホール内が埋め尽くされるほど盛況でした。正午に近づくにつれて雨も止み、屋外ブースへ足を運ぶ来場者も増えて賑わいを見せました。
市内から妻と子どもの家族3人で参加した来場者は「今年初めて参加しましたが、いろいろな出店物があって楽しめました。市内でこういったイベントがもっとたくさんあると嬉しいです。来年も参加したいです」と話しました。
5月11日(日曜日)戸倉史談会発足50周年記念 特別講演会


戸倉史談会は会の50周年記念および会誌「とぐら」の第50号発刊記念として、「信州のサケ(鮭)文化」と題し特別講演会を開催しました。
同会は昭和49年に発足し、半世紀にわたり郷土の歴史・民俗などを中心に会誌「とぐら」を毎年発刊。会誌発刊のほか、会員が史跡や古文書から歴史を学び、戸倉公民館主催の事業にも協力してきました。
今回の講演会では元長野県立歴史館総合情報課長の宮下健司さんを招き、かつてはこの千曲川にも遡上してきた鮭の文化についての歴史を、日本の成り立ちまで遡りながら紐解いていきました。
講演会に先立ちあいさつをした小川修一市長は「急速に進む高齢化のあおりを受け、休会を余儀なくされる団体もある中、半世紀にわたり活動を継続されている皆さんは当市のふるさと学習の進展に深く寄与していると考えています」と感謝の言葉を述べました。
5月10日(土曜日)、11日(日曜日)第16回千曲市総合芸術祭

武水別神社による「1月5日のお田植まつり」の舞台発表

千曲市大正琴連合会茂木教室の舞台発表

はつらつ千曲社交ダンスサークル(更埴)の舞台発表

絵画の展示発表

書道の展示発表

パソコンサークル作品の展示発表
市文化芸術協会と市は「第16回千曲市総合芸術祭」を信州の幸(めぐみ)あんずホールで開催しました。
展示発表では8団体の制作物が展示されました。また、舞台発表では2日間で32演目の発表があり、日頃の活動の成果を披露しました。
館内のインナーコリドーでは軽食や雑貨販売なども行なわれました。
武水別神社による「1月5日のお田植まつり」の舞台発表では、市文化芸術協会の亀山正明会長自身が出演し、農作業の模擬的な工程をコミカルな掛け合いのもと披露しました。
5月10日(土曜日)第17回みんなで育てる協働の森づくり



市・市教育委員会・みんなで育てる協働の森づくり実行委員会は第17回みんなで育てる協働の森づくり(千曲市植樹祭)を、大池市民の森で開催し、市内の小・中学生や団体・企業ら約260人が集まりました。
この取り組みは地球温暖化防止、水源かん養など社会資源である森林づくり・緑化の機運を高めるために実施しているもので、開会式で小川修一市長は「市としても、植樹祭の開催や木材の県産材活用推進などにより、市民の森林づくりや木材活用への関心をこれからも高めていきたいです」と挨拶しました。
開会式後、参加者は植樹会場へ移動し、公益財団法人HIOKI(ヒオキ)奨学・緑化基金より寄贈された花木や実のなる木など14種類1,000本の苗木を丁寧に植えていました。
植樹祭に参加した屋代中学校の藤川真綾さん、藤川紗綾さん、北村姫菜さんは「急な斜面での作業で大変だったけど、この景色をみてやりがいも感じました。今日植えた木が大きく成長してほしいです」と感想を話してくれました。
5月9日(金曜日)市消防団第3分団ポンプ車配置式



市は消防団第3分団(倉科)のポンプ車1台を更新し、市役所で配置式を行ないました。
車両はおおむね22年を経過したものを対象に、市の更新計画に基づき更新しています。
配置式で小川修一市長は「最近は住宅火災が増加傾向で、5月1日には上徳間地区で住宅火災が発生しました。また、全国各地で山火事が相次いで発生しています。本日配備した車両の運転方法やメンテナンス方法をしっかりと学んでいただき、有事の際に迅速に対応できるようにお願いします」とあいさつ。
また、併せて小川市長は「現行の普通自動車免許ではポンプ車を運転できないため、消防団員の準中型自動車免許取得費用の補助を7月から開始する予定なので活用してください」と話しました。
5月5日(月曜日)信州プロレスリング旗揚げ18周年記念イベントおよび千曲市との包括連携協定締結式




株式会社信州プロレスリングエンターテイメントは戸倉創造館で信州プロレスリング旗揚げ18周年記念イベントおよび千曲市との包括連携協定締結式を行ないました。
信州プロレスは「すべての子どもたちに笑顔を」をモットーに長野県を拠点に活動、社会福祉施設への訪問やボランティア活動にも積極的に取り組んでいます。
この連携協定は、交流イベント・エンターテイメントなどを通じた地域活性化や市民の幸福度の向上のために取り組んでいくもので、県下では初となります。
イベントに先立ち行なわれた締結式で、小川修一市長は「信州プロレス様から、エンタメを通じて信州を楽しく明るくする取り組みの第1号になりませんかとのご提案をいただき、今日に至りました。千曲市がより笑顔あふれる街になるよう頑張っていきます」と話し、株式会社信州プロレスリングエンターテイメント グレート☆無茶代表は「信州プロレスは18年前にここ千曲市からスタートしました。千曲市から長野県を盛り上げていきたいです」と話しました。
イベントでは、全5試合を実施。リングの周りは300人を超える来場者で埋め尽くされ、会場は笑いと熱気に包まれました。
5月5日(月曜日)姨捨の棚田でのオオルリシジミ復活に向けた活動を実施



姨捨の棚田オオルリシジミ保存会は「姨捨の棚田でのオオルリシジミ復活プロジェクト」の一環で、繁殖させたオオルリシジミのサナギを姨捨の棚田に植えたクララ株の根元に埋めました。
オオルリシジミの放蛹(ほうよう)には姨捨の棚田関係者や保存会会員、クララの苗の栽培や活用研究を行なっている更級農業高校の生徒などが参加しました。保存会の矢島さんが放蛹の方法を説明した後、参加者は掘った穴にサナギを入れ丁寧に土をかぶせていました。
オオルリシジミは全長3~4cmの小型のチョウで鮮やかな瑠璃色(ブルー)の羽が特徴です。1990年頃までは姨捨の棚田一帯に多数生息していましたが、農薬の散布や食草であるクララの刈り払いなどにより今では見ることができません。
同会では、そんなオオルリシジミを復活させようと姨捨の棚田景観保全に併せチョウの生息環境整備と保護活動に努めています。
今後、順調にいけば2~3週間後にサナギからかえったチョウが舞う姿を見られるとのことです。姨捨の棚田で絶滅してしまったオオルリシジミの復活に向けた取り組みを多くの人に知ってもらえるよう、5月下旬には見学会も予定しています。
なお、オオルリシジミの成虫や幼虫・卵などの捕獲は禁じられていますので保護にご協力ください。
※クララ……マメ科の多年草で、オオルリシジミの幼虫はつぼみや花を食べ、成虫は産卵を行ないます。
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更新日:2025年05月28日