2018年3月のちくまトピックス

更新日:2024年01月30日

3月28日(水曜日) 平昌五輪スケルトン代表、小口貴子選手が訪問

市長と一緒に写っているスーツを着たスケルトン選手の女性の写真
笑顔で会話している市長と女性の写真

 平昌冬季五輪でスケルトン女子代表として初出場し、19位の成績を収めた丸善食品工業の小口貴子さん(長野市)が更埴庁舎を訪れ、岡田市長に「応援していただきありがとうございます」と感謝の言葉を伝えました。
 スケルトンは、小さなソリで全長1300メートルから1500メートルのコースを滑走し、4回の合計タイムを競う競技です。頭を進行方向に向け、うつ伏せの状態でソリに乗るのが特徴で、最高時速は120キロから140キロにもなります。
 小口さんは、2003年の大学2年生のときに同競技と出会いました。一時、競技から離れた時期がありましたが、08年に現役復帰をし、長野市の嘱託職員としてボブスレー・リュージュ施設「スパイラル」に勤務しながら競技を続け、12年に丸善食品工業に入社しました。小口さんは「(大会で)記憶にあるのは自分の名前がコールされながらスタート台に立った瞬間です」と大会を振り返り、「長年、ずっと夢に見てきたオリンピックの舞台に立てたことは、皆さんの応援のおかげです」と話してくれました。

3月27日(火曜日) 誰でも気軽に集える場に こども食堂を開催

子どもたちが机を囲み美味しそうにカレーとサラダを食べている写真
子どもたちの勉強会に大人も混ざって勉強を教えている写真

地域の子どもたちの食事と居場所を提供しようと、市内在住の女性11人で構成する「バーチャランチの会」が、千曲市人権ふれあいセンターでこども食堂を開きました。同会では、誰でも気軽に楽しめるように対象者を限定していません。この日は、子どもから大人までの31人が参加しました。子どもたちは、仲間や家族と勉強をしたり、工作で竹とんぼを作ったりして楽しみました。食事は、同会のメンバーがカレーとサラダを準備。食材などはNPO法人フードバンク信州から提供を受けました。
いとこ同士で参加した林桜子ちゃん(12歳)は「勉強を教えてもらえてよかった」、坂本美羽ちゃん(8歳)は「工作が楽しかった」と笑顔をみせ、2人とも「また来たい」と話してくれました。
同会代表の笠井雪子さんは「みんなの居場所作りのために、試行錯誤しながらこれからも開催していきたい」と意気込みを話してくれました。次回開催は6月を予定しています。

3月22日(木曜日) 千曲キューティアンズがUSAナショナルズ(全国選手権大会)出場を報告

市長の隣に並び記念品を受け取って笑顔の女の子4人の写真

写真左から小松実紀さん、西村穂花さん、君島萌々華さん、保科幸千さん

机の前に座って目線をこちらに笑顔の女の子4人の写真

 チアリーディングチーム「千曲キューティアンズ」のメンバー4人が更埴庁舎市長室を訪問し、3月25日に幕張メッセ(千葉県)で行なわれる「USAナショナルズ(全国選手権大会)」に出場することを岡田市長に報告しました。同チームは、小学生から中学生までの27人で編成され、信州ブレイブウォリアーズの公式戦や千曲川ハーフマラソンなどのイベントでチアリーディングを披露しています。同大会へは、1月8日に岡谷市で行なわれた「USAリージョナルス地区大会(甲信越)」の中学生以下編成部門で2位に入賞し、出場を決めました。
 この日、報告を聞いた岡田市長は「おめでとうございます。ぜひ良い報告は聞けるように待っています」と激励しました。

保科 幸千(さち)さん(キャプテン) 戸上中学校2年生

 キャプテンとしてチームを引っ張って、小さい子たちもみんな全力で演技できるように頑張ってきます。

君島 萌々華(ももは)さん 戸倉上山田中学校2年生

 27人は大人数なので、その迫力を会場に来る人や審査員に伝えつつ、お世話になった人に感謝が伝わる演技がしたいです。

西村 穂花(ほのか)さん 戸倉上山田中学校3年生

 最後の大会になると思うので、悔いを残さないように自分の力を最大限に発揮したいです。

小松 実紀(みのり)さん 信大附属長野中学校3年生

 全国大会に向けて、厳しい練習をみんなで乗り越えてきたので、大会を楽しんできたいです。

3月21日(水曜日・祝日) ハンガリー卓球理事、新体育館を視察

国旗の手機と横断幕を手にハンガリーからきた理事を歓迎している写真
全員ヘルメットを被り体育館の点検をしている写真

 2020年東京五輪・パラリンピックに向けて、ハンガリー卓球連盟ゾルタン・ドゥベーツィ理事が、同国卓球チームの事前合宿の候補地として千曲市を訪れ、建設中の新更埴体育館を視察しました。市は同国を相手国とし、グローバル化の推進、地域の活性化、観光振興などに資する観点から相互交流を図る政府の「ホストタウン」の登録を目指しています。
 千曲市ハンガリー友好協会や県卓球連盟、千曲坂城卓球連盟などの約60人が同国の国旗を振りながら、ドゥベーツィ理事を迎えました。ドゥベーツィ理事は体育館の収容人数や設備を確認し「感激しました。このような建物を拝見できたことをとても光栄に思います」と施設の印象を話しました。岡田市長は「合併して15年、海外との交流もスタートしました。一歩一歩、東京五輪に向けて基礎固めをしていきます」と挨拶しました。
 なお市は、2005年に開催されたスペシャルオリンピックス冬季世界大会長野で、同国の「ホストタウン」になった経験があります。

3月20日(火曜日) ロケツーリズムの取組みを報告 観光交流人口増加へ向けて

市の関係者が長机を四角く並べて会議をしている様子

市内団体などの関係者14人が参加

持っている認定証を大きく撮った写真

全国組織のロケツーリズム協議会から認定証が交付されました

市は、ロケ地誘致を通じて新たな観光交流人口の拡大や地域活性化を目指したロケツーリズムの取組みに力を入れています。
この日は、市総合観光会館で市内団体の関係者や企業などに、今年度のロケツーリズムの実績や来年度の計画を報告しました。市の担当者は、今年度、制作会社などから29件の問い合わせがあり、その内21件の撮影が行なわれたと報告。特に、旅番組や情報番組が多く、ドラマの撮影も2件行なわれました。課題として、風景のみの撮影や映像資料の提供が多く、市内でロケが完結することが少ないことが挙げられました。今後は、映像制作者向けのロケハンツアーの実施やロケ地マップの作成を予定しています。
戸倉上山田温泉旅館組合連合会長の若林正樹さんは、全国放送で千曲市が紹介されたことに触れ、「宿泊の予約が増え、さらに千曲市を知ってもらえたことが大きい」と宣伝効果を実感。さらに「ロケ地誘致を通じて、多くの皆さんに千曲市を訪れてもらい、地元の皆さんには郷土愛を持ってもらいたい」と今後のロケツーリズムの取組みに期待していました。

3月18日(日曜日) 転入ママたちが交流 県人会

おもちゃがある室内で小さな子どもたちと保護者が集まっている写真
カーペットに座り円になって子どもと遊んでいる女性5人の写真

 更埴子育て支援センターで、市外出身の母親たちの集い「県人会~遠くからお嫁に来たママのつどい~」が開かれました。子ども連れの母親ら11人が2班に分かれて、生活の情報交換や育児、教育などの意見を出し合いコミュニケーションをとりました。関東、北陸、東海、九州地方から転入してきた母親が参加し、フリートーク。輪になって「子育てするなら自然が豊かなところ」と転入してきたきっかけや、「雪が多い」などの県内ならではの話に会話が弾みました。
 同会は、県外から嫁いできた女性は周りに友人がいないことから、同じ境遇を持つ人と集まり仲良くなろうと北條愛子さん(倉科)が発足させました。北條さんは「せっかく千曲市に引っ越してきたのだから、楽しく子育てをしましょう」と呼びかけます。この日、3歳と1歳の子どもと一緒に、初めて参加した伊藤優里さん(上山田)は「県外から千曲市に来た同じ境遇の方と触れ合うことができて、安心しました」と話してくれました。
 同会は、毎月1回、更埴子育て支援センターで行なわれ、次回開催日は、4月18日です。問い合わせは、更埴子育て支援センター(電話番号026-273-6180)です。

3月16日(金曜日) 鍵盤ハーモニカ奏者のTommy Choさんが観光大使に

きぐるみマスコット並んでいる市長と委嘱状をもった男性の写真

 岡田市長は、神戸市在住の鍵盤ハーモニカ奏者であるTommy Cho(トミー チョウ)さんに、市をPRする千曲市観光大使を委嘱しました。更埴庁舎で委嘱状を受け取ったTommyさんは「県外者であるからこそ分かる千曲市の魅力を、県内外問わず海外でも、(演奏活動を通じて)どんどんアピールしていきます」と意気込みを話してくれました。
 Tommyさんは、テレビなどの各種メディアから鍵盤ハーモニカ奏者として注目されているほか、音楽のレコーディングにおいても国内外のアーティストから厚い信頼を受けている人物です。阪神淡路大震災で被災された経験から、台湾大震災や中国四川大震災、東日本大震災では現地に赴き、震災孤児たちに楽器と演奏を贈る復興支援活動も行なっています。千曲市との縁は、2005年の長野県ツアーで千曲市を訪れ市内各所で演奏したことから始まりました。これまでに、更埴文化会館での単独コンサートや「あん姫のうた」の作曲に携わっています。
 委嘱式で岡田市長は「Tommyさんには観光大使として、海外にも千曲市の魅力を発信してもらいたい」と期待しました。

3月16日(金曜日) 災害時に元職員が支援 消防災害支援隊が発足

消防団の人たちが室内で集まって椅子に座りガッツポーズを取っている集合写真
代表者の望月さんが市長に決意表明を述べている写真

千曲坂城消防本部は、大規模災害の際に元職員に消防活動などを支援してもらう「消防災害支援隊」を発足させました。
支援隊員は、定年退職した61歳から72歳までの元消防本部職員で、25人が登録しています。県内で元消防職員による支援組織ができるのは初めてです。災害時に資機材の積み込みや避難所で応急手当を行なうなどの後方支援を担います。また、陸上特殊無線技士や救命士などの資格を持っているため、これまで培った経験を活かした技術的なサポートも期待され、活動はすべて無償で行ないます。支援隊はツバメを意味する「SWALLOW(スワロー)」と名付けられ、「思いやりと誠実な対応で、地域住民とともに歩み、安全で最善な場所へと導く」という思いが込められています。
この日、支援隊の発足式が千曲坂城消防本部で行なわれ、支援隊のメンバーや関係者が出席。組合管理者の岡田市長は「いざというときには、市民・町民の安心安全のために活躍していただきたい」とあいさつしました。続いて、柳町幸夫消防長が代表者の望月則男さんに支援隊の登録証を交付し、専用のベストとキャップを手渡しました。望月さんは決意表明で「現役時代に培った消防の経験・知識・技術を活かし、現役職員とともに地域住民の期待と信頼に応えるべく邁進していきます」と力強く述べました。

3月16日(金曜日) 千曲坂城消防本部に大型水槽車を配備

車庫に入っている消防車の写真
運用開会式で代表者が市長から安全祈願や鍵を渡されている写真

千曲坂城消防本部は新型の大型水槽車1台を導入し、坂城消防署に配備しました。
水槽車は、全長約9.4メートル、幅約2.5メートル、高さ3.2メートルで、1万リットルの大型水槽を備えています。震災などの道路寸断や高速道路などで消防水利の確保が困難な場合に活用されます。また、ライフラインが途絶えた場合に、住民へ生活用水の給水としての活用も期待されています。事業費は、6,426万円。
この日、千曲坂城消防本部で開かれた運用開始式では、安全祈願や鍵の引渡しが行なわれ、組合管理者の岡田市長は「大型水槽車を活用しながら、市民・町民の生命と財産を災害から守っていただきたい」と述べました。

3月15日(木曜日) 子どもの成長を、子育て支援センターで分かち合う

小さな子の前で紙芝居をしている女性の写真
子育てセンターで職員と一緒に紙芝居を見ている子どもたちの写真

 更埴子育て支援センターで、親子ふれあいミニミニ講座「うたってあそぼう&大きくなったね!」が開かれ、親子23組が参加しました。支援センターの職員が、子どもたちの身長や体重を測定し、手形をとってプレゼントしました。永井所長は「生まれたときの手形と比べると、みんな本当に大きくなりました。みんなが大きくなったことを一緒に喜んで楽しみましょう」と話しました。
 はじめに、子どもたちは「むすんでひらいて」の曲に合わせて手遊びをしたり、「忍者ってなんじゃもんじゃ」を踊りました。支援センターの職員が朗読する紙芝居「みんなでぽん」では、親子が両手で「ポン」と鳴らす音を合図に紙芝居がめくられ、子どもたちは喜んでいました。みんなで円状に丸くなりフルーツバスケットも行なわれ、支援センターの職員が「フルーツバスケット」と言うと、子どもたちは元気よく席を移動していました。最後にみんなで、手形を押した紙製のチューリップを持ち「チューリップのうた」を歌いました。

3月14日(水曜日) 市内のセツブンソウが見ごろ

花を咲かせているセツブンソウの写真
咲いているセツブンソウの写真を撮っている人たちの写真

戸倉宿キティパーク近くの戸倉セツブンソウ群生地では、市指定天然記念物のセツブンソウが見ごろを迎えています。セツブンソウは、日本の固有種で絶滅危惧種2類に指定されています。
この日は、6分から7分咲きで、白く可憐な花が一面に咲き、観光客の目を楽しませていました。上越市から夫婦で訪れた山本優子さんは、これまで数回訪れたことがあり「7、8年前に訪れたときと比べて花が多くなっていて驚いた」と話してくれました。この群生地は、「戸倉セツブンソウを育てる会」が保護活動を行なっており、開花の時期には同会の会員が訪れた観光客を案内しています。会員の南澤正史さんによると、開花は例年に比べて5日ほど遅く、21日までが一番の見ごろ。気候によりますが、28日頃まで花を楽しめるそうです。
市内では、倉科にも群生地があり、例年2箇所で3,000人ほどの観光客が訪れています。

倉科と戸倉の最新のセツブンソウ開花状況はこちらをご覧ください

3月12日(月曜日) 温泉サイクリング、市内9コース紹介冊子が完成

パンフレットを持ってサイクリングマップを紹介している男性二人の写真

サイクリングマップを紹介する石黒靖彦さん(写真左)とタイラー・リンチさん(写真右)

 旅館関係者や飲食店、県、市などからつくる「科野さらしなの里サイクリング推進委員会」は、市内のサイクリングコースを紹介する無料冊子(サイクリングマップ)の完成発表会を、千曲市総合観光会館で開きました。同会のメンバーが実際に市内を自転車で走ったり、サイクリングしている人の声を聞きとり、初めて製作しました。サイクリングマップは、千曲市総合観光会館や千曲市役所各庁舎、旅館などに置かれています。
 コースは初級、中級、上級の各3コースずつの計9コースを設定し、各コースごとに走行時間や距離、途中にある観光名所などを掲載しました。発着点を戸倉上山田温泉のカラコロ足湯にしたことや、消費カロリー、上級コースでは標高の高低差が分かるグラフを載せたことが、このマップの特徴です。大きさは約縦40センチメートル、横60センチメートルで、折りたたむことでポケットサイズにもなり、1万部を印刷しました。今後、外国人旅行客のために英語版とタイ語版のマップも製作します。
 旅館業を営む同会副会長のタイラー・リンチさん(上山田温泉)は「(マップを利用して)美しい千曲川沿いのサイクリングロードを気持ちよく走って楽しんでもらいたい」とアピールしました。また、飲食業を営む会員の石黒靖彦さん(屋代)は「地域の人や県外の人にマップを利用してもらい、また千曲市を訪れたいと思えるものになってほしい」と話しました。

3月8日(木曜日) 無農薬無化学肥料で自給稲作を学ぶ

スクリーンの前で受講者に説明している男性の写真

受講者へアドバイスをする竹内さん

 「自給稲作入門講座~週末田んぼでらくらく自給ライフ♪~」が戸倉創造館で開かれ、稲作初心者から農業経験者までの計13人が受講しました。講座は全12回で、無農薬無化学肥料栽培での自給用の米作りを学びます。週末耕作の普及を目的に、地域おこし協力隊の服部慶子さんが企画しました。講師は無農薬家庭菜園のNHKカルチャー講師の経験を持ち、自然菜園スクールを長野市や安曇野市で開催している竹内孝功さんです。
 初回のこの日は、竹内さん自身が長野市信更町で行なっている無農薬田んぼを紹介し、無農薬稲作のポイントは「雑草が生えにくい環境をつくることが大切」と力説しました。また、竹内さんは受講者が日ごろの農作業で抱える問題に、実践的なアドバイスを送りました。
 講座は、来年2月まで毎月第2木曜日の午後6時から8時45分に戸倉創造館で開催しており、受講料は1回1500円です。問い合わせは千曲市役所農林課(電話番号026-273-1111 内線7244)です。

3月2日(金曜日) 市内保育園でひな祭り会

保育園のステージに並ぶ雛人形と園児たちの写真
雛壇の前で手作りの雛人形を持った園児3人の写真

 3月3日の桃の節句を前に、屋代保育園では園児82人が参加し、みんなでひな祭りを楽しみました。
 最初に保育士が、園児たちにひな祭りの由来を説明し「桃の節句は女の子が元気で大きくなるようにお願いする日です」と語りかけていました。ステージには、7段飾りのひな人形が並んだほか、この日のために園児たちが手作りしたひな人形を飾り、各クラスの代表の園児が作成の過程をみんなの前で発表。年長の村岡友菜ちゃん(6歳)は「和紙を5枚貼り合わせるのが大変だった」と話してくれました。
 また、園児たちは、クイズでひな祭りを学び、紙芝居や歌を楽しみました。この日の保育園のおやつには、お楽しみ献立としてフルーツパフェとひなあられが提供されました。
 このほか市内の保育園でもひな祭り会が行なわれました。

3月1日(木曜日) 持続可能な公共交通網の形成へ

千曲市地域公共交通活性化協議会で職員たちが座って話を聞いている様子を後ろから撮った写真
千曲市地域公共交通活性化協議会で男性がマイクを持ち発言をしている写真

 公共交通の利便性の増進などを協議する千曲市地域公共交通活性化協議会が、人権ふれあいセンターで開かれました。協議会委員は、バスやタクシー、鉄道などの公共交通事業者と、住民、学識経験者、行政の23人から構成され、任期は2年です。今回は、「千曲市地域公共交通網形成計画」の策定体制と策定までのスケジュールを協議しました。同計画は地域住民の足を確保するとともに、市が掲げるまちづくりと観光振興とを連携させ持続可能な地域公共交通ネットワークを形成するために策定します。
 同計画について国土交通省北陸信越運輸局の高橋智彦交通企画課長は「協議会は、地元の住民や交通事業者の皆さんが主役です。積極的な議論がされることが重要です」と呼びかけました。委員からは福祉や教育の観点からも近隣市町村との連携を図るべきだなどの意見が交わされました。長野工業高等専門学校の柳澤吉保教授は「住民がどのような目的で公共交通を使うのか。行政が与える交通ではなく、住民の声を吸い上げ、一緒に考えていくことが大切」と強調しました。
 なお、同計画は公共交通の運行計画の見直し、利用状況の整理、住民らのニーズ調査と分析を経て、平成31年3月に完成予定です。

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