ジェネリック医薬品(後発医薬品)の利用促進について

更新日:2025年05月23日

ジェネリック医薬品(後発医薬品)とは

医療機関で処方される薬には、新薬(先発医薬品)とジェネリック医薬品(後発医薬品)があります。

新薬は多くの費用と長い時間をかけて開発され、製造や販売の特許期間が設けられますが、この特許期間が切れた後に新薬と同じ有効成分で作られる薬のことをジェネリック医薬品(後発医薬品)といいます。

ジェネリック医薬品は有効性や安全性について、先発医薬品と変わらないものであると厚生労働大臣の承認を受けています。

ジェネリック医薬品のメリット

ジェネリック医薬品は新薬に比べ開発費用が抑えられているため、新薬より安価に販売されています。使用する薬を先発医薬品からジェネリック医薬品に切り替えることで医療費の負担を抑えることができます。

特に、長期間継続的に服薬している方や、複数の薬を服用している方には効果的です。

ジェネリック医薬品を処方してもらうには

医師や薬剤師に「ジェネリック医薬品を希望する」と伝える必要があります。

また、千曲市国民健康保険に加入されている方に資格確認書や資格情報のお知らせとともにお送りしている「国保ガイド」には、ジェネリック医薬品希望シールが添付されています。この「国保ガイド」は千曲市役所1階、健康推進課国保医療係の窓口でもお配りしております。

資格確認書やお薬手帳に貼り付けることで簡単に希望を伝えることができますのでぜひご活用ください。

ジェネリック医薬品への変更についての注意点

・ジェネリック医薬品が存在しない先発医薬品もあります。

・ジェネリック医薬品は、先発医薬品と有効成分は同じであっても、剤型や添加物等が様々であるため、効果・副作用に差異が生じることがあります。

・病気によっては切り替えられないジェネリック医薬品があります。

・1つの先発医薬品に対してジェネリック医薬品が複数ある場合があり、削減できる自己負担には幅があります。

・ジェネリック医薬品の投与期間・院内外処方の違いによっても削減できる自己負担が異なります。

 

ジェネリック医薬品を希望される場合は、事前に医師や薬剤師に相談し説明を受け、納得した上で処方してもらいましょう。

差額通知について

国民健康保険に加入されている方で、ジェネリック医薬品に切り替えた場合一定以上自己負担が削減されることが見込まれる方を対象に、「ジェネリック医薬品利用差額のお知らせ」を送付していますので、お手元に届きましたら内容をご確認ください。

ジェネリック医薬品のある先発医薬品(長期収載品)の選定療養について

令和6年10月からジェネリック医薬品がある薬について、先発医薬品を希望される場合は特別の料金(先発医薬品とジェネリック医薬品の差額の4分の1に相当する額)を医療費の負担とは別にお支払いいただきます。

例)先発医薬品が1錠100円、ジェネリック医薬品が1錠60円の場合

差額40円の4分の1相当である1錠10円が、通常の一部負担金とは別に特別の料金としてお支払いいただきます。

この特別の料金は高額療養費制度や福祉医療費給付制度の対象となりません。

関連HP

〇ジェネリック医薬品について知りたい。

〇現在処方されている薬にジェネリック医薬品があるか調べたい。

〇ジェネリック医薬品に切り替えた場合、どのくらい差額があるか調べたい。

この記事に関するお問い合わせ先

健康推進課
〒387-8511
長野県千曲市杭瀬下二丁目1番地
電話番号:026-273-1111
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