百日咳にご注意ください
百日咳の届出状況について(4月23日現在)
長野保健所管内における百日咳患者の届出数は、過去5年で1例のみの低い水準でしたが、4月11日から4月21日までの間に5例の届出があり、県内及び国内でも患者が増加しています。
咳などの症状がある方は早めに医療機関を受診されるとともに、マスクをつけ、咳エチケットを守りましょう。
百日咳ってどんな病気?

百日咳は、百日咳菌による感染症で、咳やくしゃみに含まれる菌によって感染します。(飛沫感染)
激しい咳を伴う病気で、1歳以下の乳児、特に6か月以下の子どもでは無呼吸発作など重症化することがあり、ひどい場合には死亡する場合もあります。
年長児や成人では、比較的軽い症状で経過することが多く、受診・診断が遅れ、感染源となることがあります。乳児の周りでは特に注意が必要です。
また、治療には抗生剤の投与が行われます。
症状は?

普通の風邪症状で始まり、次第に咳の回数が増えて程度も激しくなります。その後、特徴のある発作性けいれん性の咳(痙咳)となります。また、咳とともに嘔吐を伴うこともあります。
2~3週間で激しい発作は次第に治まりますが、まれに忘れた頃に発作性の咳が出ることがあります。
予防するには?

手洗い、マスクの着用、咳エチケットなどの基本的な感染対策が重要です。
また、百日咳の予防には予防接種(五種混合ワクチンなど)が有効です。生後2か月から予防接種法に基づく定期接種を受けることができるため、できるだけ早く、計画的に接種しましょう。
この記事に関するお問い合わせ先
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更新日:2025年04月25日