肝炎ウイルス検査を受けましょう

更新日:2024年01月25日

肝炎とは?

肝臓は、人間の体内で最大の臓器です。消化管から取り込んだ栄養を利用しやすい形に変えたり、毒物を分解したり、体内の物質のバランスを維持したりなど、生命を支えるために重要な多くの働きを担っている器官です。この肝臓の細胞が壊れてしまった状態が、肝炎です。

肝炎には、原因により、ウイルス性(A型、B型、C型、D型、E型など)、薬物性、アルコール性、自己免疫性などの種類があり、このうち、ウイルス性肝炎は肝炎ウイルスに感染することによって起こります。

 

1.急性肝炎

A型、B型、E型ウイルスによるものが多い。急激に肝細胞が障害され、発熱、全身倦怠感、黄疸などの症状を起こす。自然経過で治癒する例が多い。

2.急性肝不全

急性肝炎のうち、8週以内に血液中の凝固因子の値が一定の値以下に低下したもの。

3.慢性肝炎

B型、C型肝炎ウイルスによるものが多い。長期間にわたり肝障害が持続する。徐々に肝臓が線維化し、肝硬変に至ることもある。

肝臓が正常な状態から、慢性肝炎になり、肝硬変になり、最終的に肝臓がんになる様子を表したイラストです。

肝炎ウイルス検査について

県では、保健福祉事務所で無料の肝炎ウイルス検査を実施しています。また、陽性であった場合、肝炎の治療にかかる医療費への給付制度もあります。

長野県ウイルス肝炎診療ネットワークに登録の医療機関は、県・専門医療機関との連携がありますのでご相談ください。

今までに一度も検査を受けたことのない方は、ぜひ検査を受けることをおすすめします。

 

詳しくは、以下のリンクをご参照ください。

この記事に関するお問い合わせ先

健康推進課
〒387-8511
長野県千曲市杭瀬下二丁目1番地
電話番号:026-273-1111
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