「ユメセイキ」(小麦粉)について
一.地粉「ユメセイキ」の概要
信州といえば、「そば」を連想する方が多いと思いますが、実はうどんやおやきに代表されるように、昔から伝わる伝統的な粉物文化があり、小麦粉の消費量は全国平均を大きく上回っています。
千曲市周辺でも、古くから二毛作地帯で麦を栽培していました。平成13年度に長野県農事試験場で育種された品種の「ユメセイキ」は、「なめらか」で「粘り」と「こし」がある非常に食感に優れたおいしいうどんになります。現在千曲市や長野市、松本市等で栽培されています。きめが細かいという特徴から“おやき”“すいとん”“お菓子”“ケーキ”などにも利用が出来ることから、より一層の産地化及び消費拡大に力を入れています。
ユメセイキとは
主要特性
- めんの粘弾性が高く滑らかで食感に優れる。
- 穂発芽性は難で、成熟期の降雨による品質低下を防げる。
- 稈長は短く、穂長は長く、収量性に優れる。
- 出穂期、成熟期は「シラネコムギ」とほぼ同等である。
成分特徴
小麦粉の主な栄養成分は炭水化物(でんぷん)です。でんぷんの主な種類は、アミロースとアミロペクチンであり、アミロースが多いでんぷんだとかたくパサパサになり、アミロペクチンが多いでんぷんだと粘りが強く歯ごたえもよくなります。(例)お米だと粘り気が強いもち米はアミロースがほとんどない。
ユメセイキは、低アミロースという特徴を持っています。アミロースの割合が低いと、相対的にアミロペクチンが多くなり、粘り気が強くなります。特にうどんにした場合、モチモチした弾力性と、のど越しの滑らかさ(つるつる感)で、食感の優れたおいしいうどんとなります。
(注意)ユメセイキは中力粉です。
ユメセイキの製麺補正
「なめらか」で「粘り」と「こし」があり、官能評価も高い品種です。
二.ユメセイキ産地化推進会議について
当地域の特産新品種小麦「ユメセイキ」の産地化と地産地消の推進を図るため、関係する機関で平成16年1月にユメセイキ産地化推進会議を組織しました。
平成16年1月9日 | ユメセイキ産地化推進会議の発足
|
---|---|
平成16年1月~3月 |
|
平成16年4月30日 |
|
---|---|
平成16年7月21日 | ご当地うどんの名称を「信州のゆめ/信州の夢」とし、商標登録を出願 |
平成16年11月27日~28日 | 姉妹都市千葉県光町にて「信州の夢」うどんのPRイベント実施 |
平成16年12月4日 |
|
平成17年3月4日 | 「信州のゆめ/信州の夢」商標登録 |
平成17年8月25日 |
|
---|---|
平成17年9月21日 |
|
平成17年10月8日 |
|
平成17年11月17日 |
|
平成18年12月20日 |
|
平成20年3月24日 | 「ユメセイキ」製麺技術講習会 |
平成21年1月31日 |
|
平成22年2月27日 |
|
平成23年3月5日 |
|
例年10月 | 「長野市農業祭」に参加。ユメセイキを使用したうどんや、関連商品の振る舞い、販売を行う。 |
---|---|
例年3月 (平成26年度は12月) | 「粉もん祭り」(JAちくま本所にて開催)において、ユメセイキ関連商品の販売、振る舞いを行う。 |
三.「信州の夢」うどんの認定
信州夢うどん認証申請書 (Wordファイル: 25.0KB)
四.“「信州の夢」うどん”こだわりの店の紹介
この記事に関するお問い合わせ先
農林課
〒387-8511
長野県千曲市杭瀬下二丁目1番地
電話番号:026-273-1111
お問い合わせフォーム
更新日:2022年03月02日