千曲市地域公共交通計画

更新日:2024年04月24日

1.千曲市地域公共交通計画

千曲市では、令和元年度から令和5年度を計画期間とした「千曲市地域公共交通網形成計画」を策定し、循環バスやデマンド型乗合タクシーを運行して、市民の皆様の移動手段の確保・維持に取り組んできました。

この間、市役所新庁舎の完成や、(仮称)屋代スマートインターチェンジの新規事業化決定と、それにともなうモーダルコネクト拠点(道路ネットワークと多様な交通モードの結節拠点)整備の検討など、市内の移動に影響を与える動きが連続的に発生しています。

また、全国的にも、コロナ禍による公共交通利用者の減少や、運転手不足による路線バスの減便・撤退など、公共交通を取り巻く環境に著しい変化が起こっています。

国は「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」において、地方自治体がより主体的に公共交通を見直すことを求めており、千曲市が最適な公共交通体系を再構築するとともに、関係者との役割分担と協力のもと、持続可能な公共交通を維持していくために、『千曲市地域公共交通計画』を策定しました。

2.計画の区域

計画区域は千曲市内全域です。ただし、市民の移動は市外にも及んでいるため、県や近隣自治体と連携しながら計画を推進します。

3.計画の期間

計画期間は令和6年度から令和10年度までの5年間です。なお、計画を見直す必要が生じた場合には、必要に応じて見直しを行います。

4.公共交通確保・維持に向けた基本的な考え方

日常生活に役立つ、持続可能な公共交通を

すべての関係者が協力して確保・維持・改善する

 

千曲市では、「交流と生活に便利な交通ネットワークが整備されたまち」を目指しています(第三次千曲市総合計画)。

このようなまちを実現するため、鉄道や市外への路線バス、高速バスに対する支援などを行うとともに、循環バスやデマンド型乗合タクシーなどを運行していますが、市民の移動ニーズに対応できていないなどの課題もあり、利用状況は低調です。

今後、公共交通利用者のさらなる減少が予測されるなか、その持続性を担保するためには、効率的かつ移動ニーズにあった公共交通を再整備することと、現在の交通資源を活用し、すべての関係者(市民、地域、交通事業者、市)が協力して取り組んでいくことが重要になります。

以上のことを踏まえ、公共交通の確保・維持に向けた千曲市の基本的な考え方を上記のように定めました。

交通不便者にとっての移動手段を確保していくことの重要性とともに、環境負荷の抑制や交通安全・交通渋滞対策などの観点からも、市民の皆様の積極的な公共交通の利用と、本計画の取組みへの参画をお願いします。

この記事に関するお問い合わせ先

総合政策課
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