都市下水路

更新日:2024年03月05日

都市下水路の概要

   旧更埴市では昔から浸水被害を受けてきた地域において、昭和47年度から下記の5路線の都市下水路事業に着手し、水路改修や排水ポンプ場の整備を進めてきました。

都市下水路の概要
都市下水路 排水面積(ha) 事業実施期間 ポンプ場完成

五十里川

920 S48~S61
黒川 199 S48~S61
一丁田川 136 S52~H7 雨宮排水ポンプ場:H1、排水能力:310m3/分
尾米川

146

S58~H8 尾米排水ポンプ場:H12、排水能力:296m3/分
伊勢宮川 167 S62~H8

伊勢宮排水ポンプ場:H5、排水能力:312m3/分

   上記のうち、一丁田川、尾米川、伊勢宮川では、放流先の河川への雨水排水を促進するための排水ポンプ場も整備しました。

   大雨時に、本川(千曲川、沢山川)の水位が上昇し、都市下水路への逆流が発生する場合には、適宜ポンプを運転し雨水排水を行い、住宅地の浸水被害の軽減に努めています。

   都市下水路は、都市計画区域内の住宅地の雨水排水を目的とした、都市計画法で定める『都市施設』に当たります。

排水ポンプ場の仕組み

   都市下水路に設置した排水ポンプは、スクリューポンプ式を採用しています。一般的にポンプと聞いてイメージする圧送式ではなく、スクリューの回転によって水を高い位置に掻き揚げることによって、本川と吐出水槽の水位差で排水する仕組みです。

ポンプ場断面図の画像

    H.W.L(計画高水位)とは、計画高水流量(計画規模の降雨(1/100)から各種洪水調節施設(ダム等)の洪水調節量を差し引いた流量)が河川改修後の河川を流れる水位です。本川の水位がH.W.Lに達すると、河川管理者との協議に基づき排水ができません。

水路監視設備について

水路監視設備の説明画像

   各ポンプ場に監視カメラ及び水位計を設置しました。水路の状況をインターネットにて画像と水位を公開しています。詳細は下記にアクセスしてください。

   また、尾米排水ポンプ場には、回転灯(JPEG:214.3KB)を設置しポンプ運転時に回転灯が点灯しポンプの運転中を近隣住民に周知します。

この記事に関するお問い合わせ先

都市計画課
〒387-8511
長野県千曲市杭瀬下二丁目1番地
電話番号:026-273-1111
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