都市計画道路の見直し

都市計画道路とは

 都市計画道路とは、都市計画法に基づいて都市計画決定され、あらかじめルート・幅員などが決められた都市の骨格となる道路です。また、都市計画道路は、将来の都市像を踏まえて計画され、人や物資等、都市における円滑な移動を確保するための交通機能や、都市環境、都市防災等の面で良好な都市空間の形成、及び供給処理施設等の収容空間を確保するための空間機能、あるいは都市構造を形成し、街区を構成するための市街地形成機能など、多様な機能を有しています。

都市計画道路見直しの背景

 都市計画道路の整備は、まちづくりの中心となる要素の一つであり、道路周辺地区のまちづくりにも大きく影響を及ぼし、道路整備を行うことによって、周辺地区のまちづくりの進展、または周辺地区と一体となった良好な街並みの形成などが期待できます。
 千曲都市計画道路は、28路線、68,750メートルが計画決定されています。このうち、整備済の延長は、平成23年度末時点で、21,568メートルで、整備率は約31％にとどまっており、極めて低い状況にあります。
 未整備の都市計画道路の多くは、戦後から高度成長期の人口の増大や市街地の拡大が続く社会情勢の下で決定されたものであるため、近年の人口の急激な減少、経済の低成長などの社会経済情勢の変化を踏まえ、千曲市総合計画等の上位計画と整合を図り、「広域的な視点」と「地域のまちづくりの観点」を踏まえて、個々の必要性を検討し、計画的・効率的なまちづくりを推進するため、平成21年度、22年度の2箇年で、千曲都市計画道路全体を見直しを行いました。

都市計画策定の経緯