地域生活支援拠点等の整備

更新日:2022年03月30日

地域生活支援拠点等の整備とは

障がい者・児の重度化・高齢化や「親亡き後」を見据え、相談、緊急時の受け入れ・対応等の必要な機能を地域の中で体制構築することです。具体的には「相談」「緊急時の受け入れ・対応」「体験の機会・場」「専門的人材の確保・育成」「地域の体制づくり」の5つの機能を柱として取り組みを進めています。

千曲・坂城地域自立支援協議会(詳細は下記リンク先を参照)を中心に検討してきた結果、この地域においては複数の障害者支援施設等が役割を分担して居住支援のための機能を担い、連携しながら地域の障がい者を支援していく仕組み(面的整備)として実施しています。

地域生活支援拠点等の整備の目的

障がい者等の重度化・高齢化や「親亡き後」に備えるとともに、地域移行を進めるため、重度障がいにも対応できる専門性を有し、地域生活において、障がい者等やその家族の緊急事態に対応を図るもので、具体的に2つの目的を持ちます。

 

  • 緊急時の迅速・確実な相談支援の実施・短期入所等の活用

→ 地域における生活の安心感を担保する機能を備える 

  • 体験の機会の提供を通じて、施設や親元からGH、一人暮らし等への生活の場の移行をしやすくする支援を提供する体制を整備

 → 障害者等の地域での生活を支援する

 

※厚生労働省「地域生活支援拠点等について」資料抜粋

「相談」「緊急時の受け入れ・対応」「体験の機会・場」「専門的人材の確保・育成」「地域の体制づくり」の5つの機能

相談支援の充実

基幹相談支援センター、委託相談支援事業、特定相談支援事業とともに地域定着支援を活用してコーディネーターを配置し、緊急時の支援が見込めない世帯を事前に把握・登録した上で、常時の連絡体制を確保し、障がいの特性に起因して生じた緊急の事態等に必要なサービスのコーディネートや相談その他必要な支援を行う機能

地域資源等
  • 千曲・坂城障がい者(児)基幹相談支援センター
  • 指定特定相談支援事業所、障害児相談支援事業所
  • 指定一般相談支援事業所(地域移行支援、地域定着支援)

緊急時の受け入れ・対応

短期入所を活用した常時の緊急受入体制等を確保した上で、介護者の急病や障がい者の状態変化等の緊急時の受け入れや医療機関への連絡等の必要な対応を行う機能

地域資源等
  • 短期入所(緊急受け入れ、体制に係る加算)
  • 緊急・レスパイト入院(医療機関)

体験の機会・場の提供

地域移行支援や親元からの自立等に当たって、共同生活援助等の障害福祉サービスの利用や一人暮らしの体験の機会・場を提供する機能

地域資源等
  • 共同生活援助
  • 短期入所
  • 地域移行支援

専門的人材の確保・養成

医療的ケアが必要な者や行動障がいを有する者、高齢化に伴い重度化した障がい者に対して、専門的な対応を行うことができる体制の確保や、専門な対応ができる人材の養成を行う機能

地域資源等
  • 千曲・坂城地域自立支援協議会
  • 千曲・坂城障がい者(児)基幹相談支援センター

地域の体制づくり

基幹相談支援センター、委託相談支援事業、特定相談支援、指定一般相談支援等を活用してコーディネーターを配置し、地域の様々なニーズに対応できるサービス提供体制の確保や、地域の社会資源の連携体制の構築等を行う機能

地域資源等
  • 千曲・坂城地域自立支援協議会

地域生活支援拠点等の整備に係る評価等

当該地域においては、千曲・坂城地域自立支援協議会で整備状況等の評価を行ない、体制充実・確保のための検討を重ねています。

関連するページ

地域生活支援拠点等の機能を担う事業所の届出に関する情報は こちら

自立支援協議会に関する情報は こちら

この記事に関するお問い合わせ先

福祉課
〒387-8511
長野県千曲市杭瀬下二丁目1番地
電話番号:026-273-1111
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