市長と語ろう!シェアトーク2026「お出かけ市長室」

更新日:2026年07月10日

「お出かけ市長室」とは

地域の魅力」や「まちづくり」について、市長が市民の皆さんとの直接の対話を通じて、課題を共有し合い、皆さんの声を市政に反映させることを目的とした意見交換会です。

実施状況

多くの皆さんと対話できるよう申込方式とし、「日時、場所、テーマ」は申込団体の意向に沿った形で開催しています。

テーマ1:地域課題について

開催団体

八幡を発展させる会

開催日時

令和8年5月20日(水曜日) 午前10時~11時30分

開催場所

八幡公民館 集会室

参加者数

16名 (団体10名、市6名) 傍聴者1名

意見交換の概要

(1)  防犯協会及び地域組織の再編について

  現在、防犯協会の管轄が郡(八幡地区)と中原(桑原地区)と一緒になっている。現状を解消し、八幡地区は八幡に管轄区分を見直してほしい。

【市の回答】

  防犯協会は、市直属の組織ではないが、市長が連合会の会長を務めていることもあり、事務局を含めて経緯を確認し、見直しが可能か検討する。

 

(2)  子育て支援と教育環境

  市から育成会への補助金は、現状5年間で25%(毎年5%ずつ)削減されており、今年度がその最終年である。物価高騰やコロナ後の活動再開(夏祭りや花火大会など)に伴い補助金の増額をお願いしたい。

【市の回答】

  税収は増えているものの、高齢化に伴う扶助費(社会保障費)が100億円規模に膨らみ、予算のバランスが難しい状況であるが、「こどもまんなか宣言」の趣旨に基づき、育成会の活動を応援できるよう、より良い方策を検討する。

 

(3)  熱中症対策と学校設備

  ア  自販機の設置

  熱中症対策として小中学校に設置し たらどうか。 (売上の一部を子育て支援に充てる長野市の「子育て支援自販機」の事例も紹介)

【市の回答】

  小中学校への自動販売機の設置については、昨年度、ポリネコを活用した屋代中学校の生徒からの提案があり、生徒会での議論を経てモデルケースとして設置したもの。学校にお金を持ってくることに関して等の課題もあるので、利用の状況など様子を見守っていきたい。子どもたち自身が考え、声を上げていく状況が望ましい。

  イ  登下校の安全

  猛暑の中での長時間通学に対する子どもたちへの対策をお願いしたい。(ランドセル用のアイスパック配布の事例を紹介)

【市の回答】

  企業からの寄付で水に濡らして使用するネックタオルを学校に配布した経緯がある。寄附であったため、継続的な対応でないことは課題である。

  ウ  体育館の空調

  小中学校体育館の空調設備に対する整備の状況及び方針は

【市の回答】

  避難所としての機能も踏まえ、今年度中に既存の冷風機に加えて、各校に移動式スポットクーラーを2台ずつ配備する。長期的には、国の交付金を活用して計画的に空調設備を設置する方針である。

 

 (4)  部活動の地域移行(千曲坂城クラブ)

  地域移行が進む一方で、人数が激減しているクラブがある。吹奏楽部では、連盟への登録ルールの違いにより、コンクールに出場できないなどのモチベーション低下が懸念されている。

【市の回答】

  子供たちが活躍の場を失わないよう、制度の詳細を確認し、教育委員会と共に改善策を検討する。

 

 (5)  インフラ整備と地域活性化

  ア  国道18号バイパス

  数十年前から計画されているが、未開通区間が残っている。現状は

【市の回答】

  国とのパイプは強化されており、予算も以前よりついている。最近も関東地方の市町村長の前で必要性を発表し、国土交通大臣へ陳情を行うなど、早期開通に向けて注力している。

  イ  道の駅整備計画

  アクセス道路の狭さや近隣の物流拠点による景観上の懸念(見えにくい等)がある。

【市の回答】

  提示した基本計画に対しパブリックコメント等で厳しい意見があったことを受け、現在、計画を1年延長して修正中である。道路の整備や周辺企業との調整を含め、課題解決に努める。

  ウ  農業振興地域(農振)の規制

  農振指定により開発が制限されている現状を打破してほしい。

【市の回答】

  都市計画のマスタープランの中で、時代の変化に合わせた土地利用になるよう検討を進めていく。

  エ  峯地区の公民館建設

  戸数が45戸ほどの峰地区では、公民館(第1避難所)の老朽化が著しい。現行の「市が半分、地元が半分」という補助率では、住民の高齢化もあり、数百万円単位の寄付を集めることは不可能。状況が膠着状態である。

【市の回答】

  戸数に応じて補助率を変動させる又は補助上限額を調整するなどの制度設計を内部で検討し、議会の理解を得ながら今年度中にまとめていきたい。

  オ  救急車の進入困難

  大池地区は、道が狭く救急車が入らない場所があり、不安である。

【市長の回答】

  地形的な問題ですぐの解消は難しいが、現状を理解した上で、市として最大限の努力(ためらわずに救急車を呼んでもらえる救急体制など)を継続する。

 

 (6)  介護人材の確保

  介護スタッフ不足が深刻なため、新卒者に限らず、子育てが落ち着いた層などを対象に、資格取得費用の補助(市内の施設での勤務を条件とする等)を検討してほしい。

【市の回答】

  県の制度や他市の事例などを研究し、市としてできる支援を検討する。

お出かけ市長室の様子1(八幡を発展させる会)
お出かけ市長室の様子2(八幡を発展させる会)

テーマ2:地域の今と、未来へのまちづくりについて

開催団体

一般社団法人 科野青年会議所

開催日時

令和8年5月29日(金曜日) 午後7時~8時30分

開催場所

屋代公民館 講堂

参加者数

15名 (団体12名、市3名)

意見交換の概要

(1)  部活動の地域移行と課題について

 ア  現状と課題

  千曲市では、千曲坂城クラブを中心に、部活動の地域移行を県内でも先進的に進めているが、指導者の確保や会費設定、移動手段の確保など課題が多い。

 イ  教育委員会との連携

  地域移行は、主に教育委員会が主導しており、市長部局とは組織が異なるものの、市としても「子どもの育ちを応援する」観点から予算面などで支援している。

 ウ  広域連携

  近隣自治体との間で補助金やチーム編成の格差が生まれないよう調整することが、今後の重要な課題となっている。

 

(2)  子育て支援と医療環境の整備

 ア  産婦人科の誘致

  市内に分娩可能な施設がない現状に対し、市では開業希望者に5000万円の補助金を出す制度を設けているが、医師不足は全国的な問題であり、誘致は困難な状況である。

 イ  一時預かりの制度

  利用者から「予約が取りづらい」「土日の利用が難しい」といった不便さが指摘された。市は、制度の存在を周知するために「子育てガイドブック」やホームページでの発信を強化するとした。

 ウ  予算の配分

  高齢者福祉への支出(民生費)が増大する中で、子育て支援への予算転換を試みているが、議会や既存団体からの反発もあり、バランス調整が難しい状況にある。

 エ  具体的な改善策

  多額の予算をかけない施策として、保育園での「おむつの処分」や冬場に温かい弁当を食べられるよう「温蔵庫の設置」など、現場のニーズに即した対応を積み重ねている。

 

(3)  観光振興と上山田温泉の再生

 ア  ビジネスモデルの転換

  従来の団体・宴会型観光から脱却し、昼間の「まち歩き」を楽しめる温泉地への転換を目指している。

 イ  インバウンド対応

  欧米(主にフランス、アメリカ、オーストラリア)の個人客をターゲットにしており、「スナック文化」や「芸妓文化」が持続可能な観光地として国際的に評価されている。

 ウ  まちづくり会社(DMC)の設立

  観光局、温泉会社、金融機関などが連携し、空き店舗の活性化や昼間の賑わい創出を担う組織の立ち上げを準備中である。

 エ  新世代への発信

  「温泉むすめ」などのサブカルチャーを活用したプロモーションにより、新たな客層(若年層)の開拓にも成功している。

 

(4)  公共文化ゾーンの開発と未来ビジョン

 ア  スマートインター周辺開発

  更埴インター付近の公共文化ゾーンについて、民間デベロッパーと協力し、「育む」をテーマとした開発を進める予定である。

 イ  交流施設の構想

  親子が楽しめ、かつ、教育的な体験ができる施設の設置が検討されている。

 

(5)  行政と青年会議所(JC)の連携強化

 ア  職員の参画

JC側から「市職員のJC入会」による連携強化が提案されたが、市長は「業務命令としての入会はできないが、個人の自発的な地域活動としての参加は歓迎する」との見解を示した。

 イ  政策提言の依頼

市長は、単なる要望ではなく、若手経営者の視点から課題を共有し、共に解決策を考える「提言書」としてのまとめをJCに期待している。

 ウ  若手職員との交流

  今後、市長だけでなく市の若手職員とJCメンバーが直接意見交換する場を設けることが提案された。

 

(6)  情報発信の改善

 ア  プッシュ型情報の活用

  市の施策が市民に届いていない現状を改善するため、市公式LINEを通じた情報発信(熊情報、イベント、子育て情報など)の登録と活用を呼びかけた。意見提供を呼びかけた。

 イ  イベントの精査

  働き方改革の観点から、市が主催・手伝いをするイベントを整理し、目的を持った事業に集中する方針である。

お出かけ市長室1(JC)
お出かけ市長室2(JC)

テーマ3:合理的配慮について

開催団体

要約筆記グループ バーバル

開催日時

令和8年5月31日(日曜日) 午前10時~11時

開催場所

千曲市役所4階 応接会議室

参加者数

12名( 団体7名、市5名)

意見交換の概要

(1)  令和7年度 人権を守る市民集会等における情報保障について

 ア  要望の背景

  令和7年7月に開催された「第20回人権を守る市民集会(IKKO氏講演)」において、手話通訳や要約筆記の情報保障がなかった点について、事前のやり取りを含め以下の指摘がなされた。

 一  チラシに情報保障の表記がなかったため福祉課に問い合わせたが、最終的に「ステージ上の機材使用やスペース確保が難しい。」という主催者側の理由で設置が見送られた。

 二  「配慮が必要な人は、記入してください。」との表記はあったが、例年行われている情報保障が明記されないことで、聴覚障害者の参加意欲を削いでしまう。

 三  これは改正障害者差別解消法(令和6年4月施行)の「合理的配慮の提供」に合致しないのではないかとの懸念が示された。

 イ  市の回答と現状

  市長から配慮が足りなかった点について謝罪した。主催側としては、ゲスト(IKKO氏)の演出(ミニライブや着替え等)でステージを広く使う必要があったため、従来のスクリーン設置が困難と判断した。ただし、全く配慮をしていなかったわけではなく、個別対応として「隣に要約筆記者をつける。」「UDトーク(音声文字変換アプリ)を入れたタブレットを準備する。」等の備えはしていたが、事前の告知不足で周知できていなかった。

 ウ  今後の改善策

  募集の際、「必要な配慮をいたしますので安心してご応募ください。」といった一言を添え、心理的な壁をなくす。「要望がなければ行わない。」のではなく、原則として情報保障を行う前提で検討する。

 

(2)  基礎的環境整備と多様な情報保障の手段

 ア  スペース問題の解決策

  ステージ上に大きなスクリーンが置けない場合でも、テレビモニターの活用、遠隔情報保障(インターネット回線を使用し、別室からタブレット等に文字を送信する)、UDトークの活用など、代替手段を検討すべきである。

 イ  技術的課題と要望

  一  UDトーク 誤変換が多いため、要約筆記者が修正して流すなどの運用が必要だが、機材や回線の準備に課題がある。

  二  Wi-Fi環境 遠隔情報保障を行うためには安定したWi-Fiが不可欠だが、埴生公民館などの施設では電波状況が十分でない場合があるため、中継機設置などの強化を求める。

  三  最新システム 県の福祉大会などで活用されている「映像の中に文字情報を合成して1つの画面で表示できるようなシステム」の導入についても研究を求める。

 

(3)  自治体の標準的対応としての指針

 ア  基準の提案

  200人以上の集客が見込まれる市主催の一般向け集会・講演会などでは、希望の有無に関わらず、原則として手話通訳や要約筆記を配置してほしいとの要望が出された。

お出かけ市長室(バーバル)
お出かけ市長室2(バーバル)

テーマ4:ボッチャ協会への入会及び活動参加について

開催団体

千曲市ボッチャ協会

開催日時

令和8年6月20日(土曜日) 午後3時~4時

開催場所

屋代公民館 講堂

参加者数

13名( 団体9名、市4名)

意見交換の概要

1   ボッチャの競技特性と普及の意義

  (1)  ユニバーサルスポーツとしての価値

  ボッチャは障害の有無、年齢、体力を問わず、小学生から80代の高齢者まで誰でも一緒に楽しめる「人生100年時代」に適したスポーツである。

  (2)  共生社会の実践

  障害のある子とない子が一緒にプレーする姿は「共生社会の実現」そのものであり、大会のためだけでなく、福祉の街・千曲市を象徴する競技として定着させることが重要である。

  (3)  安全性の高さ

  室内で安全に行えるため、熱中症のリスクがある屋外スポーツに代わる高齢者向けの健康増進策としても有効である。

 

2  子供たちの活躍と大会に向けた機運醸成

  (1)  ボッチャ甲子園への挑戦

  稲荷山の児童が「ボッチャ甲子園」の予選を突破し、全国大会(東京)への出場を決めた。

  (2)  主要大会の開催

  7月26日には「NHK全国ボッチャ大会(小学生大会)」の新潟・長野予選がことぶきアリーナ千曲で開催され、市内の子供たちも代表入りを目指して練習に励んでいる。

 

3  市への具体的な協力要請事項

  (1)  「市長杯」への市長・職員チームの参戦

  9月20日に開催される第4回市長杯において、市長自らが職員とチームを組んで出場し、普及の「お墨付き」を与えてほしい。

  (2)  学校教育への導入と用具支援

  現在、学校によって用具の有無に格差があるため、全小学校に競技用具を配備し、クラブ活動や授業で日常的に触れられる環境作りをお願いしたい。

  (3)  PR活動の強化

  市公式YouTubeでの特集、市PR大使の鬼越トマホークとのコラボ、SNSでの発信強化など、市民の関心を高める施策に取り組んでいただきたい。

  (4)  スポンサー開拓の支援

  協会独自での資金集めには限界があるため、商工会議所やライオンズクラブ、地元企業への協力要請について、市からのバックアップをお願いしたい。

 

4   市の回答と今後の展望

  市長杯への参加については、前向きに検討したい。市役所職員が参加することは、障害への理解を深める貴重な機会になる。

  市が最初にできることとして、小学校への用具配備を早期に実現したい。

  50年前、国体を機にハンドボールが市の代表的なスポーツとして定着した歴史を例に挙げ、国スポ・全障スポ後もボッチャが市民に根付き、千曲市が「ボッチャの街」と呼ばれるようになることを目指したい。

お出かけ市長室1(千曲市ボッチャ協会)
お出かけ市長室2(千曲市ボッチャ協会)

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