2017年10月のちくまトピックス
10月27日(金曜日) 市消防団第7分団へ軽積載車を配置
更埴庁舎前駐車場で関係者10人が出席し、第7分団大池班の軽積載車配置式が行なわれました。
平成7年に配置された車両が22年を経過し、市の更新計画に基づき更新されました。岡田市長から臼井団長に配置書が交付され、臼井団長から第7分団長の三ツ井雄一さん(八幡)へ配置書が伝達されました。
岡田市長は「大きな災害が増えてきています。新しい車両を十分に利用していただき地域の皆さんの安全を守ってください」と挨拶。臼井団長は「心を新たに地域住民の安心安全を守るため、防火防災対策をお願いします」と挨拶しました。
10月26日(木曜日) セカンドブック配布式
セカンドブック配布式が更級小学校で行なわれ、赤地憲一教育長が1年生一人ひとりに各自が選んだ本を手渡しました。セカンドブック事業は、自力である程度の本が読むことができる小学校1年生に本を贈ることで、読書の楽しさを発見するきっかけをつくり、読書好きな子どもの育成支援を目的としています。図書館司書などが選定した「セカンドブック選定20冊」の中から、好きな本1冊を親子で選び、郵送や小学校を通じて贈られます。
この日は、31名の児童に赤地教育長が「読書は好きですか」などと一人ずつ声をかけながら本を手渡しました。本を受け取った児童は笑顔で「大好き」と返事をしていました。中村夏季さん(7歳・若宮)は「毎日、読書をするくらい本が大好きです」と話してくれました。
10月24日(火曜日) 第1学校給食センター 一般見学・試食会
平成28年4月から稼働した第1学校給食センターで初めて、一般見学と学校給食の試食会が行なわれました。この日、参加した30名は調理実習室で同センターの設備や学校給食の献立の説明を受け、見学用通路から調理員が給食を作る現場を見学しました。同センターの栄養教諭である清水加奈子さんは、食品の衛生面の管理方法などを映像で、実際の作業手順を踏まえながら説明しました。その後、参加者らはこの日に作られたソフト麺、ミートソース、ゴボウサラダなどの給食を試食しました。
荒井みゆきさん(稲荷山)は「調理器具がとても大きく驚きました。また、久しぶりに食べた給食のミートソースがマイルドで美味しかったです」と感想を話してくれました。
なお一般見学・試食会は、今年度から隔年で、第1学校給食センターと第2学校給食センターで実施されます。
10月21日(土曜日) 子どもニジマスルアー釣り教室
木島講師(写真:左)によるキャスティング練習
千曲川でニジマス釣り
篠原叶くん(11歳・上田市)
北澤佑樹くん(11歳・長野市)
親子14組が集まり、千曲川(万葉橋下流付近)で子どもニジマスルアー釣り教室が開かれました。「釣り」を観光資源として地域振興を図る「釣ーリズム信州推進事業」の一環で、釣ーリズム信州千曲市戸倉上山田地域協議会が「長野県地域発元気づくり支援金事業」を活用して企画しました。
はじめに長野県釣りインストラクター連絡機構の木島正樹さん(長野市)が講師となり、子どもたちはキャスティング(投げ釣り)、キャッチアンドリリースの方法や釣りに関するマナーを学びました。その後、スプーン、プラグ、スピナーといったルアーを使って、子どもたちは約2時間ほどニジマス釣りを楽しみました。
篠原叶(きょう)くんは「ブルブルして大変だった」、北澤佑樹くんは「爽快です」とニジマスを釣った時の感想を話してくれました。
10月19日(木曜日) 国際フラワー&プランツEXPO2017「IFEXフラワー大賞」切花部門 中曽根さんが3年連続グランプリ
トルコギキョウ生産者・育種家の中曽根健さん(力石)が、国際フラワー&プランツEXPO2017の「IFEXフラワー大賞」切花部門で、3年連続のグランプリを受賞したことを岡田市長に報告するため、更埴庁舎市長室を訪れました。同イベントは10月11日から13日まで幕張メッセ(千葉県)で開かれ、花・植物に関わるあらゆる商品が世界中から出展される日本最大の花と植物の祭典です。フラワー大賞とは切花、鉢物、海外生産者の3部門で「これから売れる花」を選出する賞です。中曽根さんが経営する株式会社ナカソネリシアンサスは、2015年のリシアンサス「コサージュラベンダー」、2016年のトルコギキョウ「コサージュアンティークピンク」に続き、今回のトルコギキョウ「コサージュワーロピンク」でフラワー大賞切花部門において、3年連続でグランプリを受賞しました。
ワーロピンクは、ピンク色で中曽根さんが手がけたコサージュシリーズの中でも一番大きい巨大輪フリンジ八重品種です。
中曽根さんは「3年連続でグランプリを受賞できたことは、素直にうれしいです」と受賞した喜びを話しました。
10月17日(火曜日) 災害時にも水が使える「安心の蛇口」を設置
長野県企業局では、地震などの自然災害が発生した際に飲み水が出る施設「安心の蛇口」を勤労者体育センター(稲荷山)に設置しました。
安心の蛇口は、平時に水飲み場として使用できますが、水道管の耐震化により災害時にも給水できるのが特徴で、応急給水栓を組み立てることで10個の蛇口から給水できます。給水に必要な器具類は近くの防災備蓄倉庫に保管されているため、専門の職員が来なくても地元住民で組み立て、すぐ使用することができます。給水車に比べ給水能力が高く、待ち時間も短縮されます。
この日、安心の蛇口のお披露目式が行われ、県議会議員、市議会議員、地元関係者ら約40人が出席しました。県企業局公営企業管理者の小林利弘さんは「昨年の熊本地震では長期にわたり断水が続いた。(県企業局給水区域内に安心の蛇口を)今後10年で20か所設置したい。小さな施設だが、災害時には大きな役割を果たしてくれる」とあいさつしました。また、区長会長で元町区長の徳原敏昭さんは「緊急時には、住民のオアシスになることを期待している」と話しました。
安心の蛇口は、平成27年9月に白鳥園の敷地内に設置されており、今後市内6か所に増やす予定です。
10月15日(日曜日) 荒砥城まつり
戦国ロマンを感じる荒砥城まつりが、上山田の城山史跡公園で開催されました。地域の文化財を活用しようという目的で、平成8年から開催されており今年で21回目となります。
オープニングセレモニーでは、戦国武将などに扮した甲冑愛好会のメンバーが登場し、来場者を沸かせていました。
この日は雨の中の開催でしたが、来場者はいのしし肉入りの戦国汁の振る舞いや、乗馬体験などを楽しみました。
城山史跡公園「荒砥城跡」は、平成2年から5年をかけてやぐらや館、門などを整備し、平成7年6月にオープン。NHK大河ドラマ「風林火山」や「江」のロケ地に使用されました。
10月12日(木曜日) 市民活動団体などが協働事業を提案
市は、市民と行政による協働のまちづくりを進めるため、市民活動団体などから提案された事業の公開プレゼンテーションを更埴文化会館で行ないました。この制度は今年で3回目で、採択された団体は市などと協働で事業を実施し、最大3年間、必要経費の一部を市が負担します。
この日は事前に書類審査を通過した4団体(4事業)が、審査員や一般参加者の前で事業の目的や効果についてアピールしました。8人の審査員からは「4年目以降の資金の調達方法はどうするのか」、「行政だけでなく別の団体も協働で実施できないか」などの質問が出されました。
採択事業の決定は、審査員の選考結果を市長に報告し、議会で予算が議決される3月下旬の予定です。
提案事業・提案団体
- 「歴史・ロマン再生事業(佐野薬師寺周辺整備事業)」千曲市川西地区振興連絡協議会
- 「千曲市 平和のつどい」千曲市男女共同参画推進連絡協議会
- 「白鳥園 協働の公園づくり」白鳥園協働の公園づくり実行委員会
- 「千曲ふるさと物語の集い」千曲ふるさと物語実行委員会
10月10日(火曜日) 治田小学校金管バンドが東海大会出場報告
西村悠希くん(写真:中央)、下嵜麻由さん(写真:右)
治田小学校金管バンドの下嵜麻由さんと西村悠希(はるき)くんが、小学校バンドフェスティバル東海大会への出場を岡田市長に報告するため、更埴庁舎市長室を訪れました。同バンド部は、8月7日と8日にキッセイ文化ホール(松本市)で開催された県大会(75校出場)に初めて出場し、ファンタスティック・フレーズ賞を受賞して東海大会への出場を決めました。東海大会は10月15日に日本ガイシホール(名古屋市)で開かれ、長野県、愛知県、三重県、静岡県、岐阜県からの代表25校が出場し、上位3校が全国大会に進みます。
同バンド部は、週4回授業が始まる前の30分間を練習時間に充て活動しており、大会では、曲目「オーラリー」を披露します。
下嵜さんは「東海大会では精一杯演奏して、聞く人の心に残る演奏にしたい」、西村くんは「長野県の代表としてマナーをしっかり守り、みんなと心を一つにして、きれいな演奏にしたい」と意気込みを話してくれました。
10月7日(土曜日) 信州ブレイブウォリアーズ ホーム開幕戦
バスケットボール男子B2リーグに所属する信州ブレイブウォリアーズが、戸倉体育館でバンビシャス奈良と対戦し、68-51でホーム開幕戦を勝利で飾りました。第1Qは4点のビハインドを許しましたが、第2Qでウォッシュバーン選手のゴール下での得点や、デゼルスキ選手の3Pシュートが決まり逆転。前半を36-23の13点差のリードをつけ折り返し、後半に入っても硬い守備から速攻で得点に繋げ、試合の流れを相手チームに渡すことなく、リーグ開幕からの連勝を3へ伸ばしました。開幕3連勝は、旧bjリーグ時代も含めて初めてです。
この日、チームトップの15得点を決めた和田選手は「もっと、もっと連勝を伸ばして、みんなで喜びたいです」と話しました。
10月2日(月曜日)・3日(火曜日) 千曲市ワインぶどう研究会 ワイン用ぶどう初収穫・仕込みを開始
千曲市ワインぶどう研究会のメンバーら7人が、桑原の試験圃場でワイン用ぶどうの収穫を初めて行ないました。
2日に収穫したぶどうは「マルベック」という赤ワイン用の品種で、標高が400メートルほどと低い千曲市でも栽培に適しているため、研究会が2年前に約30アールの畑に170本ほど定植しました。
研究会副会長の渡辺菊さん(八幡)は「糖度も酸味も効いていてバランスのよい味のぶどうになった」とぶどうの出来栄えに満足していました。メンバーらは、病気の実などを切り落としながら、熟したぶどうを約300キログラム収穫しました。
千曲市は、平成27年6月に上田市、東御市など8市町村とともに「千曲川ワインバレー(東地区)特区」として認定されています。研究会会長の北澤文康さん(桑原)は今後、千曲市産のワインが「千曲市に来てもらう1つのきっかけになってほしい」と地域活性化へ期待をしていました。
3日には、醸造を委託しているヴィラデストワイナリー(東御市)に収穫したぶどうを持ち込み、破砕機に入れ、茎から実を外し粒をつぶすなどして仕込みを開始しました。発酵には、屋代の坂本乃里子さんが市内のあんずから取ったあんず酵母を使用しています。早ければ来年の5月末には約250本のワインが出来上がる予定です。
10月2日(月曜日) 地域おこし協力隊委嘱状交付式
地域おこし協力隊員の佐々木貴弘さん
佐々木貴弘さん(長野市出身)が、地域おこし協力隊員として1日付で着任し、更埴庁舎市長室で岡田市長から委嘱状を受け取りました。佐々木さんは東京都で旅行業に従事していたため、これまでに56か国をまわった経験を持ち、総合旅程管理主任者免許を有しています。今年の2月にビックサイトで開かれたイベントで千曲市に関心を持ち、観光面から市の5年後、10年後のまちづくりに貢献したいとの思いで地域おこし協力隊員に応募しました。佐々木さんは前職で培った経験を活かし、着地型旅行商品の磨き直しや新規観光ツアーなどを計画する予定で、任期は平成30年3月31日(最長3年)となります。
岡田市長から「新しい旅行商品をどんどん作っていただき、全国へ発信してください」と訓示があり、佐々木さんは「千曲市らしい魅力ある商品を、旅行会社で培った経験を活かして作っていきたい」と抱負を話しました。
10月2日(月曜日) 松田館資料救出作業
9月6日に発生した火災により、県宝の主屋など7棟を全焼した「松田館」で、文書や陶磁器といった焼け残った文化財の第2回目の救出作業が行なわれました。市教育委員会が県教育委員会を通じ、県内各市町村教育委員会・博物館など歴史系専門の職員に派遣を要請し、9月25日の31人を上回る61人が集まりました。灰の中から文化財資料を回収する回収班、回収した資料を分類する資料班、更埴市民プールで資料を洗浄し収納する洗浄・収納班などに分かれて作業が行なわれました。
この作業の実施に尽力された長野県立歴史館長の笹本正治さんは「今後、大きな災害があるかもしれません。その時に文化財を守ること、地域の歴史の記憶を紡ぐことが大事です」と話しました。
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更新日:2022年03月31日