諸情勢の報告(令和4年6月議会)

更新日:2022年06月27日

令和4年6月6日
令和4年第2回(6月)

新型コロナウイルス感染症関係

ワクチン接種

12歳以上の方を対象とした追加接種(3回目接種)は、6月1日現在、接種対象者(2回目接種が完了した人)のおよそ76.6%の方の接種が完了しております。

4回目接種については、5月25日に国から方針が示され、新型コロナウイルス感染症に罹った場合の重症化予防を目的として、接種対象者を

  1. 60歳以上の方
  2. 18歳から59歳の方で基礎疾患を有する方
  3. その他重症化リスクが高いと医師が認める方

を接種の対象としております。

市では、3回目のワクチン接種から5か月以上が経過する7月から、集団接種、また、市内医療機関での個別接種により4回目接種を実施してまいります。60歳以上の方へは、接種券及び案内通知を6月中旬から、順次発送してまいります。18歳から59歳の方で基礎疾患を有する方、その他重症化リスクが高いと医師が認める方で4回目接種を希望される方は、「千曲市新型コロナワクチンコールセンター」にご連絡いただき、当センターで接種に必要な事項についてお聞きした上で、後日、接種券及び案内通知を送付いたします。詳細につきましては、市のホームページをご確認いただきますようお願いいたします。

なお、接種予約の方法は、電話及びインターネット予約のほか、65歳以上の方へは、予約方法を確認する事前調査通知を5月から順次発送しており、希望される方には、市が接種日時・会場を指定させていただく方法も実施しております。

市といたしましては、引き続き、国の方針に基づき、迅速かつ安全にワクチン接種ができるよう体制を整備してまいりますので、市民の皆様には、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。

新型コロナウイルス感染症の陽性者数は、現在、4月のピーク時より減少傾向にあり、県の感染者向け確保病床使用率が25%を安定的に下回ったことから、県は5月23日、「医療警報」を解除するとともに、改正後の感染警戒レベルの基準に基づき、長野圏域の感染警戒レベルを「3」としております。

市民の皆様には、今後も基本的な感染防止対策と社会経済活動を維持するための行動をお取りいただきますようお願いいたします。

 

経済対策

長引く新型コロナウイルス感染症の影響を受けている市内企業・事業者を支援するため、本年度も様々な経済対策を実施してまいります。

まず、昨年度に引き続き、市内の飲食店等を安心してご利用いただくための「『信州の安心なお店』認証店支援事業」や先端設備導入や販路開拓等を支援する『ものづくり生産性向上支援事業』については、既に4月から実施しているほか、観光需要の喚起支援を切れ間なく展開するため、旅館・ホテルの宿泊代の割引や飲食店利用のキャッシュバックなどを行う、「月の都 ちくま割」につきましても、前年度(R3年度)3月に続き4月1日から実施しているところであります。

また、今年度1回目の消費・需要喚起事業として、『第2弾 推し店プラチナチケット事業』を実施することとしており、今月11日からのチケット販売・利用開始に向けて、参加事業者の皆様に準備をしていただいております。市民の皆様には行きつけのお店、行きたかったお店をご利用いただくことで、市内の事業者をご支援いただきますようお願いいたします。

なお、2回目の消費・需要喚起事業につきましては、新型コロナウイルス感染症の状況を見ながら本年度の後半で実施したいと考えており、現在その実施方法を検討しております。

今後も国・県の動向、事業者等のニーズを把握し、市内商工団体等とも連携・協力しながら、「集客・売上の向上」及び事業再構築やDXの推進など「事業者のこれからの経済活動」につながる施策を講じ、事業者支援に努めてまいります。

 

低所得の子育て世帯に対する子育て世帯生活支援特別給付金

この給付金は、新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、原油価格や電気・ガス料金、食費等の物価高騰等に直面する低所得の子育て世帯に対し、その実情を踏まえた支援として、児童一人当たり一律5万円を給付するものであります。

支給対象者は、「令和4年4月分の児童扶養手当受給者」及び「令和4年4月分の児童手当又は特別児童扶養手当の受給者で、令和4年度住民税均等割が非課税である人」で、給付に当たっては、改めて支給申請をする必要はございません。現在、市では、対象者の把握など、6月中に振込を完了させるために必要な事務手続きを進めております。

また、このほかの支給対象者といたしましては、「公的年金を受けており児童扶養手当が全額停止されている世帯や、直近で収入が減少し、住民税非課税相当の収入となった世帯等」については、申請をしていただくことにより、給付対象になる場合がございますので、詳細につきましては、市報7月号や市のホームページでご確認いただきますようお願いいたします。

 

お出かけシェアトーク

5月中旬に市内11会場で実施いたしました「お出かけシェアトーク」には、議員各位にもご臨席を賜り、誠にありがとうございました。開催時期や参集範囲など、見直すべき点はございましたが、区長・自治会長様をはじめとする地元役員の皆様から、多くのご意見・ご要望などを直接お聞きし、各地区で抱える課題などについて共有することができましたことは、大変有意義であったと思っております。

今後も、地域の課題解決に向けて地元と市の双方で進捗状況等を管理するなど、継続して実施してまいります。

 

ちくま環境エネルギーセンター

長野広域連合が屋代地区に建設を進めてきましたごみ処理施設「ちくま環境エネルギーセンター」の建設工事が5月末に竣工し、6月1日より本稼働を開始いたしました。工事の竣工に伴い、昨日6月5日に当施設で「竣工式」が無事執り行われたところであります。

今後は、本市をはじめとした坂城町及び長野市南部の可燃ごみの焼却施設として、長野広域連合及び運営事業者である「ちくま環境サービス株式会社」において安定的な運営を行い、市民の皆様の暮らしを支えてまいります。

 

(千曲市余熱利用施設)Re(リ) SPA(スパ)シンコースポーツ

「ちくま環境エネルギーセンター」から発生する熱エネルギーを有効利用する施設「(千曲市余熱利用施設)Re SPAシンコースポーツ」が、昨日6月5日に開館いたしました。

同日、長野広域連合との合同による竣工式の挙行後、指定管理者による開館イベントが行われ、開館を心待ちにしていた多くの皆様にご来館いただきました。

今後は、安全・安心な運営に努められ、地域に根差し、皆様から愛される施設となるよう期待するところでございます。

 

戸倉駅のバリアフリー化

本年度、戸倉駅のエレベーター設置工事を、しなの鉄道株式会社が発注して実施されます。受注業者は株式会社 植木組で、工事期間は令和4年6月中旬から令和5年3月上旬頃までを予定されております。

市といたしましては、しなの鉄道株式会社と連携を密にし、工事期間中の状況などについて、市報やホームページを通じて、市民の皆様、利用者の皆様に情報提供してまいります。

 

市特産品のあんず

第67回あんずまつりは、3月26日に開始式があり、気温が低い日が続いた影響から開花が遅れ、4月10日までとしていた開催期間を15日まで延長して開催されました。あんずまつり期間中は、令和3年から2万人増の6万人の来訪者がありました。

6月中旬からは、「あんず」の実の収穫がはじまります。今後の天候にもよりますが、収穫量は平年並みと見込まれております。

また、発売から4年目を迎えるプレミアムハーコット「杏(きょう)月(づき)」やあんずの知名度の向上、PR、求評活動を引き続き首都圏で展開してまいります。「新宿 高野」や「銀座NAGANO」での販売、また、他の販売イベントにも参加を計画しており、これらの活動等を通じて、あんず生産者の収入向上や観光誘客につながるよう取り組んでまいります。

 

信濃川水系緊急治水対策プロジェクト遊水地整備に関わる進捗状況

市内、中・新田地区と八幡地区の2箇所に計画されている遊水地については、これまで国土交通省において、環境調査、測量調査などの各種調査や設計検討が進められ、用地調査においては地権者の皆様に境界立ち会いのご協力をいただきました。また、市といたしましても関係地権者の皆様へアンケートを実施し、意向把握を行いつつ、国土交通省と協働し、地権者の皆様に事業へのご理解をいただけるように説明会や意見交換会を重ねてまいりました。

4月28日には、中・新田地区の地権者の皆様に向けて説明会を開催し、耕作の継続を希望される方には、代替農地のマッチングや遊水地内に市民農園のような耕作地を提供することを提案したほか、国土交通省からは、今年度から用地買収や工事に着手していく予定である旨の説明がなされました。地権者からは、事業に反対する意見はなく、一定のご理解をいただけたものと考えております。

今後は、国土交通省により用地取得範囲の目安となる現地への幅杭設置や詳細設計のための測量調査、地質調査、追加の用地調査などを行い、用地買収や工事の準備が進められていくものと認識しております。

また、八幡地区の遊水地については、現在、国土交通省と市で内水氾濫対策について継続して検討を重ねており、詳細がまとまったところで、説明会を開催する予定としております。

引き続き、それぞれの地区において、地権者や関係される皆様のご意見をしっかりお聞きするとともに、丁寧な説明を心掛けながら遊水地整備を推進させ、治水安全度が向上するよう国と一体となって事業を進めてまいります。

 

雨宮産業団地

公民連携事業として推進してきました「雨宮産業団地」につきましては、大和ハウス工業株式会社による「DPL長野千曲」の建設が始まりました。この施設は、最大4テナントが入居可能な長野県最大級のマルチテナント型物流施設であり、令和5年4月の竣工を予定しております。なお、本年3月30日に行われた本施設の地鎮祭に併せて、千曲市と大和ハウス工業株式会社により当該施設を活用しての「災害時等における避難者の受け入れに関する協定」を締結いたしました。

また、今月からは新光電気工業株式会社の製造施設の建設が始まります。令和5年11月の竣工が予定されており、新たな雇用の創出が期待できるものと考えております。

工事の実施にあたりましては、地元の皆様にご迷惑が掛からないように、安全第一で進めていただくようお願いしております。

 

屋代地区開発事業

現在、屋代地区の開発事業は、地権者と民間事業者による「新たなまちづくり」という枠組みで、事業化に向けた取り組みが進められております。

市といたしましては、民間主導によるこの開発事業が市の自主財源の確保や豊かな市民生活、健全な行財政運営の維持につながるよう、庁内に企画政策会議を設置して、「新たなまちづくり」に必要な公共的機能の検討・事業化について、調査・研究してまいります。

 

この記事に関するお問い合わせ先

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長野県千曲市杭瀬下二丁目1番地
電話番号:026-273-1111
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