諸情勢の報告(令和4年9月議会)

更新日:2024年02月04日

令和4年8月29日
令和4年第4回(9月)

更埴文化会館スプリンクラー設備の不具合

この度の不適切な事務処理案件につきまして、私は報告を受けてから、利用者の安全にかかわる重大事態として重く受け止め、早急に解決策を検討するよう指示をいたしました。
その後、庁内協議を重ねた結果、一定の方向が定まりましたので、今議会には、改修工事に係る設計業務委託など関連する補正予算案をお願いしてございます。
災害復旧工事中に確認した事案について、再開館後に、議員各位、及び市民の皆様にご報告するという事態を招いたことは、市民の市政に対する信頼を失墜するものであり、誠に遺憾であります。申し訳ございませんでした。
今後、二度とこうしたことが起こることのないよう、職員には公務員としての自覚を促すとともに、改めて組織風土の改善に努め、市民の皆様の信頼の回復に努めてまいります。

新型コロナウイルス感染症関係

感染症の状況等

7月以降、感染力が強いオミクロン株BA.5系統への置き換わりによる新規陽性者の爆発的な増加に伴い、長野県は8月8日、「医療非常事態宣言」を発出し、全ての圏域の感染警戒レベルを「6」に引き上げました。また、8月18日に県内の新規陽性者数が過去最多を更新し、療養者数も2万人を超え、医療提供体制においても極めてひっ迫した状態にあるとして、長野県は8月24日、「BA.5対策強化宣言」を発出しました。全国的にも新規陽性者数は多く、病床使用率及び医療への負荷が増大している状況にあります。
千曲市においても7月中旬以降、新規陽性者が急激に増え、直近1週間(8月21日から27日公表)の新規陽性者数は458人となっており、子どもや同居の家族、若者の感染が依然多い傾向にあります。
次に、7月より開始いたしました新型コロナワクチン4回目(追加)接種は、60歳以上の方については、接種対象者のおよそ58.2%(8月26日現在)の方の接種が完了いたしました。ワクチン接種がお済みでない方は、「ご自身と大切な人を守るため」改めてワクチン接種をご検討いただきますようお願いいたします。
また、オミクロン株に対応した新型コロナワクチンの追加接種につきましては、今後、国の方針等が定まりましたら、迅速に実施できるよう準備を進めてまいります。
市民の皆様には、必要な医療が提供できずに救える命を救うことができない事態を避けるためにも、次の4点についてお願いいたします。

  1. 重症化リスクの高い人とその同居される家族は、感染しやすい場所を避け、最大限慎重な行動をお願いいたします。
  2. 重症化リスクの低い人は、感染防止対策を徹底し、軽症の場合は慌てて医療機関を受診しないようご協力をお願いいたします。
  3. 休日・夜間の受診は、できるだけ控えるようお願いいたします。
  4. 会食、旅行の際は、感染リスクの高い行動を控えるなど、対策を徹底いただきますようお願いいたします。

経済対策

現在、市内の消費・需要喚起を目的とした『第2弾推し店プラチナチケット事業』を実施しております。チケットの販売・利用期間は9月末までですので、市民の皆様には行きつけのお店、行きたかったお店をご利用いただき、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている市内事業者の皆様を応援していただきますようお願いいたします。
また、11月から12月にかけて、市内取扱店におけるQRコード等の決済に対して、ポイントを付与する消費喚起事業の実施を予定しております。これに併せて、事業者の皆様の更なるデジタル化や顧客の確保を図るため、市内中小事業者がスマートフォンアプリやWebサイトなどから発行するデジタルクーポンに係る費用の一部を補助し、デジタルクーポンの発行を促進する「デジタルクーポン発行支援事業」を実施する予定で、現在、準備を進めております。
さらに、観光需要への喚起支援でありますが、新型コロナウイルス感染症の影響により大きく落ち込んだ市内の観光産業の支援に向けて、「月の都 ちくま割」を本年3月の第1弾、4月から7月までの第2弾に引き続き、8月からの第3弾を10月末まで実施しております。
第3弾では、射的場の無料利用券の配布や宿泊施設でのマッサージ利用をキャッシュバックの対象に加えるなど、お客様に一層喜んでいただき、また訪れていただけるようメニューの幅を広げました。
新型コロナウイルス感染症の第7波による感染拡大が心配されるところではありますが、今後、年末年始に向けた観光需要喚起策についても検討してまいります。

ちくま生活応援券

原油価格・物価高騰による市民生活支援を目的に、令和4年10月1日を基準日として、千曲市の住民基本台帳に登録のある市民の皆様に、市内の取扱店舗で使用できる1人3千円分の「ちくま生活応援券」を12月上旬に配布します。配布方法につきましては、郵送により、世帯主様宛に世帯人数分をお送りいたします。このほか、基準日までに母子手帳の交付を受けた妊婦さんには、申請をいただくことにより、追加で3千円分の「ちくま生活応援券」をご本人宛に郵送いたします。
応援券の使用期間は、令和4年12月12日から令和5年1月31日までで、現在、「ちくま生活応援券」の取扱店舗募集に向けて準備を進めております。今後、詳細が決定次第、市のホームページ等で市民の皆様にお知らせしてまいります。

マイナンバーカードの普及促進

現在、国を挙げて普及促進に取り組んでいるマイナンバーカードは、行政手続きのデジタル化・オンライン化を推進する上で必要不可欠なデジタル社会の基盤であります。
マイナンバーカードの申請は、国から送付されているQRコード付き申請書を利用しての申請、またスマートフォンでも申請することができますが、書類の記載や顔写真の撮影が面倒という方のために、市役所の平日窓口時間の延長や休日開庁による申請支援のほか、新型コロナワクチン接種会場や公共施設・企業への出張申請受付業務も行っております。
現在、令和4年9月までにマイナンバーカードを申請すると最大2万円分のマイナポイントがもらえる国の事業により、マイナンバーカードを取得する方が増えてきておりますが、更に千曲市では、独自の取得勧奨策としてマイナンバーカードを取得している市民の方へ1人2千円分の「ちくま生活応援券」を、先ほど申し上げました1人3千円分の生活支援分に加えて配布する予定で準備を進めております。
市民の皆様には、是非この機会にマイナンバーカードを申請・取得していただきますようお願いいたします。

上山田戸倉出張所の業務拡大

10月3日より上山田戸倉出張所では、市民サービスの充実や利便性の向上を図るため、これまでの証明書等の交付業務に加え、戸籍届や住民異動届の受付事務を開始いたします。
また、本庁舎と出張所間をリモートで結び、テレビ画面越しに所管課職員と直接相談できるシステムを導入します。出張所では、利用される来庁者の皆様に使い方などのサポートを行い、安心して利用できるよう市民サービスの提供に努めてまいります。

移住・定住・交流促進

7月3日(日曜日)に、東京都中央区にあります長野県の信州首都圏総合活動拠点・銀座NAGANOにおきまして、市独自に「移住相談会」を本年度初めて開催し、市の魅力や千曲市の生活を紹介するとともに、個別相談を行いました。
当日は、各組1時間の相談時間で4回設定し、全ての回に予約を受け付けいたしました。
4組それぞれからは、多くの具体的な質問をいただき、回答する中で、移住希望者の方のニーズが明確になってまいりました。相談会に参加いただいた方からは、今後も情報共有を望む声が多く、定期的にメール等を発信してまいります。
今後も引き続き、相談者との情報共有に努めるとともに、担当課の窓口においても常時相談に応じ、関係各課へつなげていくほか、庁内各部署・各部門においても移住希望者の目線を意識した施策を検討してまいります。

屋代地区開発事業

「屋代地区土地区画整理組合設立準備会」から、屋代地区の開発事業を民間が主導する開発行為で進めるため、今週末に総会を開いて準備会を解散し、地権者会へ移行したいとのお話をお聞きしております。
市といたしましては、総合計画に「新たな産業基盤の形成による高度な土地利用」を掲げ、産業の育成・発展にとって不可欠な都市基盤整備を進めるとともに、「市街地を誘導する地区」での民間主導による計画的な開発を誘導してきたことから、今後、当該開発行為に係る農振除外や都市計画手続きについて、関係機関と協議を始めてまいります。

この記事に関するお問い合わせ先

秘書広報課
〒387-8511
長野県千曲市杭瀬下二丁目1番地
電話番号:026-273-1111
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