諸情勢の報告(令和5年9月議会)

更新日:2024年02月04日

令和5年8月28日
令和5年第3回(9月)

職員の不祥事案

産業振興課で管理する公用車を車検及び自賠責保険が切れている状態で本年5月から6月にかけて約1か月間使用していたこと、また、建設部の職員が、運転免許証が失効している状態でありながら、昨年3月から本年7月までの1年4か月の間、公用車と自家用車を運転していたことが判明いたしました。関係する職員を処分したところでありますが、あってはならない事案が重なり、市政への信頼を著しく損ねたことに 対しまして、深くお詫び申し上げます。
今後は、公用車の車検の一元管理による事前告知と職員の所有する運転免許証の有効期限の定期的な確認、また、安全運転に対する意識向上のための研修会の開催等、再発防止策を徹底し、市政の信頼回復に全庁挙げて取り組んでまいります。

旧更埴庁舎及び粟佐分室の解体工事

旧更埴庁舎の解体工事につきましては、9月上旬の入札に向けて現在公告中であります。入札後、落札候補者と仮契約まで行い、本議会に契約締結の議案として提出を予定しており、お認めいただけましたら本契約を行い、工事に向けた準備を進めてまいります。
なお、粟佐分室の解体工事につきましては、解体工事請負業者が決定し、地元説明会まで完了しており、今後、解体工事に着手いたします。
両工事とも、近隣住宅への騒音対策・アスベスト飛散防止対策を徹底するとともに、工事期間中の安全確保に努めてまいります。

電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金

電力・ガス・食料品などの価格高騰による負担増を踏まえ、特に家計への影響が大きい住民税非課税世帯等に対する1世帯あたり3万円の国の給付金につきましては、庁舎1階(福祉課前)に専用窓口を設け、本日までに4,430世帯、給付金1億3,290万円の振り込み手続きが 完了しております。受付期限は、10月31日までとなっていることから、 引き続きスムーズな給付に努めてまいります。
また、令和4年分の住民税課税世帯のうち、令和5年1月以降に予期せず収入が減少し、住民税非課税相当の収入となった世帯にも申請をしていただくことにより、1世帯あたり3万円を給付することとしております。こちらの申請書の受付期限も、10月31日までとなっていることから、市報やホームページ等への掲載、まいさぽ千曲や社会福祉協議会等にも制度に関するチラシを置くなど、引き続き広く周知に努めてまいります。

原油価格・物価高騰等に係る経済対策

原油価格・物価高騰等の影響を受けている事業者を支援するため、7月18日から、市内に事業所を有する中小企業者が省エネルギー効果の高い設備の更新を行う場合に、対象経費の3分の2、上限50万円を補助する「中小企業エネルギーコスト削減支援事業」を開始しております。
また、7月15日から実施しております「デジタルクーポン発行支援事業」は、8月31日で終了となりますが、引き続き事業者への切れ目のない支援を行っていくため、9月1日からは、千曲市では4回目となるキャッシュレスキャンペーンを実施いたします。この事業は、市内約600の取扱店でスマートフォンによるQRコード等の決済を行った消費者に対し、最大20%のポイントを付与する事業です。
市民の皆様をはじめ、多くの方に市内での飲食やお買い物をお得にお楽しみいただき、千曲市のお店を応援していただきたいと考えております。
さらに、市内の事業所で11月から利用できる市民一人あたり3,000円分の「ちくま生活応援券」を10月から順次配布いたします。また、母子手帳の交付を受けた妊婦の方には、一胎児あたり3,000円分の「ちくま生活応援券」を上乗せして配布し、市民の皆様の生活を支援してまいります。

保育施設整備

桑原保育園の耐震改修工事につきましては、昨年度策定いたしました耐震改修工事に係る実施設計に基づいて、7月に入札を行い、施工業者が決定いたしました。工期につきましては、8月上旬から来年3月上旬の予定で進めており、卒園式につきましては、工事完了後の桑原保育園で行う予定です。既に近隣にお住まいの方及び地元区である桑原中区の皆さまには周知させていただきました。
なお、園児が居ながらの工事は、園児の安全確保が困難なことから、工事期間中は、3歳未満児は稲荷山保育園で、3歳以上児は仮設園舎となっております旧稲荷山デイサービスセンターで保育を行っております。
続いて、「保育所ICT導入事業」でございますが、10月2日(月曜日)の利用開始を目途に、各園のWi-Fi環境の整備、使用端末の調達等を進めております。これからは、実際に使用していただく保護者の皆様への周知や保育士の操作研修などを進め、保護者、保育士双方の利便性の向上、負担の軽減、紙資源の節減などに努めてまいります。

新型コロナワクチン接種

本年5月8日から開始いたしました令和5年度春開始接種は、皆様のご協力により順調に進み9月11日をもって終了となり、9月20日からは、令和5年度秋開始接種が開始されます。
秋開始接種の対象者は、初回接種を終了した生後6か月以上の方となります。接種券につきましては、65歳以上の方や基礎疾患などを有する方、医療従事者及び高齢者施設従事者等の方には、春開始接種の済んだ方から、接種履歴に基づき接種券を順次発行いたしますので申請の必要はありません。春開始接種をしなかった65歳以上の方で秋開始接種を希望される方は、お手元にある未使用の接種券を使用いただき接種予約をお願いいたします。
なお、春開始接種の対象でなかった生後6か月以上から64歳以下の方で、秋開始接種を希望される方については、ご本人または保護者の方の申請により接種券を発行いたします。詳細につきましては、市報や千曲市ホームページをご確認いただきますようお願いいたします。
接種方法は、市内医療機関で実施する「個別接種」とふれあい福祉センターや市庁舎集団指導室で実施する「集団接種」があります。接種費用は引き続き無料となります。ワクチン接種を希望される方が速やかに接種できるよう体制を整えて取り組んでまいります。
現在、日常における感染対策は、個人の選択が尊重され、自主的な取り組みがベースとなっておりますが、市民の皆様には、引き続き手洗い等の手指衛生や換気、3密の回避のほか医療機関や高齢者施設等を訪問する際は、マスクを着用するなど適切な対応を心掛けていただきますようお願い申し上げます。

長野県パートナーシップ届出制度

誰もが自分らしく生きることができる社会の実現に向けて、性的マイノリティの方々の生活上の障壁を取り除くとともに、県民の性の多様性に対する理解を促進するため、「長野県パートナーシップ届出制度」が創設され、8月から施行されました。
本制度は、双方またはいずれか一方が性的マイノリティであるお二人が、互いを人生のパートナーとすることを県へ届け出て、県は届出を受領したことを証明する制度です。
本制度に対応して提供する当市の行政サービスといたしましては、市営住宅への入居申込み、罹災証明の代理申請においては、届出受領証を提示いただくことにより夫婦や家族と同様の対応をいたします。
また、パートナーが親権者と共に行う保育施設への入所申込みや保育所・学童保育所への送迎については、順次提供できるよう進めております。
引き続き、性の多様性に対する理解を深めるため、本制度の周知、啓発等に取り組んでまいります。

(仮称)屋代スマートインターチェンジ整備事業

本事業は、上信越自動車道に本線直結型スマートインターチェンジを新設することにより、産業の促進と物流の効率化をはじめ、新たな高速道路へのアクセスルート確保による災害時における復旧活動の迅速化や救命救急医療への支援、観光振興、地域住民の利便性向上など、様々な整備効果が期待できることから、平成28年度以来、市議会とともに一丸となって国にその設置を強く要望してまいりました。
先月25日には、地区協議会において承認された実施計画書を国土交通省に提出いたしましたので、今後、国に認められれば「事業化」が決定する運びとなります。改めまして、これまでの議会の皆様をはじめとする関係各位のご支援とご協力に深く感謝申し上げる次第であります。
市といたしましては、今後もより一層、市民の皆様との情報共有に努め、スマートインターチェンジによる新たな人・モノ・文化の流れを市内全域の地方創生・地域活性化につなげてまいる所存でありますので、引き続きご支援賜りますようお願い申し上げます。

排水ポンプ場耐水化工事

浸水時における排水ポンプ場の機能維持・保全を目的として、令和4年度から着手した尾米排水ポンプ場及び伊勢宮排水ポンプ場の耐水化工事が8月8日に竣工しました。
耐水扉への交換及び電気設備水没を防ぐためのハンドホール嵩上げなどの対策を行い、千曲川の計画規模降雨(年超過確率100分の1)における対策浸水深においても、排水ポンプ場の機能維持・保全が可能となります。
今後も排水ポンプ場の計画的な改築及び維持管理を行い、減災対策を実施してまいります。

総合運動公園整備事業

総合運動公園の3エリアのうち、戸倉体育館エリアの整備につきましては、今年度、体育館の耐震工事に着手し長寿命化を図る計画で進めておりましたが、新たな屋内体育施設や多目的に使用ができる野球施設の早期建設など、議会からの「千曲市総合運動公園についての提言」をいただく中で、総合運動公園基本構想で目指す、「市民のスポーツ振興や交流人口の増加、スポーツ施設を拠点とした街づくりの具現化」をすること、また、令和10年の国民スポーツ大会の開催地として、長野県が内定したこと等総合的に判断をし、老朽化が進んでいる戸倉体育館については耐震工事を中止し、早期に新体育館を整備するよう事業の見直しを行いました。
今後、新体育館の規模等を定める基本計画の策定を進めるなど、令和10年開催の国民スポーツ大会におけるハンドボール競技が新体育館で開催できるようスピード感をもって、全庁的に取り組んでまいります。

この記事に関するお問い合わせ先

秘書広報課
〒387-8511
長野県千曲市杭瀬下二丁目1番地
電話番号:026-273-1111
お問い合わせフォーム