高齢者が安心して暮らし続けられる地域を目指し、生活支援体制整備事業を進めています

更新日:2024年09月25日

生活支援体制整備事業とは

 市は、「しなのの里ゴールドプラン21 老人福祉計画・介護保険事業計画」に地域包括ケアシステム(下図参照)構築」を掲げ、各種事業を推進しています。

 このうち、生活支援体制整備事業」は、地域包括ケアシステムの理念に基づき、地域住民や各種団体等の様々な人と市が連携しながら、高齢者の社会参加を促し介護予防を推進するとともに、日常生活支援の体制を充実させることを目指しています。

 市では、「生活支援コーディネーター」の配置や「協議体」の設置などの取組を進め、高齢者を支える地域づくりを進めています。

地域包括ケアシステムと生活支援体制整備事業の説明図

なぜ生活支援体制整備事業が必要か

 市の高齢化率は、令和6年4月1日現在で34.1%(人口総数5万7617人、65歳以上人口1万9532人。長野県の推計)です。これは、県内19市の中で、高い方から6番目にあたり、特に高齢化が進んでいる市であると言うことができます。

 更に今後、いわゆる「団塊の世代」の方々が75歳以上となる2025年、そして高齢者数がピークに達すると推計されている2040年に向け、ひとり暮らし高齢者や認知症高齢者は一層増加していくと考えられています。

 これらのことは、高齢者が日常生活を送る上で必要となる支援が今にもまして増加していくことを意味しているため、多様化する高齢者のニーズに対応できるような地域づくりを進めることが急務となっています。

 生活支援体制整備事業は、多様な主体によって高齢者を支える地域づくりを推進し、高齢化の更なる進展に伴って発生する諸課題に対応できる体制を整備します。

生活支援コーディネーターとは

 「生活支援コーディネーター(地域支え合い推進員)」は、生活支援体制整備事業を推進するため、地域にあるさまざまな資源(人・モノ・すでにある支援など)を把握し、市民、各種団体や事業者などの皆さんと連携しながら、高齢者のニーズに沿った生活支援サービスや介護予防の場を創出する存在です。

 市は、地域の介護予防と生活支援を応援するため、13人の「生活支援コーディネーター」を配置しています。市の地域福祉をより進めるため、市や各地域を担当する生活支援コーディネーターに情報や相談をお寄せください。

令和6年度生活支援コーディネーター

*このほか、市全域のコーディネーターとして3人配置

生活支援コーディネーターの業務

生活支援コーディネーターの業務フロー図
  • 生活支援等サービスの提供状況の把握及び創出
  • 住民ニーズの把握及び生活支援等サービスとのマッチング
  • 公的機関及び民間の活動団体等関係者間のネットワークの構築
  • 民間企業や社会福祉協議会、NPO、ボランティア団体や地縁組織等の多様な担い手の活用及び担い手の養成
  • 支えあいの体制づくりに関する住民、各種団体への周知及び意識啓発
  • 公的機関及び民間の活動団体等関係者間の情報共有の推進
  • 地域包括支援センター及び地域の関係諸団体との情報共有及び連携、協働による取組みの推進のための連絡会の開催及び運営

協議体とは

 「協議体」とは、地域の支え合いを推進するため、生活支援コーディネーターが中心となって、地域住民同士、あるいは生活支援コーディネーター同士で話し合いを行う組織です。

 市は、市内全域を対象とした第1層協議体を平成31年4月1日に設置しました。現在、市内5圏域(更埴川東、埴生、更埴川西、戸倉、上山田)の地区協議体(第2層協議体)の設置と強化を進めています。

 協議体に参加するために必要な資格はありません。「地域を良くしたい」というお気持ちがある方は、ぜひ市にお問合せください。

関連資料

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この記事に関するお問い合わせ先

高齢福祉課
〒387-8511
長野県千曲市杭瀬下二丁目1番地
電話番号:026-273-1111
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