物流2024年問題解決に向けた取り組み

更新日:2024年01月12日

物流2024年問題とは

2024年4月から、トラックドライバーの時間外労働の年960時間上限規制と拘束時間の改善基準告示が適用され、労働時間が短くなることで輸送能力が不足し、物流の停滞が懸念されます。

国土交通省によると、物流2024年問題に対し具体的な対応を行わなかった場合、2024年度には輸送能力が約14%(4億トン相当)不足する可能性があるとし、その後も対応を行わなかった場合には2030年度には輸送能力が約34%(9億トン相当)不足する可能性があると指摘しています。

 

物流の停滞は、私たちの生活や経済に大きな影響を与えることから、荷主・事業者・一般消費者が一体となって取り組まなければいけない問題です。

市は、令和4年度、エネルギー価格の高騰や人手不足の影響を受けている貨物自動車運送事業者に交付金を交付するなど支援を行いました。

今後も関係機関と連携し、運送事業者、トラックドライバーの皆様の支援をしていきます。

 

事業者の皆様へ

2024年問題、人手不足、エネルギー価格高騰などの影響に対し、市では「千曲市商工業振興条例助成事業」、「千曲市中小企業融資制度」などにより事業者の皆様の支援を行っています。

「千曲市商工業制度のご案内」をご覧いただき、必要な支援策などありましたらお問い合わせください。

 

市民の皆様へ

協力をお願いします。

物流2024年問題に向けて、市民の皆様も以下の点についてご協力をお願いします。

トラックドライバーの皆様へ感謝と応援

トラックドライバーは高齢化と人手不足も深刻な状況です。また、荷積み・荷卸しのための待ち時間や作業時間の割合が長く、厳しいスケジュールの要求と長時間労働もトラックドライバーの負担になっています。

日夜、物流を支えるトラックドライバーへ感謝と応援をしましょう!

「公益社団法人長野県トラック協会」では、トラックドライバーへの応援メッセージを募集していますので、みんなで応援しましょう!

物流業界の2024年問題を考える | 長野県トラック協会 (naganota.or.jp)

知っていますか?物流の2024年問題 | 全日本トラック協会 | Japan Trucking Association (jta.or.jp)

宅配ボックスや置き配の活用・まとめ買いで配送回数の削減

ネット通販などを利用する場合は、再配達にならないよう宅配ボックスや置き配の活用、配送状況をアプリなどで確認するようにしましょう!

また、まとめ買いをすることで、配送回数を減らすようにしましょう!

 

サービスエリア・パーキングエリアなどの適正な駐車

サービスエリア・パーキングエリアなどの大型車両の駐車場所に自家用車を停めると、大型車が駐車できず困ります。適正な場所への駐車を心がけましょう!

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興課
〒387-8511
長野県千曲市杭瀬下二丁目1番地
電話番号:026-273-1111
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