インフルエンザの対策をしましょう

更新日:2024年01月25日

流行状況(2024年1月25日時点)

県は、長野県感染症情報令和6年第3週(1月15日から1月21日)で、インフルエンザの定点当たりの患者数が13.03人(定点数:88か所、患者数:1,477人)となりました。

第3週(1月15日から1月21日)の長野保健所管内では、定点当たりの患者数は12.50人(定点:6か所、患者数:75人)と、インフルエンザ注意報の基準値を超しています。

5週続けて減少していましたが、今週に入り先週よりも増加しました。引き続き「かからない」「うつさない」ように、日頃から適切なマスクの着用や手洗いうがい、手指消毒、換気などの基本的な感染予防を心がけましょう。

インフルエンザの基礎情報

症状について

一般的に、風邪は様々なウイルスによって起こりますが、普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻水、くしゃみや咳などが中心で、全身症状はあまり見られず、熱もインフルエンザほど高くはならず、重症化することはあまりありません。

一方、インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することによっておこる病気です。インフルエンザの症状は、38度以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感などの全身症状が強く、比較的急速に現れるのが特徴です。併せて普通の風邪と同じように、のどの痛み、鼻水、咳などの症状も見られ、気管支炎・肺炎・中耳炎などを併発することもあります。

また、お子様ではまれに急性脳症を、高齢者や呼吸器・心臓などに慢性の疾患を持つ方は二次性の肺炎を伴うなど、重症化することが多いので十分に注意が必要です。

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予防について

1.外出時の手洗い等

手洗いをしているイラストです。

流水・石鹸による手洗いは手指など体に付いたインフルエンザウイルスを物理的に除去するために有効な方法であり、インフルエンザに限らず、接触や飛沫感染などを感染経路とする感染症の対策の基本です。インフルエンザウイルスには、アルコール製剤(アルコール分70%以上)による手指衛生も効果があります。

2.適度な湿度の保持

加湿器のイラストです。

空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使用して適切な湿度(50~60%)を保つことが効果的です。

3.十分な休養とバランスのとれた栄養摂取

バランスのとれた食事をしているイラストです。

体の抵抗力を高めるために、十分な休養とバランスのとれた栄養摂取を心がけましょう。

4.人混みや繁華街への外出を控える

マスクを着用しようとしているイラストです。

インフルエンザが流行してきたら、特に高齢者や基礎疾患のある方、妊婦、体調の悪い方、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性がある場合には、ある程度、飛沫感染等を防ぐことができる不織布製マスクを着用することは一つの防御策です。

5.室内ではこまめに換気をする

換気をしているイラストです。

季節を問わず十分な換気が重要です。

一般家庭でも、建物に組み込まれている常時換気設備や台所・洗面所の換気扇により、室温を大きく変動させることなく換気を行うことができます。常時換気設備や換気扇を常時運転することで最小限の換気は確保できます。

窓開けによる換気は、対角線上にあるドアや窓を2か所開放すると効果的な換気ができます。また、窓が1つしかない場合は、部屋のドアを開けて、扇風機などを窓の外に向けて設置しましょう。

6.流行前のインフルエンザワクチン接種

インフルエンザの予防接種をしているイラストです。

インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化防止に有効とされえています。

日本ではインフルエンザは例年12月から4月に流行し、例年1月末から3月上旬にピークを迎えます。接種を希望する方は、お早めにワクチン接種を終えることが望ましいと考えられます。

インフルエンザのワクチン接種の助成について

千曲市では、下記の対象の方にインフルエンザワクチン費用の助成を行っています。詳しい内容は下記URLをご覧ください。

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小・中・高校生の方はこちら

外部サイト

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