がん検診の申し込み方法

更新日:2024年04月01日

がん検診の申し込み方法

がん検診を申し込める方…加入している医療保険に関係なく、全市民が申し込むことができます。ただし、年齢や性別によっては該当しない検診 もあります。

申し込み方法…次の1~3のいずれかの方法により申し込んでください。

 

1. 申し込みハガキによる申し込み:毎年1月に、全世帯へ検診申し込みのためのハガキを送付しています。返信ハガキに、受診を希望する 検診に丸をつけて返信してください。

2. インターネットによる申し込み:千曲市公式ホームページからパソコンや携帯電話により申し込みができます。(1~3 月のみ)

3. 電話での申し込み:申し込みハガキの提出期限終了後に検診の受診を希望する場合は、下記の問い合わせ先までご連絡ください。ただし、 定員に達した検診は、申し込みを断らせていただく場合がありますので、ご了承ください。

がん検診の結果について

 検診の結果は、約1~2 ヵ月後に郵送で送付します。精密検査が必要と書かれていても「精密検査=がん」ではありません。「念のためにもう少し 検査をしましょう」という意味ですので、早めに医療機関で受診しましょう。

がん検診の受診間隔

がんの早期発見のためには、定期的な検診受診が大切です。胃・大腸・肺・前立腺・乳房(超音波)がん検診は年に1回、子宮・乳房(マンモグラフィー)検診は 2年に1回受けましょう。「今年は異常なかったから次は 3 年後にしよう」と自己判断せずに、定期的に受けることが大切です。

がんの知識

各種がん検診

(注意)各がん検診の対象者の年齢は、その検診を実施する年度末(3月31日)時点での年齢になります。

胃がん(バリウム)検診

実施期間

6・7月

対象者

30歳以上の人

検査を受けられない人
  1. 食道、胃、十二指腸の手術をしたことがある人((胃の内視鏡治療(EMR、ESD)も含む)
  2. 人工肛門を造設している人 ・酸素吸入をしている人
  3. 腎疾患(人工透析)や心疾患などで水分制限のある人
  4. 過去にバリウム検査で誤嚥をしたことがある人・アレルギー症状が出た人
  5. ひとりで立てない人や、仰向け腹ばいなどができない人
  6. 体重が 130キログラム以上ある人
  7. 1 年以内に消化器(小腸、盲腸、大腸、胆のう、すい臓、肝臓)の手術をした人
  8. 2 ヶ月以内に大腸のポリープを切除した人
  9. 1年以内に脱腸、腸閉塞、腸捻転になった人
  10. 1年以内に心疾患や脳血管疾患を発症した人
  11. 胃腸の病気で治療中、経過観察中の人(大腸憩室炎含む)
  12. 妊娠中、妊娠の可能性のある人
  13. 問診時血圧測定で収縮期 180 mmHg 以上、または拡張期 110 mmHg 以上ある
  14. 高度便秘症の人
  15. 検査当日に食事や喫煙をした人や、当日の朝にインスリン注射や血糖降下薬を服用した人
  16. 認知症と診断されている人(下剤の飲み忘れの可能性があるため主治医の許可が必要です。)
検査方法

胃部 X 線検査…バリウム(造影剤)と発泡剤(胃を膨らませる薬)を飲み、X 線で胃の形や粘膜を観察する検査です。検査は 検診車の中で実施します。まずバリウムと発泡剤を飲み、次に体の方向を変えながら7~8枚の X 線写真を撮ります。検査後には、バリウムを体外に排泄するための下剤を飲みます。

(注意)当日受付で下剤を配ります。検診終了後、早めに飲んでください。2 日以上大便がない場合は、医療機関を受診してください。

検査を受けるには
  1. 事前に申し込みをしてください。申し込んだ方には、後日市から検診日時、詳しい説明を記載した検診票を送付します。
  2. 検査前日は夕食後から絶食し、当日の検査が終わるまで飲食できません。

胃がん(内視鏡)検診

実施期間

8月~10月

対象者

50歳以上の偶数年齢の人

検査を受けられない人

1.妊娠中、妊娠の可能性のある方

2.胃を全部切除されている方

3.胃の病気で治療中の方や症状のある方

(定期的に経過を見ている方も含む)

4.重篤な疾患があり、内視鏡の検査ができない方

検査方法

胃に内視鏡(カメラ)を挿入し、内部を撮影しながら粘膜の状態や病変を詳細に確認します。

(注意)実施医療機関は、千曲市・坂城町の指定医療機関となります。

検査を受けるには

事前に申し込みをしてください。申し込んだ方には、後日市から詳しい説明等を記載した検診票等を送付します。

大腸がん検診

実施期間

6・7月(胃がん検診と同じ会場で実施します)

対象者

30歳以上の人

検査を受けられない人
  1. 痔疾患を含め、既に出血症状のある方(検診を待たずに、すぐに医療機関を受診してください)
  2. 生理中の人
  3. 胃検診受診後(2~3日間くらいは白いバリウムの便が出るため。白い便が出なくなってから採便してください。)
検査方法

便潜血反応検査(2日法)…検査容器に便を採取し、検診会場で提出します。がんやポリープなどの大腸疾患があると、大腸内に出血することがあるので、便の中の血液の有無を検査します。

検査を受けるには

事前に申し込みをしてください。申し込んだ方には、後日採便の容器などを送付します。事前に2日分の便を採取し、指定された会場へ時間内に提出してください。

肺がん検診

実施期間

11・12 月

(注意)肺がん CT 検診を受診する方は、今年度の結核検診(胸部 X 線)を受診する必要はありません。 

対象者

40歳以上の人

検査を受けられない人

妊娠中または妊娠の可能性のある方

検査方法

CT 撮影…丸いトンネルのような装置が胸部の周囲をらせん状に回って撮影します。CT 検査は、胸部 X 線写真よりも小さながんが発見できます。また、心臓の影など胸部 X 線では見えにくい部分のがんを見落とす可能性が低くなります。

検査を受けるには

事前に申し込みをしてください。申し込んだ方には、後日市から検診日時、詳しい説明を記載した検診票を送付します。検診当日は、検診車の中で CT 撮影をします。

子宮頸がん検診

検診の種類について

車検診と施設検診の2種類の検診があります。

  1. 車検診…市内の公民館や保健センター等に検診車が来て、検診車の中で検査を行います。
  2. 施設検診…市指定の婦人科施設へ受診者が行き、検査を受けます。
実施時期

車検診:9~11 月、施設検診:8月~翌年1 月

対象者

20歳以上の女性

検査を受けられない人
  1. 子宮全摘出手術を受けた人(子宮頸部が残っている場合は対象)
  2. 当日生理中の人
  3. 開排制限があり、診察姿勢をとれない人
  4. 性交渉の経験がない方(リスクがないため、該当者から外れます)
検査方法

細胞診…車検診・施設検診ともに、婦人科の医師が子宮頸部(子宮の入口の部分)の粘膜を専用のブラシや綿棒などで採取し、がん細胞の有無やがん細胞の種類(組織型)を調べる検査です。検査自体は短時間です。多少の痛みがある場合があります。少し出血するかもしれませんので、おりものシートか生理用ナプキンがあると便利です。

検査を受けるには

事前に申し込みをしてください。申し込んだ方には、後日市から検診日時、詳しい説明を記載した検診票を送付します。

乳がん検診(超音波検診)

実施時期

5・6月

対象者

20~39歳、75歳以上の女性

検査を受けられない人
  1. 乳がんの手術を温存療法で行った人
  2. 乳がんの手術を全摘出術で行ったが、術後10年未満の人
  3. 乳房の疾患で治療中、又は経過観察中の人
  4. 豊胸手術(脂肪注入や注射も含む)をした人
  5. 乳房に明らかなしこりを触れる、乳頭からの分泌物がある、乳頭に湿疹様の変化がある人(医療機関を受診してください)
  6. 妊娠中または妊娠の可能性のある人
  7. 授乳中の人
検査方法

超音波を出す器具を直接乳房に乗せて動かし、映し出された画像により診断を行います。超音波は手で触れただけでは判別しづらいしこりを発見することができます。痛みはありませんが、乳がんの初期症状のの1つである微細石灰化は発見しにくいのが欠点です。マンモグラフィーが苦手とする乳腺密度の高い乳房でも写しやすいのが特徴で、若い女性など乳腺が発達した方に適した検診です。

検査を受けるには

事前に申し込みをしてください。申し込んだ方には、後日市から検診日時、詳しい説明等を記載した検診票を送付します。

乳がん検診(マンモグラフィー)

検査の種類について

車検診と施設検診の2種類の検診があります。

  1. 車検診…市内の公民館や保健センター等に検診車が来て、検診車の中で検診を行います。
  2. 施設検診…市内の千曲中央病院にて受診者が予約をして受けていただきます。
検査時期

車検診 4 月 ・施設検診 8 月~翌年 1 月 

対象者

本年度40~74歳の偶数年齢の女性

検査を受けられない人
  1. 乳がんの手術を温存療法で行った人
  2. 乳がんの手術を全摘出術で行ったが、術後10年未満の人
  3. 乳房の疾患で治療中、又は経過観察中の人
  4. 豊胸手術(脂肪注入や注射も含む)をした人
  5. 乳房に明らかなしこりを触れる、乳頭からの分泌物がある、乳頭に湿疹様の変化がある人(医療機関を受診してください)
  6. 乳房内に脳ペースメーカー、心臓ペースメーカー、CVポート等人工物が入っている人
  7. 妊娠中または妊娠の可能性のある人
  8. 授乳中の人
検査方法

乳房専用のレントゲンであるマンモグラフィーにより、乳房を X 線撮影します。専用の撮影装置を使い、乳房を透明のプラスチックの板に挟んで撮影します。がんなどの異常があると、その写真にはしこりの影(腫瘤陰影)や白い粒(石灰化)として写ります。触 っても分からない小さながんを発見するのに威力を発揮します。

検診を受けるには

事前に申し込みをしてください。申し込んだ方には、後日市から検診日時、詳しい説明等を記載した検診票を送付します。

前立腺がん

実施時期

11月

対象者

50歳以上の男性

検査方法

血液検査により血中の PSA(前立腺特異抗原)と呼ばれる腫瘍マーカーを測定します。

検査を受けるには

事前に申し込みをしてください。申し込んだ方には、後日市から検診日時、詳しい説明を記載した検診票を送付します。検診当日は、会場で採血を行います。

この記事に関するお問い合わせ先

健康推進課
〒387-8511
長野県千曲市杭瀬下二丁目1番地
電話番号:026-273-1111
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