武水別神社神官松田邸広場に旧八幡ハイヤーの看板を設置・展示しています。

更新日:2024年04月22日

現在、武水別神社神官松田邸の広場となっている場所には、かつて「八幡自動車合資会社」(通称:八幡ハイヤー)の車庫・整備工場がありました。

八幡ハイヤーは、大正9年(1920)に更級郡更府村(現長野市信更町)の新井幸之助により創業され、川中島自動車との合併を経ながら、平成24年(2012)まで乗用貸切自動車事業(ハイヤー事業)を行っていました。

現在のように自家用車がまだ普及していなかった時代に、八幡ハイヤーは、八幡と屋代・稲荷山・姨捨・上山田とを結ぶ交通機関として、地域住民にとって欠かせない移動手段でした。また、屋代駅から武水別神社への参拝客にも利用され、八幡地域の賑わいに大きな役割を果たしました。

千曲市教育委員会では、平成20年(2008)に車庫・整備工場を解体するにあたり、建物に掲示されていた事業名「貸切自動車」、社名「八幡自動車会社」、電話番号「電話三四番」の看板部分を切り取り保存してきましたが、このたび、八幡ハイヤーの跡地である武水別神社神官松田邸広場に看板を設置・展示しました。

看板は、縦約1.4メートル、横約6メートルの巨大なもので、文字が右から左に書かれているので戦前に製作されたことがわかります。ぜひ間近でご覧いただき、その迫力を体感してみてください。

武水別神社神官松田邸広場に展示している旧八幡ハイヤーの看板

武水別神社神官松田邸広場に設置・展示している旧八幡ハイヤーの看板

解体前の八幡ハイヤーの車庫・整備工場

解体前の八幡ハイヤーの車庫・整備工場(現在の武水別神社神官松田邸広場)

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